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夫「実家で休む♪お前は来るな!」自分だけ義実家に帰省→なんかヘン…!内緒で義実家へ♡義母が号泣!?そのワケは

私は28歳の兼業主婦。そろそろ妊活を…と思うのに、夫は毎週末決まって義実家へ帰省するのです。夫の実家は私たちが住む都心から車で三時間のところにある静かな町。私も一緒に行くと言うと「実家でのんびりしたいからお前は来るな!」と冗談っぽく返され、2人の時間はゼロ。

私の胸はザワついたまま。平日は仕事でバタバタ、週末は夫が1人帰省。妊活どころか夫婦の会話すら確保できずにいました。

 

夫の告白と私の違和感

ある夜、夕食の片づけを終えた私は夫に向かって「本気で私を義実家に連れて行く気はないの?」と尋ねました。すると夫は表情を固くして「母が少し不器用でさ。都会育ちの人は緊張するって。今は俺だけで行ったほうが角が立たない。君に嫌な思いをさせたくないんだ」と低い声で答えました。

 

夫の言葉に「義母ってそんな人だったかな?」と、納得のいかない私。翌朝「まずは日帰りで短時間、玄関先だけご挨拶するのはどうかな?」と提案しました。しかし、私の提案を聞いた夫は「まだ緊張すると思う」と笑ってごまかすのです。そういえば、夫は毎週のように帰省しているのに義母の近況はゼロ。結婚してすぐにご挨拶をしたきり、義母とは会っていません。私が知る義母は明るくて気さくな人……。だからこそ、夫の説明はずっと引っかかっていました。私が知る義母は明るくて気さくな人……。だからこそ、夫の説明はずっと引っかかっていました。

 

何度か聞いてもはぐらかされて、胸のモヤは晴れないまま……。このままの状況はよろしくない! 私はスマホを握りしめて「義実家へ1人で行って確かめてみよう」と決意しました。

 

義母の涙。直接対面でわかった“真逆の証言”

数日後、私は義実家へ向かう準備をしていました。無断で押しかけないよう、先にメッセージで「近くまで来たので、玄関先で10分だけご挨拶させてください。難しければ返信は不要です」と送ってから向かいました。

 

そのまま車を走らせ、鼓動を整えてチャイムを押すと、庭から義母の姿が。私を見るなり、目を丸くして「やっと来てくれたのね!」と義母が呟いたのです。その後、リビングに通されお茶を飲みながら義母がぽつりぽつりと話し始めたのです。その内容は……「私が田舎は退屈で来たくない」「義母とは合わないから口も利きたくない」と夫から聞かされていたと言うのです。私は即座に「そんなことは一度も言っていないし、むしろずっとご挨拶に伺いたいと思っていました! 毎週末、夫が1人で帰省するのもお義母さんが私に会いたくないと言っていたと聞いて……」と伝えました。

 

すると義母は小さく首を振り「ここ数年、息子はほとんど帰ってきていないのよ」と言うのです。なんと夫が私と義母にしていた説明は「真逆」だったことが判明。私は感情を一度飲み込み、「誤解があるようですね……。近いうちに3人で話をしませんか?」と伝えました。義母はすぐにうなずき、カレンダーを開いて候補日をいくつかその場で決めてくれました。

 

話し合いで見えた“本当の週末”

次の週末、いつものように「義実家へ行く」と靴を履いた夫。そこで私は夫を呼び止め「先日、お義母さんに会ったよ。私が田舎を嫌ってるって言ってたんだって? 私、一度も言ってないよね?」と伝えました。固まる夫に私は「一緒に義実家へ行こう。お義母さんが待ってるよ?」と告げ義実家へ向かいました。

 

義実家へ到着すると義母が笑顔で出迎えてくれました。そして義母は静かに「私は、2人で来てくれる日をずっと待ってたんだよ?」と涙を浮かべました。逃げ場がなくなった夫は、肩を落として「ごめん。正直、ひとりの時間が欲しかった。本当は友達と遊んでいたんだ。母さんを使って楽な言い訳に逃げたんだ。ごめんなさい」と真相を話してくれました。そして夫は「これからは2人から逃げない!これからは週末はみんなで一緒に過ごそう」と言うのでした。

 

その後は、週末の“2人時間”と家族で過ごす時間を意識して増やし、少しずつ会話が戻ってきています。

 

◇ ◇ ◇

 

家族に嘘を重ね、誰かを“悪者”に仕立てる関係は続きません。必要なのは、言い訳より本音、隠すより向き合うこと。小さくても正直な対話を積み重ねれば、信頼は戻り、同じ方向を見れるでしょう。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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