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「月50万円は使い過ぎだ!」父の怒号に凍る私…真相を知って絶句したワケ

小さいころから小児科医に憧れていた私は、念願の医学部に入学しました。両親は応援してくれていましたが、次第に父の態度が少しずつ変わっていったのです。そんなある日、帰省した私を待っていたのは、思いも寄らない出来事でした。

 

親元を離れての新生活

進学を機に実家を出て、1人暮らしを始めた私。入学直後は「これから頑張るぞ」と張り切っていたものの、3カ月もすると現実の厳しさを痛感しました。

 

勉強は想像以上にハードで、さらに生活費をまかなうためにアルバイトも必要に。学業との両立は想像以上に大変で、半年もたたないうちに奨学金の申請を考えるようになりました。

 

申請には連帯保証人が必要だったため、母に相談すると、「お父さん、何て言うかしらねぇ」と歯切れの悪い返事。父は自営業をしていて、当時は収入も安定していたため、「うちが奨学金を借りるなんて」と抵抗を感じていたようです。

 

それでも私は、自分の力でやり繰りしたいと思い、所得制限のない奨学金を探して申し込むことにしました。

 

父からの突然の電話

ある日、父から突然電話がありました。「今週末、帰ってこい!」と、かなり怒った声。理由もわからないまま戸惑いましたが、母から「最近、お父さんが仕事のことでピリピリしているだけ」と聞かされ、少し安心しました。

 

ただ、そのとき私は奨学金の話をきちんと伝えたいと思い、週末の予定を調整して帰省することにしたのです。

 

 

父の怒りの理由

帰宅すると、父は険しい表情で私を迎えました。「お前、毎月そんなにお金を使っているのか?」といきなり問い詰められ、私は驚きました。どうやら父のもとに届いたクレジットカードの利用明細に、私名義のような支払いがあったらしいのです。

 

私はカードなど受け取っていなかったので、「持っていない」と説明しましたが、父は信じてくれません。その場でバッグの中身を見せて証明したところ、ようやく父の表情が変わりました。

 

横で見ていた母が慌てた様子を見せたことで、ようやく私は察しました。――実は、母がそのカードを保管したまま使っていたのです。

 

家族に走った動揺

父が明細を確認すると、ブランド店や飲食店の支払いが並んでいました。私が使っていない時間帯の利用が多く、ようやく誤解は解けました。

 

母は「ちょっとした気の迷いだったの」と小さな声で話していました。父は深くため息をつき、「娘を疑ってしまった」と私に謝りました。

 

私が学んだこと

その一件をきっかけに、家庭内の金銭管理を見直すことになりました。私は「仕送りはいらない。必要な分は自分で働いて、奨学金として借りて返すから」と父に伝えました。父もその思いを尊重してくれ、今では少しずつお互いの関係も落ち着いています。

 

母は反省した様子で、今は自分の収入で生活を立て直そうと努力しています。お金にまつわる誤解は、家族の信頼を揺るがすことを身をもって学びました。でも同時に、「話し合えば誤解は解ける」ということも実感した出来事でした。

 

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家庭内での金銭トラブルは、どんな家庭にも起こり得ること。特に親子間では、「支援」と「干渉」の線引きが難しいですよね。この経験を通して、家族の関係を守るためにも、お金の話こそ誠実に、そしてオープンにすることが大切だと考えさせられますね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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