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「誘拐ですよ!」え?雨の中うちに来た隣家の子を届けたら怒られた。なぜ?のちに語られた驚愕の理由は

雨の降る日、隣の家に住む、普段からよく交流している6歳の男の子が泣きながらうちを訪ねてきました。「パパとけんかしたから、入れて」と言うので、家に入れてあげて話を聞くことにしたのですが、のちに男の子の父親から思いもよらない発言をされてしまったのです……。

 

親切な行動に対してかけられた言葉は…

私は5歳と2歳の息子と、夫との4人家族。6歳と4歳の兄妹がいる隣の家の家族とは、引っ越してきた時期や子どもの年齢が近いこともあり、よく交流していました。

 

そんなある日の夕方、「ピンポーン」と家のインターフォンが鳴ったので確認すると、隣の家の6歳の息子、Aくんが大雨の中で立ち尽くす様子が。すぐに外に出て、「どうしたの?」と聞くと、「パパとけんかした。入れてー」と涙ぐみながらひと言。雨で濡れたAくんを放っておけず、とりあえず玄関の中に入れました。

 

 

その後すぐに隣の家のママに「Aくんはうちにいます」とメッセージを入れます。しかし、Aくんいわくママはその日出かけているとのこと。連絡がつかないため、Aくんをタオルで拭いてあげ、お茶を飲ませて落ち着かせたのち、Aくんのパパのいる家へ。うちにいた時間はわずか10分くらいだったと思います。Aくんの家のインターフォンを押すと、呆れた表情のAくんパパが出てきました。そして開口一番に「勝手なことしないでください」と言ったのです……!

 

私は思わず「心配になって、とりあえず家に入れただけです。パパとけんかしたからって、雨の中泣きながらうちに来たんですよ」と説明。すると、Aくんパパは「こんな小さな子を勝手に家にあげたんですか! 誘拐と同じですよ」と明らかに動揺した様子で言いました。驚いた私も「だから、そんなつもりで家に入れたわけじゃなくて……」とオロオロ。しかしAくんのパパは「もういいです、A、家に入って!」と、戸惑うAくんを無理やり家に入れ、勢いよく玄関を閉めてしまったのです。よかれと思ってしたことだったけれど、どうしたらよかったのかと私はモヤモヤしたままうちに戻り、Aくんママに再度「パパのもとに帰したんだけど、誘拐するなって怒らせちゃった……余計なことしてごめんね」と連絡をしました。

 

 

するとその夜、インターフォンが鳴ったので出てみると、そこにはAくんのパパとママが立っています。玄関を開けるなり、Aくんのママが「うちの旦那が変なこと言ってごめんなさい! Aのことを家まで届けてくれたのに……」と言い、パパと一緒に頭を下げました。「Aが言うことを聞かなくて、怒鳴ったら出て行ってしまったんです。あなたが連れて来てくれたとき、『ちゃんと子どもを見ていない』って怒られると思って、思わずあなたを悪者にしてしまいました……」とAくんのパパも言い、反省している様子。


2人に謝ってもらい、モヤモヤしていた私の気持ちも晴れ、「大丈夫ですよ。これからも何かあったらうちに来てもらっていいですからね」と伝えました。Aくん一家とは、それ以降も変わらずお付き合いが続いています。

 

 

子どもが思いもよらない行動をしたとき、親として「ちゃんとしていない」と思われないか不安になる気持ちはよくわかります。しかし、それを恐れて他人に当てつけをするのは間違いだと私は思います。自分の非をきちんと認め、感謝と謝罪のできる姿を子どもたちに見せていかなければならないと感じた出来事でした。
 

著者:中村あんな/30代・ライター。5歳と2歳の子どもを育てるママ。家計を支えるため、ライターの傍らパートも開始。夫は激務のため、子育てはほぼワンオペ状態。常に子どもたちが楽しめるイベントや遊び場を模索中。

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

 

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      いや…〝恩を仇で返す〝でしょ?
      よく仲直りできたね…私ならしばらくは疎遠…

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