いつものように登校したはずの娘がまさかの帰宅→詳しく話を聞いてみると……!?
小学5年生の娘がいつものように学校へ向かいました。しかし、 家を出てから10分ほど経ったころ、娘が家に戻ってきました。娘が 「お母さん、知らない男の人が…ついてくる…」 と話してくれ、その震える声に、心臓が凍りつきました。
詳しく聞くと、家を出て数分後、後ろからついてくる男性の視線を感じたというのです。最初は気のせいかと思い、そのまま歩き続けたのですが、曲がり角を何度曲がっても、距離をとってついてきたそうです。 年齢は40歳くらい、黒いジャケットにジーンズ姿。 帽子を深く被り、顔がよく見えなかったそうです。 怖くなった娘は、少し速足になってもそれでも男は同じペースでついてきたそうです。
途中で、学校に行くのを諦め、遠回りして、家に帰ってきてくれたようでした。 娘は無事でしたが、泣きそうな顔で「怖かった…」 と言い、小さな手が震えていたのです。その後、警察にも相談し、周囲の防犯カメラの映像を確認してもらうことにしました。それ以来、娘には登校班の友達と一緒に登校するようにお願いしました。 何もなかったとはいえ、もしものことを考えると、今でもぞっとします。 親として、子どもの安全を守ることの大切さを、改めて痛感した出来事でした。
著者:立花 千鶴/40代女性・主婦/1人娘を育てる母。過去には医療事務に従事していた。特技は図工関係(絵・工作等)
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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登校中に不審な人物から視線を感じ、娘さんもきっと怖かったことでしょう。まずは何事もなく無事で、本当によかったです。朝から怖い思いをした娘さんに寄り添い、優しく話を聞いてあげたお母さんの存在は、大きな安心につながったはずです。登下校中の危険は、低学年だけでなく高学年になっても潜んでいます。日頃からできる限りの安全対策を心がけ、子どもたちが安心して通学できる環境を整えていきたいですね。
続いてのお話は、入学したばかりのお子さんの登校にまつわるエピソードです。お友だちと一緒に登校していたら、友だちがまさかの仰天行動に……!?
登校中にママ友の子どもがまさかの行動→悩んだ末にママ友に状況を伝えると……!?
長男が小学校に入学し、同じ幼稚園だった近所の男の子のお友だちと一緒に登校することになりました。登校初日は、私もママ友も子どもたちに付き添いをしました。そして、長男が希望したこともあり、1週間は登校に付き添うことをママ友に伝えました。するとママ友は「私は明日から行かないから、うちの子も一緒に付き添いしてもらえる?」 とお願いしてきたのです。私は少し戸惑いましたが、これからの付き合いを考えると断れず引き受けることに。
登校初日はママ友に注意をされると素直に言うことを聞いていたママ友の子どもは、翌日以降やんちゃに……。道に落ちている石を投げようとしたり、畑に入ってしまったりするママ友の子どもを、私は必死に注意しました。やさしく注意してもあまり聞いてくれず苦労する私。一方長男は問題なく登校できていて、私は完全にママ友の子どものいたずらを阻止するために付き添っている状態でした。
しかし、自分の子どもの様子にまったく気付いていないママ友。私は悩んだ末に、ママ友に「ちょっと言いにくいんだけど、実は…… 」と、子どもの様子を伝えました。するとママ友はとても驚き、「迷惑かけちゃったみたいでごめんね」 と謝ってくれたのでした。
その後はママ友も一緒に付き添い、やんちゃな行動が見られたときにはママ友から注意するように。その甲斐もありママ友の子どものいたずらはなくなり、長男と2人で安全に登校できるようになったのでした。ママ友に話すことを悩んだ私でしたが、結果的に打ち明けてよかったと感じた出来事でした。何かトラブルがあったとき、特に子どもの安全にかかわるときなどは、遠慮せずにママ友に事情を話して理解してもらうことが大切だと学んだ私。現在もママ友とは良い関係を築けています。
著者:水沢 雫/30代女性/2016年生まれの男の子と2020年生まれの女の子の2児の母で、夜勤ありの夫と4人暮らし。アパレル販売員の経験があり、ファッションやショッピングが趣味。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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小学生になったばかりのころは、学校までの道を一緒に歩いて見守る親御さんも多いですよね。今回のケースは、今後も長いお付き合いになるかもしれない相手だったので注意しづらい場面だったと思いますが、ママ友が理解のある方で本当によかったです。ママも忙しい毎日ですが、1年生になったばかりの時期や、子どもが不安を感じているとき、さらにトラブルが起きていると分かったときには、登下校に付き添って様子を見守ることも大切かもしれませんね。
最後のお話は、小学1年生の娘さんの登下校中に起こったエピソードです。GPSを持たせていたのですが……!?
