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弟から「予定日は3カ月後だよ!」私「え?今、妊娠3カ月でしょ?」⇒計算が合わないのはなぜ…真実は

弟から突然「今、忙しい?」と連絡がありました。私は「まあ、ぼちぼちかな」と返しながら、何かあったのかと心配になりました。すると弟は「実は……、◯◯(義妹の名前)が妊娠したんだ!」と告げてきたのです。私は驚きつつも、「本当!?おめでとう!」と喜びの気持ちを伝えました。すると弟は続けて……。

弟からの突然のお願いに悩んだ結果

「お願いがあるんだ」と弟が切り出しました。弟の妻である“義妹”の体調が心配なので、しばらく家事を手伝いに来てほしいというのです。そのとき、最初に「忙しい?」と聞かれた理由を理解しました。私は「大丈夫だよ。電車1本で行けるし、週に何回かなら通えると思う」と伝えると、弟は安堵したように「助かる」と言いました。

 

ただ、私は少し不安も抱いていました。妊娠中は些細なことが気になるものですし、まだ数回しか会ったことのない私が頻繁に出入りするのは、義妹にとって負担ではないかと感じたのです。そのことを口にすると、弟は「姉ちゃんが来てくれたらうれしいって言ってるよ」と笑いながら答えました。その言葉に安心し、「それなら大丈夫。いつから行けばいい?」と尋ねました。


弟は「できれば明日」と言いましたが、私は「それは急すぎる」と返しました。私はフリーランスとはいえ予定もあり、最短でも来週になると伝えました。すると弟は、「食欲がなくて、俺の料理はおいしくないって言われて……栄養のあるものを作ってほしい」と本音を漏らしました。親は遠方に住んでいて頼れない状況です。


その話を聞き、私は気持ちを固めました。「わかった。明日は簡単な食事と掃除だけして帰るから。それでもいい?」と提案すると、弟は「それだけでも十分助かる」と言ってくれました。私は「了解。じゃあ明日はよろしくね」と返し、弟夫婦の新しい生活を少しでも支えようと心に決めました。
 

「早く来て!」強引すぎる義妹の要求とは

ある日の午後、義妹から「お義姉さ~ん、今日は何時に来るの?」とメッセージが届きました。私が「15時くらいになりそう」と返すと、すぐに「おそ。おなか空いたんだけど」と返信が。私は慌てて「昨日作った作り置きとか食べておいてくれるかな?」と提案しましたが、義妹は「冷凍庫のやつでしょ?あれ食べたくない。気分じゃないの」と突っぱねます。


この日は急ぎの仕事が入っていて、すぐに向かえず……。「ごめんね、今日はまだ行けないんだ。急ぎの仕事があって」と説明すると、義妹は「じゃあ、あと3時間おなかを空かせておけってこと?私妊婦なのに……お義姉さんひどい」と責めてきます。

 

「私も家で仕事をしているし、いつでも時間があるわけじゃないんだよ」と伝えますが、義妹は「仕事はあとにして、先にうちへ来てって言ってるの!いいから早く来て」と強い口調で迫ってきました。


「そう言われても……」としか返せない私に、義妹は「もし、おなかの子になにかあったらお義姉さんのせいだからね?30分だけ待ってあげる。過ぎたら夫と離婚するから」と言い放ったのです。「離婚!?本気で言ってるの?」と驚く私をよそに、義妹は「はい、スタート。もう時間計ってるからね?早く家出たほうがいいよ」と軽い調子で告げてきました。私はスマホを握りしめたまま、どうすればいいのか途方に暮れ……。

 

 

妊娠3カ月!?私の胸によぎった不安とは

先日、義妹から「早く来て」と急かされた日、私は急いで義妹宅へ向かい料理を用意しました。その後すぐ自宅に戻り、なんとか急ぎの仕事を納品し……どうにか間に合わせることができました。それ以降は大きなトラブルもなく通っていますが、ひとつ気になることがあり、弟にLINEをしました。

 

「ねえ、今って妊娠3カ月なんだよね?もしかして双子だったりする?」と尋ねると、弟は「いや、ひとりだよ」と笑って答えました。私は「◯◯ちゃん(義妹の名前)って細身だからかな、おなかがすごく目立ってる気がして……」と打ち明けました。弟も「そうなんだよ、すごい出てるよな。俺たちも、どれくらい大きくなるんだろうって話してるんだ」と笑い混じりに返してきました。

