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「いつ引っ越す?」夫のためにマイホームを建てた私→もう引っ越したけど?ワケを告げると…夫大混乱!

いつもお願いばかりの夫。私より収入が少なく、欲しいものがあると「あれ買って」「これ買って」と止まりません。今回は、なんとマイホームをおねだり。私もいずれは欲しいと思っていたので、ある条件付きで承諾することに……。

夫は無駄遣いが多く、家事もほとんどしません。欲しいものがあって、私に何かをおねだりするときだけは手伝うのですが、長続きしないのです。

 

マイホームを建ててもすぐ汚れてしまっては残念。そのため私は条件として、夫が『家のことをきちんとやる』と約束してくれるならマイホームを建ててもいいと伝えたのです。すると夫は「これからは変わる」と約束してくれたので、私はその言葉を信じて、土地探しを始めました。

 

マイホームの完成を心待ちにする夫

以前は家に興味がなかった夫が急に欲しいと言い出したことに、私は少し不思議に思いました。理由を尋ねると、「君の出張中、ひとりでいるのが寂しいから」と言うのです。私がいない間もお気に入りの家で楽しく過ごせれば、留守番も苦じゃなくなる、と言います。

 

夫の言葉に少し違和感を覚えましたが、今住んでいるマンションが手狭なのも事実。将来を考えると、広い家に引っ越すのは悪くない選択です。夫は家の完成が待ちきれない様子で、毎日のように建築中の家を訪れては、完成後の想像を膨らませていました。

 

そして約1年後、ついに念願のマイホームが完成しました。

 

「念願のマイホームがついに完成したな!」
「引っ越しはいつにしようか?」

大興奮の夫とは対照的に、私は落ち着いていました。そして、こう告げたのです。


「もう引っ越したけど?」


「は?」
夫は冗談だと思ったようですが、私は本気です。マイホームは私の単独名義で、費用も私の独身時代の貯金から負担しました。私は自分の荷物を運び終え、すでに生活を始めていたのです。

 

一緒に引っ越さなかった理由

私は夫を置いて、先にひとりで引っ越しました。夫には「引っ越し費用は各自で払おう」と伝えてあります。もちろん、お金のない夫にそんな余裕はありません。どうするのかと思いきや、夫は自分の荷物は元の家に放置したまま、私を説得するため手ぶらで新居にやって来ました。

 

「まずは君の荷物の片付けを手伝うよ! だから俺の引っ越し代をなんとかお願い! とりあえず家に入れてくれ!」
インターホンを鳴らされましたが、私が対応しなかったため、夫から連絡がありました。しかし、私は鍵を開けませんでした。

 

「家事をちゃんとするって約束、守れなかったわよね?」
家事をサボりがちだった夫を責めると、「それくらいで離婚する気か!」とあきれる夫。しかし、私が夫を新居に入れない理由は別にあります。夫は不倫しているのです。夫がマイホームを欲しがったのは、不倫相手にいい顔をしたいから。

 

ある日、私が早く帰宅すると、家から見知らぬ女性が出てくるのを目撃しました。それをきっかけに、私は探偵を雇い、夫の行動を調査しました。私の出張中、夫と不倫相手は何度も私の自宅で密会を重ねていたのです。建築中の新居も、デートがてら頻繁に訪れていたようでした。

 

夫にとって、私は便利な財布かATMなのでしょう。不倫相手には私のことを『口うるさいババア』と愚痴っていたことも、すべて証拠は揃っています。

 

絶対に、足を踏み入れさせない!

すべての事実を突きつけると、夫は顔面蒼白に。それでも「彼女とは遊びだった! 本当に愛しているのは君だけ! すぐに別れるから離婚はしたくない」と見苦しく言い訳を始めました。

 

夫は「ひとりで大きい家に住むのは寂しいだろ?」と、猫なで声で私に媚びてきますが、私の心は一切揺らぎません。夫の裏切りを知ったあの日から、もう愛情など一欠片も残っていないのです。「この家は私の財産。今後のことは弁護士を通して話して」そう冷静に告げると、夫はなすすべもなく立ち去りました。

 

離婚のために私は、すでに弁護士を立てていました。夫の不貞行為に対する慰謝料をきっちり請求し、離婚成立。結局、夫は不倫相手の元へ転がり込んだようですが、慰謝料の支払いで困窮した二人の関係がうまくいくはずもなく、すぐに破綻したそうです。

 

離婚後、私は田舎から母を呼び寄せ、2人でマイホームで暮らし始めました。日当たりの良いリビングでうれしそうにお茶を飲む母は、『こんな素敵な家で暮らせるなんて夢みたい』と目を輝かせています。その笑顔を見て、私はこの家を建てて本当に良かったと心から思っています。

 

◇ ◇ ◇

 

マイホームは、家族が幸せに暮らすための場所です。不倫相手との密会の場所にするために妻に家を建てさせるなんて、言語道断。自業自得の結末を迎えた夫には、大いに反省してもらいたいものですね。

 

【取材時期:2025年8月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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