いつから始める?トイレトレーニング・ママ座談会
座談会 わが家のトイレトレーニング
布おむつはおしっこのタイミングがママにもわかりやすい! でもやっぱり大変な面も…
編集部:集まっていただいたみなさんは、偶然にもみんな布おむつ使用経験者なんですね。驚きました。
片岡さん:確かに紙おむつ派が多いけど、よく聞くと意外に布おむつを使ってる人もいますよ。うちは外出のときには紙、家では布って使い分けています。
菅さん:うちも兼用しています。布おむつにしたきっかけは、実は夫。子育てにこだわりがあって、最初から布おむつと彼が決めていたものですから(笑)! 布おむつは、おしっこしたあとママにもわかりやすいのがいいですよね。最近の紙おむつの性能がいいせいか、子どもも知らせてくれないのでチェックが大変です。布おむつなら、子どもがどのくらいのタイミングでおしっこするのか、どのくらい時間があくのかとか、トレーニングを始めるためのタイミングを知ることもできます!
高原さん:そうですね。性能が良過ぎて、あんまりおむつ交換をしないで過ごしてしまっているママもいる、という話を聞いたこともあります。うちはこまめに取り替えていますが、大量のゴミは悩みの種。それにいろいろ使ってみましたが、紙おむつの性能は物によってかなりばらつきがあって、あんまり安いとおしっこの量が多いときに破けたり、おしっこを吸収したゼリーが出てきたりすることもありました。
菅さん:安い紙おむつは、おしっこをしたときにも臭いがあったりして。
高原さん:たしかに! でも、臭いがあったほうが替え時がわかりやすいから、これはいい点かも(笑)。とにかくうちはうんちの回数が半端じゃなかったから、産院が布おむつだったこともあって、最初は布おむつで頑張ってみたものの、生後6カ月で紙おむつに切り替えて、今は完全な紙おむつ派です。布おむつのお洗濯とおっぱいで本当に休む間もなくて、毎日クタクタ。つい最近まで、1日に6回もうんちしていたんですよ!
片岡さん:それは大変ですね! 確かに紙おむつでなければやってられないかも。うちはおむつの洗濯は、パパ担当にしています。だからなんとか続けられているのかも。布で費用を抑えている分、パパにも協力してもらわなくちゃね。育児はママだけがするものじゃないですもんね。でも、パパの状況でなかなかそうはいかない場合は、かなり大変かもしれません。
高原さん:最近はうんちの回数も減ってきたし、せっかく布おむつを持っているので、トレーニングのために、ちょっと布おむつを使ってみようかな、なんて思い始めてます。
トレーニング成功までは、みんな失敗の連続
高原さん:うちは、1歳6カ月のころにおまるを買ったことをきっかけに試してみたんですけど、全然できなくて一旦中止したあと、2歳になった最近、周囲のママやお友だちの様子を見て、「うちもやらなきゃ!」と、またトレーニングを始めてみました。でも、今も全然「出た」とも言ってくれず、トイレに誘ってもおしっこが出ません。トレーニングが進まなくて悩んでいますが、みなさんもおむつが完全に取れるようになるはでは、いろいろ失敗もあったんですか?
菅さん:うちも同じです。実は1歳6カ月でトレーニングをスタートして、トイレに行けるようになったんですが、寒くなってきたり風邪をひいたりしたことで、またおむつに逆戻り。暖かくなるまで中止を決めて、2歳4カ月からまた再開しました。
片岡さん:トレーニング中の失敗はずいぶんありましたよ! おまるの周りには必ず新聞紙を敷いてたし、何度もパンツや床を濡らしました。
菅さん:遊んでいるときはおしっこに関心がいかないから漏らしたり、急に「おしっこしたい!」って言い出すので焦ることもありました。でも、外で「トイレ」って言っても、我慢させずにすぐに連れていくようにしていました。「トイレ行きたかったのに、あのときは連れて行ってくれなかったじゃない」と思われるとトレーニングの意味がないし、かわいそうですからね。
片岡さん:それに、どんなに失敗しても怒らないことも大切ですよね。「怒られるからトイレに行く」のではなく、「おしっこをしたいから行く」っていうことをちゃんとわからせなきゃいけないですからね。心の中では「もう! また失敗して!」なんてイライラしていたけど(笑)、ぐっとこらえました。トイレを楽しくするために、キャラクターのシールやグッズを利用したり工夫しました!
菅さん:おむつを外すのは不安だけど、思い切って外して「おむつにはもう帰りたくない」と思わせることも必要なんでしょうね。一度外したあと、「パンツとおむつどっちはきたい?」って聞くと、必ずパンツを指差します。はき心地が快適だし、動きも自由だからだと思うんだけど。
片岡さん:たしかに最初は不安かもしれないけど、パンツにすると本人も漏らさないように注意深くなりますよ。親も「そろそろトイレ行こうか」って誘いやすいし。おむつに頼っていると、どうしても「おむつだからおしっこしちゃっても、まあいいか」って安心しちゃう。それに「私はパンツなんだ!」っていう子どもなりのプライドみたいなものもあるようで、そういう意味でもおむつをはきたがらなくなります。好きな柄のパンツを自分で選ばせて買ってあげるのもいいですよ。
高原さん:夜はどうしてます? うちの子はすっごい水分とるし、夜のどが乾くとまたゴクゴク飲むので、夜中のおしっこの量が半端じゃないんですよね。朝には紙おむつがパンパンに膨れ上がっているような状態で、当分、おねしょはなおらないと思うけど……。
菅さん:個人差がありますからね。お水が欲しくて泣き叫ぶのに、あげないわけにもいかないし。うちの子も、夜はまだおむつつけていますよ。
片岡さん:うちは夜もパンツで寝ていますが、一応おねしょシーツを敷いています。夜寝る前には水分をひかえたり、たまに夜中に起きたときにトイレに連れて行くようにはしていますが、あまりおねしょには神経質にならなくてもいいんじゃないかしら。
ところで男の子のおしっこのしつけって…?
編集部:アンケートでは、「男の子のおしっこのさせ方がよくわからない」という質問が多かったのですが、片岡さんはどうされましたか?
片岡さん:外出したときには、女性トイレに小さい男の子用のトイレがついていれば、私が支えておしっこさせるけど、家は洋式なので座らせています。男の子の場合、普通に便座に座らせるとおしっこがはみ出しちゃうことがあるので、反対向きに座らせるといいですよ。
高原さん:洋式トイレは2~3歳の子には高過ぎるから、立ってするのは大変ですものね。女の子なら便座に座らせちゃえば同じだけど。
菅さん:うちの子は女の子なのに、たまに「パパのまね」とか言って、お風呂で立っておしっこしたりします(笑)。前にパパがトイレに入っていたときに、ドアを開けて立ってしているのを見たみたいなんです。それ以来、「パパもうちでは座ってしてね」って言っています(笑)。言葉で「男の子と女の子はおしっこの仕方が違うのよ」と言ってもまだわからないですからね。
片岡さん:男の子の場合、パパと外出するときには必ず男性用のトイレに連れて行ってもらって、「男の子はみんな、こうやってするんだよ」ってやり方を教えてあげるといいですよ。やっぱり、男は男同士のほうがわかりやすいのかもしれませんね。