「こんなもやし」食べたらやばい!?何気ない朝が凍る
もやしにまつわる、ある家庭のエピソードをご紹介します。
体験者:Aさん(35歳)
朝食の準備をしていたときのことです。
野菜室からもやしを取り出し、「今日はもやし炒め!」と張り切っていたら、夫がもやしの袋をじっと見て一言。
「ねえ、それ気づいてないの?」「危ないんじゃないかな?」
思わず"なんのこと?"と笑い返しましたが、夫の笑みはどこか意味ありげで、不気味な静けさを感じました。
もやしをよく見ると、袋の中に水分がたまっていて、夫いわく「もう腐ってるサイン」なのだとか。
危うくそのまま調理して家族に出すところで、ゾクリとしました。実際、袋の中にもやしの汁が出ていたら、食べちゃダメなんでしょうか?
もやしの袋に汁が出ていたら危ない?管理栄養士さんに聞いてみた!
どのような状態になったら食べてはいけないのか、なかなか自分で判断するのは難しいですよね。
そこで、管理栄養士でライターの安達春香さんの見解を聞いてみました!
これはアウト!傷んだもやしの見抜き方
次のようなサインが見られたら、傷んでいる可能性大。もったいないですが、「ちょっと気になるな」と思った時点で迷わず破棄しましょう。
・袋の中に汁が出ている
・ぬめりがある
・茶色く変色している
・酸っぱいニオイがする
・触ったときにやわらかく、ハリがない
袋の中に汁が出ているもやしは、やっぱり傷んでいる可能性が高いんですね。危うく調理して出すところだった相談主さん、気づけて本当によかった……!(編集部)
もやしを長持ちさせる裏ワザ、教えます!
もやしは、ほかの野菜よりも低めの温度で保存するのがコツ!
保存に最適なのは0〜5℃くらいなので、冷蔵庫の中でも、温度が低めのチルド室(0〜3℃)や冷蔵室(2〜6℃)に入れるのがおすすめです。
野菜室(3〜8℃)より長持ちしやすくなりますよ。
袋に穴を開けて鮮度をキープ!
たまに、消費期限内なのに酸っぱいニオイがすることってありませんか?実はそれ、袋の中の酸素不足が原因かも。
袋に爪楊枝で数か所穴を開けてあげると、もやしが呼吸しやすくなってニオイの発生を防げるといわれています。
なるべく早く使うのが一番ですが、ちょっとでも長持ちさせたいときは試してみてください。
冷凍保存でもっと長持ち!
買ってすぐに使う予定がないときは冷凍するのもおすすめ。シャキシャキ感は減ってしまいますが、スープや和え物など、クタッとしていても気にならない料理に使えます。
やり方は、買ってきた袋のまま冷凍庫で保存するだけ。開封後はチャック付きの保存袋に入れましょう。
使うときは凍ったまま加熱調理すればOKです。
もやしを使う前に状態をチェックしよう
管理栄養士・安達春香さんによると、袋にもやしの汁が出ていたら破棄したほうがよいとのこと。ほかにも、ぬめりや茶色い変色など、傷んでいるサインが見られたら破棄するようにしましょう。
できるだけもったいないことにならないように、教えてくれた長持ちの裏ワザも取り入れてみてくださいね。
※一部AI生成画像を使用しています。
※本記事は、編集部メンバーや知人が体験した実話です。編集部がヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。