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部長「参加しないから」社長主催の懇親会を僕主催だと勘違いしドタキャン。社長が驚きの方法で解決!?

僕は会社で総務の仕事をしています。若くして課長という役割を任されている僕が気に入らないのか、同じ部署の部長が嫌味を言ってくる毎日で……。

誰も来ない懇親会の主催者は?

入社して3年目、僕は総務課の課長になりました。部長は、僕が20代で課長に昇進したことが鼻についたらしく嫌味や悪態をついたり、わざと承認を遅くされたりすることもありました。

 

そんなある日、会社で懇親会を開催したのですが開催時刻になっても誰も来ませんでした。不思議に思っていると、部長から電話が。

 

「今日の懇親会ってお前開催だよな? 俺たちは誰も参加しないから(笑)」

 

どうやら、部長は懇親会の主催者を僕だと勘違いしている様子でした。しかし、この懇親会の主催者は……新しく就任した社長、Aさんでした。僕がこの懇親会の開催を手伝っていたので、部長は勘違いしてしまったようです。

 

「やっぱり、誰も私が主催の懇親会には来たくないよね…」

 

「いえ、おそらく部長は僕が主催だと勘違いをしています。そして、他の社員にも懇親会に参加しないよう根回しをしているのだと思います」

 

僕は落ち込む社長に事情を説明しました。ただ、困ったのは、料理などを人数分、頼んでしまっていること。僕が「30人分キャンセルなんて…」と呟くと、社長は「30人呼べば問題ないよね?」とひと言。僕が困惑しながらうなずくと、社長は「任せて!」と電話をし始めました。

 

これが社長の力!

社長が電話をし始めて少しすると、「来たわよ~」との声が。声のほうを見ると、年配の方々が駆けつけてくれました。僕が「この方たちは…?」と聞くと、社長は「父と懇意にしてくれていた社長さんたちだよ。私が小さいときからお世話になっていたの!」とのこと。

 

駆けつけてくれた人たちに見覚えがあるのは、社長の父の葬儀でお見かけしたことがあるからでした。社長は若くして父を亡くして、新社長として会社を継いだのでした。落ち込むだけでなく前を向く社長のことを、僕は尊敬しています。

 

社長の力もあり、予約はキャンセルせずに済みました。社長がお世話になっていたという人たちの中には著名な人もいて緊張しましたが……僕は社長のおかげで、たくさんの人と話すことができました。

 

青ざめる部長

懇親会の次の日、僕たちが会社に行くと気まずそうにしている後輩が声をかけてきました。

 

「昨日は行けなくてすみませんでした…。部長に、懇親会に行ったら会社での席がなくなるぞって脅されて…」とのこと。僕は、「正直に話してくれてありがとう」と伝えて部長のところへ向かいました。

 

部長は僕の顔を見るなり、「昨日は大変だったな~。キャンセル料、払えたか?」と言ってきました。僕が、「キャンセル料を払う必要はなかった」と伝えると、「強がりだろ?」と聞く耳を持たず……。そこで僕が、

 

「社長が懇親会に30人をご招待してくださったので、有意義な時間を過ごすことができました」

 

と言って、前日にいただいた名刺を見せると、部長は仰天。僕は続けて、「昨日の懇親会の主催者は社長だったんです」と言いました。

 

そこへ社長がやってきて、「昨日は誰も来てくれなかったので、さみしかったです」とひと言。部長は青ざめた顔で、「こいつが主催だと思ったんです!」と僕を指さしました。

 

部長の末路

「この方が主催では行く気がなかった、ということですか?」

 

部長の発言を聞いた社長は僕の横に立って言いました。部長は「こいつは、俺が上司なのに見下していて…部下からも嫌われているんです」と驚きの発言をしたのです。

 

社長は「それはあなたではないですか?」と部長に厳しいひと言。社長は少し前から、部長に関する悪い噂を耳にしていたので内部調査を実施したとのこと。その結果、多くの部下に対してのパワハラをしていた事実がわかったようです。

 

「証拠はしっかり押さえてあるから言い逃れはできない」と言う社長。部長は、「社長の娘ってだけで生意気だ! こんな会社こっちから辞めてやる!」と言って出て行きました。

 

その後、退職届を出して退職したようです。

 

部長がいなくなった会社は、明るい雰囲気になりました。みんな、解決してくれた社長には感謝しています。これからも、社長を筆頭に一丸となって仕事を頑張りたいと思います!

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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