3歳児健診でチェックすること

この記事の監修者

医師小枝 達也 先生
小児科 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センターこころの診療部長

鳥取大学医学部脳神経小児科入局。小児神経科、小児科、新生児医療、神経内科、障害児医療の研修を積み、オランダ政府奨学生としてアムステルダムライ大学小児科へ留学。その後、鳥取大学医学部講師、助教授を経て、鳥取大学教育学部教授に就任。その後、鳥取大学地域学部教授、鳥取大学附属小学校長(併任)、鳥取大学地域学部附属子どもの発達・学習研究センター長(併任)を歴任し、平成27年3月鳥取大学退職。平成27年4月より国立研究開発法人国立成育医療研究センターこころの診療部長に就任。平成29年4月より副院長併任。

 

赤ちゃんの健診は、 母子保健法第12条及び第13条の規定により 市町村が乳幼児に対して行う健康診査です。乳幼児健診の目的は「乳幼児の病気の予防と早期発見、および健康の保持・健康の増進」となっています。赤ちゃんがすくすく成長していくためにも健診はしっかり受けましょう。

 

 

3歳児健診

 

 

3歳〜3歳6カ月の間に行われます。乳児健診で最後の健診となります。3歳までに発見しておきたい病気をチェックします。

 

具体的な内容(乳児健診共通で行う項目)

・身体測定(身長、体重、頭囲、胸囲)

・視覚・聴覚

・おなかの触診

・口の中の診察

・頭の大泉門(だいせんもん)の触診

・性器の診察

・問診

 

 

具体的な内容(3歳児健診でおこなう項目)

 

・尿検査

当日の朝の尿を採取して持っていくことが多いです。おむつがはずれていない赤ちゃんは、コットンなどをオムツに入れておき、しぼった尿を容器に入れます。蛋白や糖などの数値を計ります。

 

・歯科健診、歯科指導

虫歯のチェックや、歯磨き指導があります。生活行動範囲が広がって食習慣が多様化するため、虫歯のリスクが高まりやすくなります。状態によっては、仕上げ磨き、食生活のあり方などを直す必要があります。また、指しゃぶりや、唇や爪などを噛む、舌で歯を押すなどの癖が習慣となっている場合は歯並びが悪くなる場合があるので改善が必要です。

 

・手指の発達

ペンを使って○や△が描けるかを診ます。また、見たものを目で捉えてまねして描けるかもチェックします。健診の時に自分の着替えができるか、ボタンをはずしたり、留たりができるかなども診ることがあります。

 

・運動能力

両足をそろえたその場でのジャンプや、低い階段なら足を交互にして上がれるなどを診ます。また歩き方に不自然な点がないかなどもチェックします。

 

・言葉の理解

会話ができるかどうか確認します。名前や年齢を聞かれて答えることができるかで調べることが多いです。長い短いや大小の確認などもよく聞かれます。

 

 

3歳児健診は大切な乳幼児健診。体や心の発達はもちろんのこと、言葉の発達や集団生活でのコミュニケーションの様子などで気になることがあれば、積極的に聞いてみましょう。

 

※厚生労働省では、新型コロナウイルス対策が気になる保護者に向けて、子どもの健康が気になるときだからこそ、予防接種と乳幼児健診は遅らせずに予定どおり受けるよう情報発信しています。
予防接種のタイミングは感染症にかかりやすい年齢などをもとに決められており、乳幼児健診は子どもの健康状態を定期的に確認して相談する大切な時期なので適切な時期にきちんと受けましょう。予防接種を受けそびれてしまった方はできるだけ早く受けましょう。
体調が悪いときは予防接種や健診に行くのはやめ、元気になったら改めて予定を立てましょう。
乳幼児健診は、感染状況などを踏まえて中止、または実施方法などを変更している場合があります。お住まいの市町村の子育て世代包括支援センターや母子保健窓口にお問い合わせください。
参考:厚生労働省「遅らせないで!子どもの予防接種と乳幼児健診」

 

 

(監修/小枝達也先生)

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