娘の登校のためにGPSを持たせることに→しかし持たせたせいでまさかの事態に……!?
長女が小学1年生になったばかりのときの話です。娘の通う小学校は、車通りの多い道路に面した通学路で、自宅から片道30分かかる距離でした。少し不安はありましたが、友だちと一緒に登下校するので、下校予定時刻ごろになるとスマホで娘のGPSの位置を検索してみるのが日課となっていました。
ある日いつものようにGPSの位置情報を見ていると、ゆっくり歩いているようであまり変化がありません。そこで、5分くらい経ってから改めて確認してみると、まださっきと場所が変わっていないのです。GPSの誤差かもしれないと思い、今度は10分待って再確認するも変化なし。だんだん私は「GPSを落としたんじゃないか」「けがをした?」「事故?」と悪い方にばかり考えるように……。
心配になった私は、GPSの示している場所へ自転車で向かいました。5分ほどで到着しましたが、近くに娘もGPSの端末も見当たらず、あたりを20分くらいグルグル走り回りましたが一向に見つかりません。娘が姿を消した!? と焦りましたがわれに返り、もう一度GPSを見てみると……。なんとGPSは自宅の場所を示しているではありませんか! 私は急いで自宅に戻ることに。すると、娘は無事に帰っており「おかえりー」とのんきな笑顔でお出迎え。状況を飲み込めない私が玄関に立ち尽くしていると、娘が「今日は友だちと違う道から帰ってきたよー」と言うのです。どうやら、GPSが動いていなかった時間は、友だちと草をいじったりおしゃべりをしたりして立ち止まっていたそう。そして、私が探しに向かっていたときには、すでに別の道から家に帰っていたのだとか。
私の悪い想像が杞憂に終わってよかったものの、娘には通学路から外れないで帰ってくるよう改めて教え、私がどんなに心配したかも伝えました。それを聞き、娘は反省したようで「ごめんね」と言ってくれたのでした。信じられないような事件や事故が起こる昨今。娘の登下校を安心して見守るために用意したGPSで、こんなにも振り回されることになるなんて……。いざというときのためにGPSは持たせ続けるつもりですが、一旦冷静になって考えることも重要だと学んだ出来事となりました。
著者:海津さとみ/30代・ライター。プチ反抗期中の10歳の長女と、おませでしっかり者の5歳の次女を育てるシングルマザー。離婚を機に移住し、新たな環境での子育てに悪戦苦闘しながらも、自分たちらしい家族のカタチを目指す日々を送っている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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お子さんがきちんと学校へ通えているのか、無事に帰ってきているのか、親としてはどうしても心配になりますよね。GPSを持たせていれば安心できることもありますが、今回のように思わぬ行き違いが起こることもあります。そんなときこそ、親が冷静に状況を判断し、落ち着いて対応することが大切ですね。
今回は、子どもの登下校でのエピソードをご紹介しました。小学生になると、一人で行動する場面がぐっと増え、親としては心配が尽きない時期でもあります。だからこそ、子どもを信じながらも、交通安全や不審者に関する情報を一緒に確認したり、ときには登下校に付き添って様子を見守ったりと、そのときの状況に合わせた見守りが大切ですね。