娘を連れて病院へ行くと→突然説教してきた女性に困惑!更に、メモまで渡されて……

娘が生後6カ月のころ、私は胃腸炎に感染してしまいました。娘の預け先もなかったため、仕方なく娘を連れて病院を受診することに。私はぐったりしながら、病院の待合室に座っていると「あら〜? 小児科でもないのにどうして赤ちゃん連れてきているの? かわいそうでしょ」と隣に座っていた年配の女性から眉をひそめて言われました。
正直体調が悪くて、言い返す元気もなかったのですが、娘が「かわいそう」と言われて黙っていられなかった私は、「実家が遠くて、預ける人がいなくて」と返します。すると年配の女性は大きなため息をつきました。さらに、「それならご近所さんにでも預ければいいでしょ、私の若いころはね……」と、自分がいかにご近所さんと助け合ってきたのかを語り出しました。
イライラがマックスの私は、「私は夫の転勤で引っ越してきたので、知り合いもほとんどいません! 具合が悪いのでもうほっといてください」と女性に怒って言いました。体調も悪かったので、大きな声が出たわけではありませんが、私の怒りが伝わったのか、年配の女性はそれ以上言い返してくることはありませんでした。
その後、診察を終えた私が帰ろうとすると、女性がメモを渡してきました。見ず知らずの人から突然メモを渡された私は、動揺を隠せません……。渡されたメモをよく見ると連絡先が書かれていました。
私が不安に思っていると、「さっきは急にごめんなさいね、お母さんも子育て大変よね、少しでもお役に立ちたいと思って……、これ私の電話番号だから、困ったことがあったら電話して、今日はおせっかいでごめんなさい」と女性は言いました。親切で渡してくれたのだと意図がわかり、思わず涙が滲みました。そして謝罪と感謝を伝え、女性に別れを告げて帰宅したのでした。さすがに気が引けて女性に電話することはありませんでしたが、あたたかい気持ちになりました。もし今度同じようなことが起きたら、冷静に相手の発言の意図を考えるようにし、感情的にならないように気をつけようと決めた出来事です。
著者:吉田あいこ/30代・主婦。幼稚園年長の女の子を育てるママ。産後すぐに夫の転勤で引っ越があり、怒涛の日々を過ごす。ワンオペの疲れを癒やすべくパン屋さん巡りにハマり、今は作ることが楽しみ。
イラスト:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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突然、病院で見ず知らずの女性に声をかけられたら、驚いてしまいますよね。さらに、子育てに関する否定的な言葉をかけられたら、いい気分はしません。その後、女性の言葉が、良かれと思っての助言だったと分かり安心したことでしょう。
続いてご紹介するのは、赤ちゃんを連れての通院中に起こったエピソードです。受付でまさかの事態に!?
通院している病院に赤ちゃんを連れて行ったら→受付の方の理不尽な対応に唖然!

定期的に皮膚科に通院していた私。次女が生後6カ月のころ、新型コロナが流行し、私は赤ちゃんを連れての通院に不安を覚えるように。前回、感染が不安な人は、症状が変わらない場合、薬の処方のみで待ち時間を短縮できると受付の人に言われました。
今回も念の為、電話で病院に問い合わせをすると、受付の人は、「その対応はできません。赤ちゃん連れで不安ならば、赤ちゃんを車で待たせるか、もしくは赤ちゃんにマスクをさせればいいのではないでしょうか?」 と言われました。
赤ちゃんをひとり車内で待たせることは事故が多く危険ですし、当時2歳未満の乳幼児にはマスクの着用は推奨されていませんでした。赤ちゃんの月齢を伝えたにもかかわらず、このように言われたことに納得できず、私がそういったことはしたくないと伝えると、受付の人に「子連れだからといって特別扱いされると思わないでほしい」と言われてしまったのです。そんなつもりはありませんでしたが、自分がわがままを言っているかのように思えて、悲しい気持ちに。
以前できていた待ち時間短縮がなぜできなくなったのか聞くと、新型コロナの感染者が以前よりも減少してきたからという理由でした。それを聞いて私は、最初からそう説明してもらえればすぐに納得できたのにと思ったのでした。
老若男女が利用する病院なので、受付の人にはもう少し患者に寄り添った対応をしてほしかったと私は思いました。その後、私は予約ができる病院に変えて、治療を続けています。今回のことで、赤ちゃん連れで通いやすい病院を選ぶことは大切だと実感したのでした。
監修:助産師/松田玲子
※日本小児科医会は「2歳未満の子どもはマスクの着用は不要、むしろ危険である」という見解を公表しています。乳児の呼吸器の空気の通り道は狭いため、マスクは呼吸をしにくくさせ呼吸や心臓への負担になること、窒息のリスク・熱中症のリスクが高まること、体調異変への気づきが遅れる可能性があることから、2歳未満の子どもにマスクを使用しないようにしましょう。
※車内に子どもだけを残し、その場を離れることは、たとえ短時間であっても非常に危険なため、絶対にやめましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:水沢 雫/30代女性・主婦。6歳男の子と3歳女の子の2児の母で、夜勤ありの夫と4人暮らし。アパレル販売員の経験があり、ファッションやショッピングが趣味。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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赤ちゃんを車の中で一人にするのはとても危険です。どんな理由があっても、赤ちゃんを車内に残すことは絶対にやめましょう。
最後にご紹介するのは、病院の待合室で起こったエピソードです。連休明けで多くの患者さんが訪れていた待合室で起こったまさかの出来事とは!?
息子を連れて妊婦健診に行くと大泣きに→困っている私を助けてくれた人物は!?

1歳の息子を連れて妊婦健診のため、病院へ行ったときのこと。その日は連休明けで外来患者さんが多く、予約をしていましたが、なかなか呼ばれませんでした。
息子は待ちくたびれて泣きじゃくり、床にごろん。何をしてもイヤイヤで私が泣きじゃくりたい……と思いながら抱っこをしてると急に泣き止んだのです。顔を見るとにっこにこ。急な天使モードにびっくりしました。
息子の視線の先を見ると、愛らしいキーホルダーが揺れています。同じように診察を待っていた妊婦さんのご主人が、自分のキーホルダーで息子をあやしてくれていました! 精神的に追い詰められていたので、本当にうれしく……。自分ひとりじゃない、みんなに支えられているなと感じた場面でした。
そして、息子のことをあやしてくれたご主人はいいパパになれるだろうとニヤニヤしてしまいました。
著者:竹中 舞/20代 女性・看護師。現在妊娠中。年子で出産予定。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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公共の場で赤ちゃんが泣き止まないと、つい焦ってしまいますよね。それでも今回のように、周りの人の行動やちょっとした気遣いに救われた経験がある方も多いのではないでしょうか。赤ちゃんやママ、パパにやさしい社会が、もっと広がっていくといいですね。
いかがでしたか? 今回は子連れでの病院で起こったエピソードをご紹介しました。子どもと一緒に病院に行くのは、思うようにいかないことも多く、予想外のハプニングが起こることもあります。そんなときこそ、深呼吸して落ち着いて対応できるといいですね。