マッチングアプリで医師男性と交際に発展
「そろそろ結婚を前提に付き合える彼氏が欲しいな……」。しばらく恋愛から遠ざかっていた当時28歳の私は、思い切ってマッチングアプリに登録しました。
すると驚いたことに、4歳年上の男性医師とマッチ。彼は「R」といって、さわやかな好青年でした。連絡先を交換して1週間後にはRからデートに誘われ、デートではとても楽しい時間を過ごせました。
「彼といるとホっとする」と感じたこともあり、そのままトントン拍子に交際をスタートさせることとなったのです。
女子会で恋バナ中に衝撃事実が発覚!
順調にデートを重ねて、私はRに夢中になっていきました。彼の医師というスペックにも魅力を感じていて「結婚したら、玉の輿確定よね!」なんて、脳内お花畑状態になっていたのも事実です。
そんなある日、学生時代の友だち「F子」とお茶をすることになりました。F子も最近、マッチングアプリで知り合った男性とデートの予定をセッティング中だそうです。「お互いに恋も順調みたいで良かった!」と幸福な気持ちに浸りながら、私はF子に「これが私の彼よ」と言って、Rの写真を見せました。
するとその瞬間、F子の顔が曇りました。「どうしたの?」と問いかけると、F子の口から予想外の言葉が飛び出すではありませんか。
「実はね、私がマッチングアプリで会ってやりとりしているのもこの人なの」。
そう言ってF子は、マッチングアプリでやりとり中だという、Rの写真を私に見せてくれました。
暴かれるRの真相
驚きと共に、怒りが込み上げてきた私。「どういうこと?」と思い、私は次のRとのデートにF子を連れていきました。案の定、待ち合わせ場所のカフェに私とF子が同時に現れると、Rは凍り付いていました。しかしこれ以上の言い訳は無駄と観念したようで、うなだれつつも真相を口にしたのです。
Rいわく、マッチングアプリで彼女が欲しかったのは本当だけど、たくさんの魅力的な女性がいるから、ついつい二股をかけてしまったとのことでした。
「あと、医師っていうのも嘘なんだ。女性の食いつきが良いから、つい見栄を張ってしまって……。本当の俺は、ただの会社員なんだよ」。
嘘に嘘を重ねていた彼に、同情の余地はありませんでした。彼に呆れてしまった私とF子はRに対し「もう会うこともお互いないだろうけど、こんなことやめるのが身のためよ」とだけ言ってカフェを後にしました。
ハイスペ男性は確かに魅力的です。でも、それだけの要素で人を判断すると痛い目を見るなと勉強になりました。あのときは浮かれてしまっていたなと、自分自身反省しています。恋愛で幸せになりたければ、きちんと相手を見極める観察眼と落ち着きが必要だなと感じさせられた一件でした。
著者:六条京子/30代女性・結婚相談所や街コンでの婚活経験あり。現在はフリーランスのライター活動を通し、恋愛コラムなど情報発信を行ってる。
イラスト:にしこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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