 

私は医者でもないのに余計なことかもしれないとためらいながらも、「病院にはちゃんと行ってるんだよね?」と確認しました。すると「当たり前じゃん。順調だって言われてるよ」と返ってきて、少し安心しました。

 

その後、もうひとつ気になって聞いてみました。「体調は良くなったかな? 元気そうに見えるから、もうお手伝いは要らないかなって……」すると弟は「あと少しだけ頼むよ。来月に入ったら俺もフォローできそうだから」と言いました。「じゃあ来月からは行かなくていいのね?」と確認すると、「多分大丈夫だと思う。だからそれまでよろしく!」とのこと。弟夫婦の力になれるのは今だけだと感じ、もう少し支えてあげようと心に決めました。

 

妊娠3カ月なのに…あと3カ月で出産?

ある日、弟から「今日の訪問はなしで」と連絡がありました。理由を尋ねると、義妹が妊婦健診を忘れていて、今まさに産婦人科に行っているとのことでした。弟は興奮気味に「あと3カ月かぁ、早いよな」としみじみ言いました。


「あと3カ月って?」と尋ねると、弟は「出産予定日だって。もうすぐ子どもが生まれるんだ!」と笑顔で答えました。私は思わず言葉を失いました。今は妊娠3カ月のはずなのに、3カ月後に出産とは普通に考えればあり得ない話です。問い直すと、弟は「そうだけど……あ、あと少しで4カ月目だから」と軽い調子で言いました。


私は「いやいや、4カ月目でもおかしいのよ。赤ちゃんは“十月十日”で生まれるの」と説明しました。弟は「とつきとおか…?」と初めて聞くような反応を見せ、妊娠について驚くほど知識が乏しいことがわかりました。さらに話を詰めていくと、弟は5カ月前まで海外出張で家を空けていたと言います。つまり、もし本当に3カ月後に出産するのなら、その子は弟の子ではない計算になるのです。

 

弟は「頭が追いつかない」と繰り返し、混乱しながら深く落ち込んでいました。そんな弟に私は「一度、私の家に来てほしい」と伝えました。

 

 

義妹の本性が明らかに…夫と義妹は

しばらくしたある日、義妹から「お義姉さん、今日来るときにパック買ってきて。ヒアルロン酸たっぷりのやつね。安いのじゃ嫌だから」とメッセージが届きました。あまりに当然のような要求に驚き、私はその場にいた弟にスマホを見せました。弟はすぐに「姉ちゃんはお前の奴隷じゃない」と返信。義妹は一瞬怯んだように沈黙し、「え、なんで……?仕事は?」と狼狽しました。私たちが一緒にいるとは思っていなかったようです。

 

弟は続けて「こんな状態で仕事なんてできない」と言いました。義妹は慌てて「違うの、ふざけただけ、ノリだった」と取り繕いましたが、弟は「苦しい言い訳だ」と一蹴。これまで義妹が私を家事要員のように扱い、暴言を繰り返してきたことを私は弟に打ち明けたのです。

 

そして弟は義妹に「離婚しよう」と切り出しました。義妹は必死に「妊娠中でホルモンバランスが崩れていたから」「寂しかったから」と謝罪や言い訳を重ねましたが、弟は冷静に「子どもは俺の子じゃない」と告げました。義妹が不倫をしていた事実が明らかになったのです。

 

証拠もそろっていました。義妹が弟の出張中にアプリで不倫相手と知り合い、関係を持っていたことが判明したのです。義妹は泣いてすがりましたが、1カ月後には弟と義妹の離婚が成立。おなかの子に罪はないため、義妹は実家に戻り育てることにしたようです。不倫相手と再婚するかは分かりませんが、弟はその相手にも慰謝料を請求したと聞きました。

 

まさかの出来事に、私も弟も大きなショックを受けました。それでも、これからは前を向いて進んでいきたいと思っています。

 

◇ ◇ ◇

 

弟は仕事が忙しく、妊娠について十分な知識がないまま過ごしていたのかもしれませんが……姉が違和感に気づいてよかったです。最終的に誰もが不幸になるような不誠実な行動は避け、常に先のことまで考えて行動することを心がけたいですね。

 

【取材時期:2025年8月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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