紙おむつと布おむつ

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便利で高性能な紙おむつ、「子育ての負担が減って、その分子どもとゆったり接することができる」などの意見もあり、ほとんどのママが使っていて、今やなくてはならない子育てアイテムですが、デメリットはないのでしょうか?また、おばあちゃん世代からよく聞く「布オムツはオムツ外れが早い」「昔の子どもはもっと早くおむつが外れた」という話は、本当なのでしょうか?子どものためにはどう選んだら良いのでしょう?はっぴーママアンケートと三石先生へのインタビューを通して考えます。

 

 

アンケート結果とママのコメント

紙おむつで大変だったこと、布おむつにすればよかったと思った瞬間はありますか

 

おむつで大変だったこと、紙おむつにすればよかったと思った瞬間はありますか

ほとんどない 37.01%  
紙おむつ代が意外にかかると感じたとき 42.52%
おむつのゴミが大量に発生したとき 42.52%
おむつはずれが思うように進まなかったとき 6.52%
環境に良くないのではないかと思ったとき 12.26%
 
ほとんどない 2.90%
洗濯が大変だった 29.02%
手荒れをおこしてしまった 6.30%
赤ちゃんのおしりがかぶれてしまった 5.29%
漏れてしまって周囲を汚してしまった 25.42%

 

 

●布おむつはやっぱり大変!?

・生後2カ月までは 布を使用していましたが、おしっこの量が増えるし、夜寝ていてお尻がぬれたままだとかわいそうで紙にしました。あまり布紙にこだわらないで子どもが快適に過ごせるようにしてあげるのが一番かな?と思います。

 

・初めは布おむつにこだわっていました。経済的にも助かるし、成長の過程では布おむつのほうがいいのでは?という思い込みでがんばりましたが、現在は、紙おむつも改良されていて、布おむつよりも紙おむつのほうが、清潔でかぶれないというのを聞いて、紙おむつにかえました。やはり布おむつは洗濯も大変だし、もれやすかったり、交換回数も多いので、ここまで頑張る意味ないかもと思ってしまいました。

 

●便利で高性能な紙おむつ、使い方の注意点は…

・ハイハイするまでは、昼間は布おむつで、夜・外出は紙おむつと決めていました。しかしハイハイ~歩き出し……とても布を替えれる状態では無くなったので、紙おむつ1本に変更しました。紙おむつだと、つい替えるのを忘れて、パンパンになったり、おむつかぶれの症状がでたりするので、暖かくなったのを機会に、布に戻そうかと検討中です。

 

・新生児の間、布を使っていました。綿素材のほうが肌に気持ちよいのではないかと思ったからです。でも、1日中おむつを洗濯しているような有様でしんどかったです。紙に替えたとき、なんてラクチンなのかと驚きました。ただ、うんちの状態などは布のときのほうが記憶が鮮明で、紙にしてからは少し変化に鈍感になった気がします。

 

・ズリバイが始まるころまで布を使っていましたが、布って替える回数が半端じゃないですよね。どのくらいの間隔でおしっこをするなど紙ではわからない事も見え、良い経験になりました。でも紙オムツのCMキャッチコピー「8.5時間分のおしっこを吸収」を「8.5時間替えなくてもいい」と解釈してしまっている方と出会ったときにはびっくりしました。何より子供の立場になって考えるべきだと感じました。

 

●ずっと紙おむつ派のママの思う布おむつ

・この間ある雑誌を読んでいたら、4歳ぐらい子供が友達と「布おむつと紙おむつ、どっちが好き?」という話をしていたそうです。そうしたら、どちらの子も「布おむつは柔らかくて大好き!」と話していたらしいです。「紙おむつはごわっと固い」らしいです。親は便利さを優先させますが、ああ、子供達は親には主張できないけれど、こんなことを考えるんだな~と反省しました。布おむつの良さもあるんですね。

 

・布おむつの方が自然で本来はそのほうがいいんだろうなと思います。ゴミの減量化にもなるし子供にとっても布おむつの方がトイレトレーニングでは早く卒業できるのではないかと思います。子供には手間をかけたほうがいいように感じますが、実際はやっぱり布は断念しずっと紙おむつでした。

 

赤ちゃんの肌のためにはどちらがいいのでしょうか?

紙と布、どちらを選ぶかは、ご家庭の方針や予算の都合にもよりさまざまだと思います。しかし、最近の紙おむつは吸収力が高く、通気性の高い材質を使われているものも多いので、おむつかぶれを防ぐ意味では紙おむつのほうがおすすめです。 

昔は紙おむつの性能が低く、もれたりかぶれたりすることもあったこと、また「紙おむつ=手抜き」というイメージも根強くあるため、紙おむつに否定的な見方をしてしまう人もいるでしょう。しかし、布おむつは、何度も洗っているうちに繊維が毛羽立ち、ゴワゴワしてくるため、赤ちゃんの皮膚にはよくないこともあります。皮膚のためを思えば、最新の紙おむつを利用したほうがいいことは間違いありません。ただし、紙おむつの場合、ギャザーやテープの部分がこすれてかぶれてしまうこともあるので、注意して見てあげましょう。

また、「紙おむつだとおむつはずれが遅くなるのでは?」と心配される方も多いと思います。おむつを外すには、ぬれたときの不快感がイヤ!という気持ちを起こさせることが必要ですが、紙おむつをいつまでも使っているとこうした不快感を実感できないことが多いのも確かです。

もちろん、トイレトレーニング用の紙パンツならぬれた感じを実感できますが、「紙ならぬらしても捨てればいい」と考えるあまり、おむつ外しに真剣になれない親御さんも多いのではないかと思います。おむつ外しは自然にできるものではなく親が積極的に促すことが必要ですので、いつまでも「紙おむつがあるから安心」と思っていると、なかなかトイレトレーニングが進まないこともあります。

 

まとめ

紙おむつのメリットは大きく、性能的にも子どもの肌にもやさしいものになっていること、核家族の多い現在、一人で子育てにがんばるママの精神的・時間的なゆとりのためにも、なくてはならないもののようです。ただし、性能の良さに頼りすぎずこまめに替えてあげること、排便の様子を意識してチェックする習慣をつける、などが必要のようです。

 

一方、布おむつにも、育児への協力者がいるなど、ママ本人が「辛い」と感じない、さらに「使ってみたい」と思うなら、「子どもの排便の様子に敏感になる」「おしっこの回数を把握しやすい」など長所があるようです。ただし、布おむつの大変さに、「途中でギブアップした」とアンケートに答えたママさんも多く、ストレスになるようならこだわりをすてて紙おむつにしてみる、外出時や夜間などに紙おむつを併用するなどして、無理せず利用したいですね。

 

 

監修者

医師 三石 知左子 先生

小児科 | 葛飾赤十字産院院長


東京女子医科大学小児科入局後、東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師などを経て、現在、葛飾赤十字産院院長、東京女子医科大学非常勤講師。


経歴

1982年3月 札幌医科大学医学部卒業
1982年5月 東京女子医科大学小児科学教室入局
1987年4月 東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門配転
1993年1月 医学博士取得
1994年5月 東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門講師
1999年3月 東京女子医科大学退職
1999年4月 葛飾赤十字産院副院長、東京女子医科大学非常勤講師
2006年4月 葛飾赤十字産院院長


2019/09/30


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