その後、短大生になったフワリーさんは、生理不順の相談で婦人科を受診します。腹部エコーを受けていると、「この白いのは!」と突然、先生が声を上げます。肌の色が抜ける病気だと指摘され驚くフワリーさんでしたが、その後はまた放置。さらに月日は流れ、結婚し母になったフワリーさん。ある日、長女を見て驚きます。
長女のまぶたには白い斑点ができていました。さらに……。
やばい! やばい! やばい!
娘のまぶたに、小さな白い斑点が現れました。
最初は「ん? なんか白い?」程度で、気にも留めなかったんです。
ところが1カ月たたないうちに、それははっきりと色が抜けたように目立ってきたのです。
「はたけ※(単純性粃糠疹のこと)? いや、これ……この白いやつ……」
頭に浮かんだのは、自分の肌にある白い島のことでした。
※はたけ(単純性粃糠疹:たんじゅんせいひこうしん)は自然治癒傾向が強い疾患ですが、乾燥時は保湿剤の使用が推奨されます。また、尋常性白斑など類似疾患との鑑別が必要な場合があるため、気になる症状があれば皮膚科を受診しましょう。
その夜、お風呂で自分の白い島をじっくり観察してみると、以前2カ所あった白斑のうち1つは自然に消えていました。しかし、もう1カ所は確実に広がっている。
「やばいじゃないか、これ……!」不安に駆られ、慌ててスマホで検索しました。
「肌 白く 抜ける」──検索結果に出てきたのは、「白なまず?」「尋常性白斑…!?」の文字。それまでどこか他人事だった“白い島”が、この瞬間、私の中で一気に現実味を帯びたのです。
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フワリーさんにできた白い斑点は、おなかにできて隠すことができたこともあり、どこか他人事だったのですが、娘さんに同じ症状を見つけて初めて現実味を帯びたそう。ささいな体の異変だとついうっかり放置しがちですが、正しい判断と適切な治療のためにも、できるだけ早く病院で相談することが大切ですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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