プロ断言!“切って煮るだけ”の牛丼を全否定!?
私が見つけたのは、登録者数25.2万人(2025年9月24日調べ)のYouTubeチャンネル『プロが教える家庭料理 papa′s cooking』で紹介されていた動画「料理人が教える!牛丼は切って煮るだけでは美味しくなりません!【絶対作って欲しい!美味しい牛丼の作り方】」です。
なにやら、プロいわく牛丼は切って煮るだけではダメらしい。だったら、どうしたらイイの~~~!?
というわけで、さっそく動画を参考に作ってみます。
papa′s cookingさん「美味しい牛丼の作り方」
材料(約4人分)
・外国産牛バラスライス…500g
・玉ねぎ…1個
・生姜…20g
・白米…適量
【牛肉を煮る出汁】
・水…500cc
・酒…100cc
・みりん…100cc
・醤油…100cc
・砂糖…大さじ3(約30g)
・白ワイン…大さじ3
※動画ではオーストラリア産牛バラスライスを使用していました。
作り方①玉ねぎを切る
玉ねぎは上下をカットして、半分にします。
付け根を取って、
5mm幅にスライスします。
この分厚さが重要とのことで、5mmが奇跡の幅なんだとか。
測ってみたら、5mmって思っていたより細かったです。私は今まで1cm幅ぐらいにしていたかも。
作り方②生姜を切る
生姜は皮をむいてスライスしてから、
1mm強の幅で千切りにします。
生姜は牛丼で大事な存在のようで、獣臭を消してくれるとのことです。
作り方③牛肉を切る
牛肉は7cm程度にカットします。
500gの牛肉って、けっこうなボリュームだぁぁぁ!!
作り方④牛肉を煮る出汁をつくる
フライパンに【牛肉を煮る出汁】の材料を全て入れます。
隠し味に白ワインを入れるとは驚き!
安いもので構わないそうなので、ぜひとも入れておきたいですね♪
さっと混ぜ合わせ、②の生姜も加えます。
この時に、まだ火をつけないのがポイント!
作り方⑤牛肉を煮る
出汁に牛肉をほぐしながら入れます。
出汁が冷たいうちに入れるのがポイント!ほぐれやすいそうです。
沸いてから入れると、肉がギュッとかたまってしまい、灰汁も中に入り込んでしまうんだとか。
念のために菜箸でほぐしてから、着火です。
火の強さは強火で、沸くまでフタをします。
煮汁が沸いたらフタをはずし、灰汁をすくいます。
この灰汁こそが臭みの原因とのこと。
沸かしすぎたり時間が経つと、灰汁が出汁に混ざり込んでしまうそうなので、中火にして素早く丁寧にすくうのがポイントのようです!
作り方⑥玉ねぎを入れて煮る
灰汁がきれいに取れたら①の玉ねぎを入れ、
もう一度フタをして15分間煮ます。
8分程したらいったん混ぜます。
この時点では、まだ玉ねぎがかたそうですね!
作り方⑦仕上げる
さらに7分間煮たら、フタを開けます。
おぉ!いい感じ〜。
味を見ながら火を止めます。煮込み過ぎるとしょっぱくなるそうなので気をつけましょう。
これで牛丼の具が完成です!
温かいご飯の上に、好きなだけのせましょう♪
今回は、想像していたより早く出来上がってしまったので、ご飯が炊き上がるまで数十分ほど待たなければいけなくなりました。
ですが、その間に玉ねぎが飴色に変化し、さらに美味しそうに!結果オーライ(笑)。
ちょっとしたコツで、いつもの牛丼が激変
へい!お待ち~!
紅しょうが(分量外)をトッピングしてみました。
牛肉と玉ねぎが、白米の上でキラキラ輝いている……。
なんてステキな光景なのでしょう。牛丼チェーン店と遜色ない完成度に、自分でも驚きです。
では、大きめのひとくちで。
ウォォォォーーーー!!
「これ作ったの、私ですーーー♡」と、自慢したくなる美味しさ(笑)。
もしかして、牛丼チェーン店の味を超えたんじゃない!?
臭みがなく澄んだ味わいで、1枚1枚がやわらかいお肉。
火をつける前にお肉をほぐしたことと、灰汁を素早く丁寧にすくったことが最大のポイントのように思います。
そして、存在感が絶妙すぎる玉ねぎにも感動。
papa′s cookingさんは玉ねぎの切り幅を“奇跡の5mm”と言っていましたが、納得です。
煮溶けることなくゴワゴワしていない玉ねぎが、牛丼を美味しく仕上げている!
確かに、今までの私の牛丼は玉ねぎの主張が強すぎたかも……と、反省です。
早い!旨い!安い!
お手頃な牛肉で作る牛丼に自信のなかった私。
今回は、スーパーの特売品の激安牛肉を使って試してみましたが、何かの間違いではないかと思うほどに美味しく仕上がりました(笑)。
しかも、作り方に特別なテクニックは必要なく短時間で完成。
これってもしかして、お得に美味しい牛丼を食べたいと思った時に、牛丼チェーン店に行く必要がなくなったんじゃないの?
自分で作れば、お店に行くより早くて旨くて……何より安い。
牛丼好きのみなさんに、ぜひぜひ試してみてほしいです!
協力/「プロが教える家庭料理 papa′s cooking」さん