僕の妻に声をかける同僚
パーティー会場に到着し、僕が飲み物を取りに行ってAのところに戻ってくると……。
「あんな無能旦那と別れて、俺にしませんか?」
なんと同期のBが妻を口説いている姿を目撃! 僕が立ちすくんで見ているとBは「あいつは営業のお荷物で…」と、僕の姿を目にしてもおかまいなしで妻を口説き続けます。するとAは「さっきから黙って聞いていればなんなんですか? 私はあの人といて幸せです」とキッパリ。
Aの発言にBは、「美人だと思って下手に出てやったのに…見る目ないね」と言いました。Aは怒っていましたが、僕が2人に近づいて「A、もういいよ。行こう」と告げ、僕たちはその場を離れました。
妻の正体は!?
翌日会社に行くと、同僚のBが上司に怒られていました。どうやら、パーティー会場で僕の妻に失礼なことを言っていた、という苦情が入って来たようです。実は、妻のAは僕の会社の取引先である会社の社長。そのAから、「今後の契約については、再検討させてほしい」という話があったようでした。
Bは僕の顔を見るなり、「お前の嫁の正体…俺に隠していたのか!?」と激怒。僕は特に隠していたつもりはなく、Aは正真正銘の妻であることを伝えました。
僕は上司から「Aをなんとかなだめられないか」と頼まれ、その場でAに電話をすることに。
Bには、「謝罪の場を設けるから、きちんとAに謝罪をしたほうが良い」と伝えました。僕がAに電話をかけて事情を説明。Bからの謝罪を聞いたAは、「謝罪ももらえたし、今回の件は水に流します」と言ってくれました。
帰ってこない妻
数週間後、普段通り僕が帰宅すると、Aはまだ帰宅していませんでした。この日は、取引先との接待で遅くなるとの報告を受けていました。しかし、Aの帰りがあまりにも遅いことを僕が心配していると……妻からの連絡が。
僕が安心して連絡を見ると、送り主はAでしたが内容は明らかにBが打ったものでした。送られてきたのは、酔って机の上で眠っているAと、Bが一緒に写っている写真。そして『奥さんはいただきます~』という文面でした。
僕は、Aから教えてもらっていた店舗へと急ぎました。
僕が店の前に着くと、ちょうどBが酔ったAを店の外に連れ出すところでした。僕が、「Aに何してる」と聞くと、「お前らのせいで、俺は会社での立ち位置を失った。会社でも悪い噂ばかりで…」とB。そのまま妻を連れて行こうとするBが許せず、僕は「自業自得だろ!」と叫んでBを押さえつけました。
僕をおとなしいと思っていたBは、僕がここまでするとは思わずびっくりしていた様子。その後、少し酔いからの覚めたAが、「私よりも、彼を怒らせるとこわいってこと、知っておいたほうがいいよ」と言いました。
僕たちのこれから
僕は、Aと帰宅するとAに「なんでBと一緒にいたの?」と聞きました。Aの話によると、取引先の接待の後にBから声をかけられたようでした。
「なんでついていったんだよ…」という僕に、Aは「Bが、あなたの浮気の証拠を持ってるって言うから!!」と衝撃発言。「信じていなかったけれど、気になって話を聞きに
行くだけだった」と言うA。そのまま、話を聞いているうちに取引先との接待で飲んだお酒が回って眠ってしまったようでした。
携帯の画面も、僕に連絡しようと開いたままだったようで……。僕が「どうしてBに会う前に連絡くれなかったの」と聞くと、僕のことを信じていないと思われることが嫌だったみたいでした。
「僕はAのこと、一途に思っているから不安なことがあれば言ってほしい!」と言うと、
Aは安心した様子で、「疑ってごめんなさい」とひと言。
今回の件を乗り越えて、僕たちは一層強い絆で結ばれることになったと思います。これからも僕はAを不安にさせることはしないと強く誓った経験でした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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