稲毛とらのこ産婦人科(千葉県千葉市)院長インタビュー
開院後は順調なすべり出し。患者様からの評価がなによりうれしい
渡邉院長、開業後の状況はいかがでしょうか?
「2016年6月の開業から半年経ちましたが、私たちの予想より多くの患者様が来てくださっています。稲毛地区にお住まいの方が多いのですが、中には幕張や千葉中央あたりにお住いの患者様もいらっしゃいます。当院のスタッフは、以前の職場で一緒に勤めていたスタッフも多く、お産経験も十分ですので、そういった点も患者様から評価していただいていることはうれしいですね」
妊婦さん、患者様には「大丈夫!」と言ってあげたい
渡邉院長は、いつごろ産婦人科医になろうと思われたのですか?
「祖母が産婦人科を開業していたので、代々産婦人科の一家で私は育ってきました。物心ついたころから、“医者になりたい”と言わされていましたかね。そして、親の背中を見ながら産婦人科医になったのですが、今でも日々勉強しています。というのも、妊婦さんにしても、婦人科の患者様にしても、みなさん心配な気持ちで来院されるんですね。医者を頼って来院されるわけですから、私たちはできるだけ『大丈夫です!』と言ってあげたいんです。患者様に笑顔で帰ってもらいたい。それが信条ですね。そのためには、大丈夫と言ってあげられる根拠が必要ですからね。日々の勉強が欠かせません」
育児支援としての2週間健診も人気!
「最近は0歳児の虐待死が多いですが、お母さんのフォローは産婦人科がきっちりしていかなければならない領域だと考えています。そのための施策のひとつとして、当院は産後の2週間健診を行っております」
「2週間健診への参加は、希望者の方が対象なのですが、ほぼ全員の方に来ていただけています。内容は産後のお母さんのチェックや赤ちゃんに関することなど、幅広く丁寧にご相談に乗っています。今後は、現在週1回の小児科の診療回数を週2回に増やしていったり、2人目以上の育児をしているお母さんを手助けとして妊婦やお母さんとのコミュニケーションを増やしていったりと、町、市などの行政を巻き込んで取り組んでいきたいと思っています」