はっきり要望を伝えると店長はノリノリ!

私は田舎在住の専業主婦、町一番の若者向けの美容室へ3回目に来店したときの出来事です。そこの店長は、やや変わり者で淡々とカラーやカットをするタイプ。こちらから要望を伝えない限り、店長自身の好きなスタイルに仕上げられてしまいます。
私は「今日こそは!」と意気込み、自分の好きなスタイルを伝えました。「春なので、カラーは毛先のみピンク、毛量を軽くしたいです!!」と、はっきり言うと、店長は要望がありうれしいのかノリノリで張り切っていました。
ちなみに、私の髪は背中までのロングで、毛量は多めです。店長はカラーの色味やカットする長さについて、珍しくカウンセリングで丁寧に聞いてくれました。いざカラーが始まると、髪を一度脱色し、毛先のみピンクに。カットはいつものように淡々としていました。
「チョキチョキ、チョキチョキ、チョキ…」響き渡るハサミの音色。「チョキチョキ、チョキチョキ??」。気が付くと、なんとスカスカヘアーになっていました。スカスカヘアー、すなわちそれは、軽やかなスタイルです。店長、張り切り過ぎでしょ。帰り道は春風が髪を通過し、首がとても寒かった思い出です。もちろん涙目です。
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美容室の店長も人間です。いくらプロでも、性格がカットに表れるのは当然のように思います。この店長は、両極端で「0か100か」のタイプのようで、その性格を読んだ上で、要望を伝えるべきだと学びました。
著者:布川るみ/30代女性・主婦
イラスト/きょこ
…カッパにしか見えん!

以前、派手なヘアカラーに挑戦したい時期の話です。そのときは、インナーカラーでピンクや緑など、いろいろな色を入れて楽しんでいました。美容師さんとの会話も毎回楽しくて、「今日は何色にしようか?」とワクワクしながら施術を受けていたのを今でもよく覚えています。
しかし、気が付けばブリーチしている部分がどんどん増えていき、最終的にはブリーチしていない髪のほうが少なくなっていました。頭の高い位置にだけ黒髪が残っていて、まるで河童のような状態に……。
最初に「インナーカラーが目立たないように」とお願いしていたはずなのに、ついつい楽しい会話に夢中になってしまい、気付けばこんなことに。美容師さんも私も、ノリノリで進めてしまったのだと思います。
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もっと具体的に「ここまでならOK」とか、「仕事に差し支えない範囲で」といった話をきちんとしておくべきだったなと思います。今回の出来事を通して、「これいいよね!」と言われると、つい断れなくなってしまう自分の性格にも気付かされました。
著者:金古ちなみ/40代女性・会社員
イラスト/きりぷち
ほぼシルバーの仕上がりでがくぜん

10年以上、毎月欠かさず同じ美容院に通っています。初めて訪れたときは、縮毛矯正やカラーリングの繰り返しでかなり傷んだ状態でした。「うちでケアを続ければ、きれいになりますよ」と温かい言葉をかけてもらい、それ以来ずっとお世話になってきました。
月日が流れ、当時はなかった白髪が目立つように。ヘアスタイルやカラーの希望も、「白髪をどうにか隠したい」という一点に絞られるようになりました。白髪の量が増えてきたので、思い切って美容師さんに相談してみました。「そろそろグレージュに移行したほうがいいでしょうか?」と。
すると、「まだ早いですね」との返事。少しだけブラウンからグレージュ系に寄せる提案を受け、お願いすることにしました。しかし、仕上がった髪を見てがくぜん。グレージュどころか、ほぼシルバー。白髪にほとんど色が入り込んでいないように見えました。染めた直後とは思えないほどです。
「2~3回染め重ねるとなじんできますよ」と言われましたが、さすがに頭頂部の白髪が目立つ状態を何週間も続ける勇気はありません。結局、染め直しをお願いし、髪への負担が増えてしまいました。
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今回の出来事で、自分の白髪の量を甘く見ていたことに痛感。頭頂部の大部分は、すでに白髪に覆われていたのです。ショックでしたが、同時にこれから自分にとって本当に似合うカラーを探求していこうという決意が芽生えました。長年通い慣れた美容院を変えるのは勇気がいりますが、今は他のサロンも検討してみようかな、と考えています。
著者:中河原みき/40代女性・主婦
まとめ
美容室で「こんなはずじゃなかったのに…」という失敗を防ぐには、美容師に具体的なイメージを伝えるだけでなく、自分の中のNGラインを伝えることも大切だと感じるエピソードでしたね。プロとじょうずにコミュニケーションを取って、いつまでもヘアスタイルを楽しみたいものですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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