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義妹のSOSを断る夫「嫁が嫌がるから…姪っ子を預かるのは…」すっかり悪者の私、頭にきて嘘を暴露!

結婚して1年。夫と2人で暮らしている私。隣町には義母がひとりで暮らしています。先日、その義母が倒れて骨折したそうで、義妹が幼い子どもを連れて実家に戻り、付き添っているそうなのです。

この話は、買い物中に偶然会った義弟(義妹の旦那さん)から聞きました。夫は私に何も知らせてくれず、私がなぜ教えてくれなかったのかと尋ねると「手は足りているから問題ない」とだけ言われ……。

私だって家族の一員です。嫁という立場でも、私だって家族としてできることはしたい。そう思っているのに……。

 

義妹の負担を考え、何か手伝えることはないか尋ねてみようとしたのですが、夫から止められてしまいました。「妹はお前みたいなお節介な人が苦手だから、余計なことはするな」と。でしゃばるつもりなんてなかったので、ショックでした。

 

 

義妹から聞いた驚愕の事実

ここ最近ずっと忙しく、帰宅も遅い夫。急に泊まりになることもしばしば。夫の体を心配した私ですが、今思えばこのころから何だかおかしかったのです。夫は平日だけでなく週末も忙しく、私たちは一緒に過ごす時間がほとんど取れていませんでした。突然、週末に出張が入ることも……。

 

ただ、忙しいながらも、義実家とは何かしら連絡を取っているようでした。ある日、私が義母の様子を聞くと、夫は「いい感じらしいよ」とひと言。いい感じって何よ……詳細は、夫もあまり知らないようで、私はますます義実家のことが気になりました。

 

夫には止められていましたが、私はどうしても心配で、義妹に直接連絡を取ってみることに。そこで、驚愕の事実を知ることになったのです。

 

義母が倒れた当初、義妹は「週末だけでもお母さんの面倒を見てほしい」と夫に頼んでいたのです。しかし夫は、「週末は夫婦の時間を優先しないと嫁(私)が不機嫌になるから」と断ったと……。

 

さらに、私は義母のけがの件を知っているのに、面倒ごとを押しつけられたくないから知らないふりをしていると、義妹に説明したそう。義妹が「兄さんだけでも手伝ってもらえない?」と食い下がっても、夫は「嫁から旅行をせがまれているから無理だ」と拒否したというのです。

 

 

すべて嘘。本当がひとつもない夫

義妹と話して夫の嘘を知ってから約1週間。今日は、夫が私に「出張」だと言っていた週末です。朝から義妹が何度も夫に電話をかけていますが、なかなか電話に出ません。やっと出たかと思ったら、「嫁と出かけていて出られなかった。電話していると嫁が機嫌を損ねるから後にしてくれ」と言い訳し、一方的に電話を切った夫。しかし、私は今、義妹と一緒にいます。

 

夫はこの日、私には「出張」、義妹には「家族旅行」と嘘をついていたのです。電話は切られてしまったため、義妹は夫に「お母さんを病院に連れて行くから、明日だけ子どもを預かってほしい」とメッセージを送りました。すると夫から……。

 

「姪っ子を預かるのはちょっとな……」
「嫁が嫌がっているから……」

またも私を悪者にして、「嫁が怒るからさ、役立たずでごめんな」と、義妹に嘘をつく夫。頭にきてしまった私は、義妹からスマホを借りて返信しました。

 

「嘘ついてんじゃねーよ!」

 

「え?」
驚く夫に、私は今の状況を説明してあげました。「今、あなたと話しているのは、あなたのいう、『役立たずの嫁』、私です」と。

 

義妹から夫の言い分を聞いて、私は耳を疑いました。私のせいで姪っ子を預かれない? 私は義母の面倒を見る気がない? 手伝うと何度も言ったのに……? 私が義妹に嫌われているというのも嘘。義母のけがも良くなってきているかのように言っていましたが、それも嘘。ほとんど寝たきりで、リハビリもまだ始まっていませんでした。

 

私が食い違いを問いただすと、「あれ? どうしてかなぁ」と、とぼける夫。「出張は本当!」と主張する夫に、私は淡々と告げました。

 

「あなたの出張先は温泉街なんですか? 一緒にいるのは本当に上司なんですか? 不倫相手の間違いなんじゃない?」

 

私は、今、夫がどこで何をしているのか、証拠をつかんでいました。この日の数日前、私は夫の鞄に入っていた宿泊明細を見つけました。そして夫がお風呂に入っている際に何度も通知がきていたため、スマホ画面を見るとハートマークがたくさんのメッセージが何通も。「週末楽しみだね♡」「露天風呂付きのお部屋なんて初めて♡」「旅館の近くのこのカフェ行きたいの♡」などというメッセージで、私はこの週末の夫の動きを把握していたのです。

 

ロック画面に表示されていたメッセージの相手は「部長」でしたが、きっと登録名を変えていたのでしょう。しかしメッセージ内容を非表示にしていなかったとは、詰めが甘い……。夫がどれほど私のことをなめているのかを思い知り、怒りで頭がおかしくなりそうでした。

 

 

二重にも三重にも嘘を重ねた結果…

飛んで帰ってきた夫は、平謝り。関係修復を希望しましたが、私の気持ちはすでに離婚一択。夫は「介護で私に負担をかけたくなくて」「良かれと思って」と言い訳を並べますが、その最中にも不倫相手からはメッセージが届いていました。

 

「見せて」そう言って夫のスマホを奪い、メッセージを確認すると、帰宅中に送ったであろう夫のメッセージには「今年中に離婚する、嫁を悪者にして自然な形で別れられるようにする」と書かれていました。

 

さっきの謝罪は何……それも嘘だったのね。息をするように嘘をつく人とはもう一緒にいたくありません。私はすでに弁護士にも相談済みだったので、手続きや交渉などは専門家に任せることにしました。

 

その後ほどなくして離婚が成立。理由は知りませんが、結局、不倫相手とも破局してしまったようで、ショックが重なったのか、仕事でもつまずいた元夫。責任を周囲に押しつけ、部下を怒鳴りつけてばかりだそうで、パワハラを上司に報告され、左遷の噂が出ているのだとか。

 

一方、義妹の献身的なお世話のおかげで、義母はリハビリを開始。離婚はしましたが、私もお手伝いできることはしようと思い、時間を見つけては義実家を訪ねています。義妹とは、今までよりもずっと仲良くなりました。これからも、お節介にならない程度に、お付き合いしていきたいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

ただでさえ気を使う義家族との関係。本来であれば、夫に間に入ってもらって、良好な関係を築きたいところですよね。しかし、それを利用して嘘で妻を悪者に仕立て上げていたとは……。積み重ねた嘘が、結局最後は自分の首を絞める結果となりました。誰に対しても嘘はつかず、誠実に生きたいものですね。

 

【取材時期:2025年9月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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