おむつの歴史について
紙おむつの誕生と歴史
戦争がなければ紙おむつもなかった?!
1940年代のヨーロッパは、第2次世界大戦で物資不足に陥り、布おむつを洗うためのせっけんも不足、ドイツに経済封鎖されていたスウェーデンでは乳児用おむつのための綿花の輸入もストップしてしまいました。そこで考え出されたのがおむつカバーを使用して布おむつのように使うかたちの紙おむつで、何枚もの紙を重ねて布で外側をおおったものでした。その後、吸収力も布とかわらず洗濯も不要のこのおむつはヨーロッパに普及していき、「ヨーロッパスタイル」として定着していったのです。
1950年代後半 アメリカでおむつカバーのいらないテープ型紙おむつ開発(P&G)
1950年代 日本でも初めての紙おむつの販売が始まる
1962年 布おむつの上に敷いて使用する、「乳児用ライナー」発売(ホクシー)
1963年 おむつカバーの中に使用する布おむつ型の紙オムツ発売。表面材には不織布を使用(ピジョン)
1965年 紙オムツ懇話会結成、材料・表示の自主規格作りスタート
1977年 アメリカから輸入された立体裁断でテープ型のパンパース発売(日本P&G)
1979年 紙おむつの衛生性と安全性保持を目的とした、紙おむつの使用材料に関する自主規格制定
1981年8月 純国産テープ型紙おむつ「ムーニー」発売(ユニ・チャーム)
1990年 パンツ型トレーニング用おむつ「トレパンマン」発売(ユニ・チャーム)
1977年日本で発売されたテープ型おむつ(パンパース) | パンパースの1977年当時のパッケージ |
画像提供:P&G
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