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ローマ字入力が苦手な新人「でもスマホなら…」フリック世代に接し、30代が気付かされたこととは

コロナ禍を機に、リモートワークが急速に普及し働き方はどんどん変化していますね。今回は「時代の変化」を感じる職場での体験談3本をお届けします。

 

若さやスキルの象徴の変化に…

若さやスキルの象徴の変化に驚く女性

 

新人さんが入社し、私が教える係に。彼女は20歳になったばかりで、パソコンの基本操作はすぐに覚えたものの、キーボードを打つスピードだけはなかなか上達しませんでした。理由を聞くと、「パソコンよりもスマホやタブレットのほうが使いやすい。フリック入力に慣れているので、ローマ字で日本語を打つ経験がほとんどないんです」とのこと。

 

その言葉に、私は驚きました。私の世代では、タイピングの速さが若さやスキルの象徴のように思われていたからです。

 

一方で、私はスマホのフリック入力がうまくできず、結局、画面をポンポンとたたくような入力方法になってしまいます。そんな自分の姿に、ふと「もう私は若い世代ではないのかも」と感じ、少し恥ずかしくなりました。

 

◇◇◇◇◇

パソコンスキルが重宝される時代も、少しずつ変わりつつあるのかもしれません。これからは、タブレットやスマホ、あるいはこれから登場する新しいデバイスを自然に使いこなす世代が、若者と呼ばれるのだと実感。まさに1つの時代が終わり、新しい時代が始まっているのだと実感しました。

 

著者:藤原すいか/30代女性・会社員

イラスト/マキノ

 

予想外の上司の態度にびっくり

予想外の上司の態度にびっくり

 

以前、職場で上司から無理な納期を設定され、さらに私のチームに追加の業務も押し付けられました。最初は「上司の指示だから」と我慢していましたが、次第にプレッシャーが強くなり、ついに限界を感じるように。

 

ある日、「このままではダメだ」と思い立ち、意を決して上司に自分の考えを伝えることに。感情的にならないように気を付けながら、現状を冷静に説明し、次に納期の延長や業務の再調整をお願いしました。すると、驚いたことに上司は私の話を真剣に聞いてくれ、必要な調整をしてくれることになったのです! その瞬間、胸のつかえが取れていくような爽快感を感じました。

 

◇◇◇◇◇

この経験を通じて、自己主張の大切さを実感しました。我慢し続けるだけでは状況は変わりません。自分の意見をきちんと伝えることで、道が開けました。感情に流されずに、理路整然と説明し相手に理解してもらうことが、問題解決に繋がるのだと改めて気付かされた経験でした。

 

著者:八田郁美/50代女性・会社員

 

 

ハラスメントが横行していた職場で…

ハラスメントが横行していた職場

 

かつて私が勤めていた会社は、コンプライアンス遵守とはほど遠い雰囲気。当時の職場では、上司からの高圧的な態度を受けるのは当たり前で、女性が男性上司の言うことを聞くのが当然とされがちでした。トップダウンの指示だけが重視され、いつも上司のご機嫌を伺いながら仕事をする空気が漂っていたのです。

 

特に女性の場合、じょうずに立ち回る人はこびているように見られる半面、そうしない人は「変わった人」として扱われたり、コミュニティーから外されたりすることがありました。そんな環境では風通しが良いはずもなく、人材の流出も続き、社員の表情も次第に暗くなっていきました。

 

今ではコンプライアンスを厳格と感じる人もいるようですが、こうした話題が取り上げられる時代になったことで、昔から理不尽に疑問を抱いていた人たちがたしかにいたのだと思うようになりました。

 

◇◇◇◇◇

誰かを一方的に従わせるのではなく、率直に意見を言い合い、互いを尊重し合いながら発展していけることの大切さを、改めて実感しています。

 

著者:丘 政子/40代女性・会社員

 

まとめ

リアルな体験談から、スキルや人間関係、職場環境が時代と共に変化することや時代と共に再構築する大切さに気付かされました。これからも、誰もが自分らしく働ける社会を目指し、常に考え行動し続けていきたいですね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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