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50代、会話が聞き取れない?耳の聞こえに不安を感じて耳鼻科を受診してみた結果【体験談】

私は毎年人間ドックを受診しているのですが、3年ほど前から聴力検査の結果で赤字(基準値超)が記載されるようになりました。思えば数年前から、騒がしい環境下での会話が聞き取りづらくなっていました。家族の反応や外での会話に不便を感じるようになり、2025年に検査結果を持参し、耳鼻科に行ってみたときのお話です。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師高島雅之先生

日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2006年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。『宇都宮睡眠呼吸センター』を併設し睡眠医療にも携わる。
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きっかけは、耳鳴り?

いつのころからかはっきりしないのですが、2012年ごろに下の子を出産したころから、耳鳴りが気になるようになりました。当時上の子が幼稚園に行っている間、下の子の用事で小児科に行ったついでに耳鼻科を受診した記憶があります。目の前の待合場所に下の子を座らせて、やっとの思いで聴力検査のボックスに入り検査をしました。

 

たしか当時人間ドックの検査結果では、聴力の異常はまだ出ていませんでした。検査結果を聞く間もじっとしていない下の子に気を取られながら聞いたのですが、ストレスや睡眠不足も原因であるものの、はっきりした原因はわからないと言われました。また、漢方薬も処方できるが、あまり目覚ましい効果はないとのことだったので、落胆しつつ薬はもらわずに帰りました。

 

それから、明らかに聴力に不安を覚えたのは、今から5年前の2020年、子どもの学校の懇談会のときでした。隣の教室ではにぎやかなお母さんたちの声が廊下に響き渡っていました。その間、私は教室の先生の話がとても聞きづらく、何を話しているのかところどころ聞き取れませんでした。

 

3年前から少しずつ検査結果が悪くなり…

またその数年後、2022年ごろの懇談会では、同じ班のお母さんに何か聞かれてもにぎやかな周りの話し声の中では人によってほとんど聞き取れず、初対面のお母さんの前で何度も聞き返すことができず、とても気まずい思いをしました。

 

家にいるときも、私がキッチンにいるときに奥のリビングから夫が何か話しかけても聞き取れず、近づいて聞き返すと嫌な顔をされたり、話を切り上げられたりして悲しい思いをしました。家族にも声が聞きづらい話はしていましたが、「病院行ったら?」とか「耳が遠くなるには早すぎない?」と言われていました。

 

なぜ早く耳鼻科に行かなかったのかというと、人間ドックでは「要精密検査」と判定されたわけではなかったので、以前に受診したときのこともあり、なんとなく後回しにしていたのでした。そんな中2025年の検査結果を見て、医師からとうとう受診を勧められました。そこでようやく重い腰を上げて最寄りの耳鼻科に行くことになりました。

 

 

10年後、再び耳鼻科へ行ってみた

耳鼻科医によると、人間ドックの聴力検査は簡易検査で、耳鼻科では低音から高音までさらに細かく検査するのだそうです。結果はすぐに出て、やはり高音が聞き取りにくくなっていました。病気の可能性もあるので1カ月後に同じ検査をしましたが、両耳ともに衰えていました。私の年齢にしては悪い結果であるものの、おそらく遺伝性のものだろうとのことでした。

 

ここで私が気になったのは父のことでした。父はおそらく乳幼児期の中耳炎か乳児期の高熱が原因で片耳が聞こえないのですが、後天性の病気なので無関係だと思っていました。そのことを医師に聞くと、それは関係ないとのことでした。また親族に難聴の人がいるのではないかと言われましたが、後で母にも聞いたところ、そのような人は聞いたことがないそうです。

 

現時点では補聴器を使うほどではないとのことでした。補聴機能付きのワイヤレスイヤホンについて聞いてみましたが、その医師の見解ではイヤホンの使用で難聴が進むことはないもののあまり効果はないとのことでした。今回もまた、漢方の効果はあまりないと言われましたが、一度飲んでみて判断したかったので20日分処方してもらいました。

 

まとめ

家族にも聴力結果を伝え、「聞き返すこともあるけど嫌な顔をしないでほしい」と言いました。それからは嫌な思いをすることもなくなりました。聞こえが悪くなっていくのは悲しいことですが、これをきっかけに最新のワイヤレスイヤホンを試してみるのもいいかもしれないなと思っています。そして将来、今より進化した補聴器ができていることを期待しつつ、うまく付き合っていくしかなさそうです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:フジイノゾミ/小学生と中学生の子どもを育てる主婦。日々成長する子どもたちと反比例して、年々体力の衰えを実感している。40代半ばからの体の不調に向き合いながら、これから迎える50代を模索中。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

 

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