5秒で見抜く!新鮮な豚バラ肉の選び方
「どれを買おう」と迷ったときは、まず色とツヤをチェックしましょう!
豚肉の赤身は、少し灰色がかった淡いピンク色。「ちょっと色薄くない?」と感じるくらいが新鮮な証拠です。逆に濃い赤色や黒っぽいものは避けましょう。
脂身は白か乳白色のものを選ぶのがおすすめ。くすんだり黄色っぽくなったりした脂身は、臭みや雑味の原因になるので買わないようにしてくださいね。
そして意外と見落としがちなのがツヤ。新鮮な肉は表面がみずみずしくツヤツヤしていますが、鮮度が落ちるとパサついてきます。
【新鮮な豚バラ肉を見分けるチェックリスト】
・赤身が淡いピンク色
・脂身は白か乳白色
・表面にツヤがありみずみずしい
旨みが流出!?赤い液体に注意
パックの底に赤い液体(ドリップ)が溜まっているものは要注意です!
これは冷凍や解凍の過程で肉の細胞が壊れ、水分と一緒に旨みや栄養が流れ出してしまった状態。ドリップが多い肉は、どうしてもパサつきやすくなります。
さらにこのドリップが空気に触れると、臭みや雑味の原因に。細菌が繁殖しやすくなり、食中毒のリスクも高まってしまいます。
もし気づかずに買ってしまったときは、キッチンペーパーで拭き取ってから調理するのがおすすめ。臭みが取れておいしく食べられますよ。
最難関!「脂身」と「赤身」のバランスの見極め方
豚バラ肉選びで一番難しいのが「脂身多すぎ問題」。ちゃんと選んで買ったつもりなのに、いざ開けてみたら失敗……というトラップが意外と多いんです。
スライス肉とブロック肉にわけて、それぞれの見極め方をご紹介します!
スライス肉は「赤身多め」で失敗回避
まずはパック全体をざっと見て、脂身と赤身の割合が1:1くらいのものを探しましょう。
とはいえ、こま切れや切り落としなどは、重なって見えない部分のほとんどが脂身だったなんてことも。
判断が難しいときは、迷わず赤身多めをチョイスするのがおすすめ!脂身ばっかりでガッカリするリスクを減らせます。
きれいに並べられているものは、一番上に見えている肉の断面をよく見てみるのもポイント。
赤身と脂身がしっかり層になっていれば、下の肉も同じようなバランスで入っている確率が高いですよ。
ブロック肉はいろんな角度からチェック!
数年前、ほぼ赤身部分がない豚バラブロック肉の写真がSNSに投稿され、大きな話題になったのを知っていますか?
25万を超えるいいねが付き「同じことがありました」「パックに入ってて見えないようになってて、案外気付かないですよね」と共感のコメントが続出していました。
悲しいことにパック詰めの仕方によっては、上から見ただけでは判断が難しい場合があるんです。
脂身の部分が下に隠れている場合もあるので、横からも観察するのがおすすめ。
「脂身→赤身→脂身→赤身」と層になっているかをしっかりと確認してくださいね。
家に帰って開けてみてあまりにも脂身が多かった場合は、スーパーに連絡して返品や交換をしてもらいましょう。
「もう一回スーパーに行くのは面倒くさい」「交換するほどでもない」なんてときは、うまく活用する方法もあります。
脂身を細かく刻んでじっくり炒めれば、自家製ラードに大変身。このラードで野菜炒めやチャーハンを作ると、いつもの料理がワンランクアップしますよ。
豚バラ肉選びのプロに
見分け方のコツを知っていれば、ガッカリすることは少なくなるはず。
スーパーで選ぶときは「色」「ドリップ」「赤身と脂身のバランス」の3つをチェックしてみてください!