意外と知らない「おいしいお米の炊き方」
「おいしいお米の炊き方」を教えてくれたのは、炊飯器メーカー界の老舗である「象印」さん!
普段なにげなく炊いている“あの白い主食”、実はまだポテンシャルを完全には引き出せていないかもしれません。
「え、ひと手間でここまで変わるの!?」とびっくりすること間違いなし。
それでは、ごはんの奥義を伝授していきましょう!
計量・洗い方・温度・炊き上がりの混ぜ「おいしいお米の炊き方」
象印"中の人"が教えてくれた「本当においしいお米の炊き方」のポイントは、下記のとおりです。
・正しい量をしっかり計る
・正確な洗い方で"洗う"
・正しい混ぜ方で炊き上がり混ぜる
・おいしい盛り方でお茶碗にイン
順番に解説していきます!
ポイント①正しい量をしっかり計る

お米を計量する時には、しっかりと計量カップすりきりにします。
お米を多めに計量カップに入れ、箸や麺棒などでサッと溢れた分のお米を落とします。そうすると、ちょうど150gになります。

しかし、我が家ではなぜか150gにはなりませんでした(笑)。
ちょうど新米を使っていたこともあるかもしれません、新米は水分量が多いですからね。
もしくは、筆者に重力操作のスキルが開花したかもしれないですね(冗談)。

この時に気をつけてほしいことが、お米を手で押し込まないということです。

押し込んでしまうと、お米の分量が変わってしまうので注意してください。
ポイント②正確な洗い方で"洗う"

精米技術の進歩により今は、お米は"研ぐ"のではなく、"洗う"ようにするのが正解です。
ガシャガシャと力を入れて"米研ぎ"するのは絶対にやめましょう。
やりすぎると、せっかくのおいしいお米を台無しにしてしまうことも。
今、お米高いですからね。間違ったやり方で台無しになるかもなんて、ゾッとしちゃいます。
また、最初のお水は、浄水もしくは、ミネラルウォーターがおすすめです。
筆者は、ミネラルウォーターを使うのはもったいないマンなので、浄水でやるようにしています(笑)。

でも、プロの現場では、圧倒的に時間優先になるため普通に水でやることがほとんどです。
なので、味にこだわりたい時だけ意識するのがいいかもしれないですね。
そして、最初のお水は軽く混ぜたら、すぐに捨てます。

理由はというと、最初のお水をお米が一番吸ってしまうからです。
そういう理由からも最初だけ浄水かミネラルウォーターがおすすめなんですね。

そして、お米を洗う時には、水気を切り(少し水が入っていても大丈夫)……。

お米とお米を軽くぶつけるくらいに、やさしく30回くらいシャカシャカと、かき混ぜます。
この時、あまり激しくやると、お米が割れてしまうので、注意しましょう。
すすぎを3〜4回、これを1セット。今回は3合なので、2セットすすぎます。

最後のお水は、また浄水もしくは、ミネラルウォーターがおすすめです。

炊く前に、軽くゆすって、お米を平らにすることで、ムラを少なくすることができます。
ポイント③正しい混ぜ方で炊き上がり混ぜる

ごはんが炊き上がったら、

しゃもじなどで、十字に切って、4等分します。

釜から剥がすようなイメージで、1箇所ずつ上にのせ、

ほぐしていきます。

これを全ての箇所で繰り返します。
取り出して、

くずす。

取り出して、

くずす。

最後に全体を整えます。
ポイント④おいしい盛り方でお茶碗にイン

最後は、ごはんの盛り方です。
しゃもじですくったごはんをお茶碗に持っていき、

しゃもじを上にスッと引くように、のせます。

ここで、盛り付けた後に、しゃもじで上からポンポンしてしまうと、ごはんのふっくら感がなくなってしまいます。
筆者も上司に「切るように盛り付けるように」と教わりました。
潰さないように、注意してくださいね。
おいしい炊き方&盛り付け方のご飯、完成♪

象印直伝「本当においしいお米の炊き方&盛り付け方」をしたものがこちら!
画像で見ても、ふっくら感が伝わるのではないでしょうか?
そして、しっかりと粒が立っていますよね。
しかも、今回筆者が使用したお米は、新米ほやほや。めっちゃおいしそうです。
そして、やっぱりここは——

卵かけごはんでいくしかない!

くぅ〜……たまりません。
この光沢!しょうゆの香り!

「うま……」
日本人に生まれて、よかった……。
ご飯のおいしさを最大限に引き出せるお米の炊き方!お試しを!

今回の記事では、炊飯器メーカー“象印”中の人に聞いた「本当においしいお米の炊き方」をご紹介しました。
少しの工夫で、いつものごはんがワンランクアップ。
そして、丁寧にごはんをほぐすことで、ごはんを残さず綺麗に食べることができます。
食品ロスを減らすためや洗い物の手間を減らすためにも、ぜひ試してみてくださいね。