後陣痛はいつまで?緩和方法や注意事項について

8

後陣痛イメージ

 

出産が終わって、ほっとしたところにやってくる後陣痛。その痛みの程度は激痛を感じる方やチクチクと感じる程度の方など、人によってさまざまです。

ではどういう場合に後陣痛の痛みが強くなるのか、また痛みの原因は何か、その緩和方法や注意すべきことなどをご紹介していきます。

 

 

後陣痛とは?

胎盤が出たあと、大きくなった子宮は妊娠前の大きさに戻ろうとします。

これを子宮復古といい、子宮が収縮することで胎盤が剥がれた部分に生じたたくさんの血管を圧迫し、そこからの出血を止める役割も果たしています。

 

この子宮復古と胎盤がはがれた部分からの出血を止め、子宮復古を促すための生理現象が後陣痛なのです。
後陣痛の痛みの程度は人それぞれ違います。チクチクと痛むだけの人や、生理痛のような痛み、また陣痛のような激痛を感じる人までいます。

後陣痛は胎盤娩出直後から数日以内が多いですが、産後数週間にわたることもあります。

 

 

 

初産婦と経産婦での後陣痛の痛みの違い

初産婦か経産婦かによっても、後陣痛の痛みの程度が異なります。

経産婦は初産婦に比べて子宮が大きくなっていることと子宮筋の疲労が大きいので、強い子宮収縮が必要となり、より強い後陣痛が起こるため、強い痛みを感じる場合が多いです。

 

 

経腟分娩と帝王切開での後陣痛の痛みの違い

帝王切開の場合、麻酔の影響もあり、子宮収縮が経腟分娩の場合より緩やかなことが多いです。

そのため、産後の出血が多くなる可能性があります。それを予防するため、子宮に直接子宮収縮剤を注射したり、術後の点滴に子宮収縮剤を入れて経過を見ることがあります。

帝王切開の傷の痛みもあるので、後陣痛をより痛いと感じるかもしれません。

 

 

後陣痛の増強因子

子宮収縮を促すホルモンが「オキシトシン」です。

オキシトシンには母乳を放出する役割もあります。赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激によってオキシトシンが分泌されるため、授乳のときに後陣痛が強くなることがあります。

子宮が元の大きさに戻ると、この痛みはなくなりますので短期間の辛抱です。

 

 

後陣痛の緩和方法

後陣痛があることは子宮が順調に元に戻っている証拠なのですが、痛みが強い場合は赤ちゃんのお世話も辛いです。

後陣痛の痛みを緩和する方法はいくつかあるので、ご紹介します。

 

●子宮収縮剤の内服の調節
医師に確認したうえで子宮収縮剤の量を減らしたり、休薬するなどの対応をしましょう。また授乳時に痛み強く感じるなら、医師の指示の下で授乳時間に重ならないように、子宮収縮剤の内服時間を調節しましょう。

 

●授乳回数を増やす
1回の授乳時間を短くして、授乳回数を増やします。

後陣痛はじょじょに収まってくるので、痛みの程度に合わせて、少しずつ授乳時間を延ばしていくといいですね。

 

●鎮痛剤を内服する
授乳中でも鎮痛剤の内服はできるので、医師に相談して処方してもらうこともできます。

 

●アロマオイルでリラックスする
産院に相談して問題がないようでしたら、アロマオイルを使ってリラックスするのも良いです。

後陣痛の痛みを気にしすぎて緊張してしまうと、痛みに敏感になります。一時的な痛みと割り切って、できるだけリラックスして過ごしましょう。産後の乱れやすい精神の安定にもおすすめです。


しかし中には、体調によって使用しないほうが良い種類のアロマもあるので、使用したい場合はアロマの専門店で知識がある人に相談すると良いです。

授乳時に痛みを感じやすい人は、授乳前のタイミングの使用が良いですが、乳房などに使う場合は授乳後に使用します。

 

 

注意したい産後の痛み

後陣痛がはじまるのは胎盤娩出直後から数日以内(※場合によっては産後数週間にわたることもあります)と普通は2~3日で消失するものです。

1カ月健診までに下腹部痛が続く、悪露が多い(レバーのような塊が出る)など気になることがあれば早めに受診しましょう。

子宮がスムーズに元の大きさに戻れない「子宮復古不全」の場合があります。

子宮復古不全になっていた場合、卵膜や胎盤の一部が子宮に残っていたら、抗生剤の投与や子宮内の残留物を取り除く処置をしてもらいます。

また残留物が見られず子宮収縮が遅れているなら、子宮収縮剤で様子をみることになります。

 

 

まとめ

後陣痛は子宮が回復している証拠なので良いことなのですが、赤ちゃんのお世話が大変な出産直後にやってくることもあり、痛みが強いとかなり辛いです。

そんな時は緩和方法を試してみるなどして、上手く後陣痛を乗り切りましょう。

痛みが強い時でも一人で我慢しようとせずに、医師や助産師さんに相談するなど産院にも助けてもらいましょう。

 

 


監修者:助産師 REIKO

医療短期大学専攻科卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

 

 

【関連記事】

後陣痛に耐えられなかったら子宮収縮剤は飲まなくていい?

【ママの出産体験談】私が感じた前駆陣痛と陣痛、後陣痛の痛み

【出産体験談】想像を絶する痛み!陣痛&後陣痛

ズンズン、ゴリゴリ、ドキドキ!?出産後に痛かったこと3選

【意外と多い!?子宮筋腫】 妊娠・出産・産後はどうなる?

産後3カ月で来る「産後あるある」!?つらーい産後ママの体調不良

産後の休養は重要!産後3カ月目に自律神経失調症になった私

みんなはどんな変化があった?産後ママの体質の変化

【産後ママあるある】つらい産後の症状!対処法を見つけて乗り越えよう

産後ママを襲うツライ便秘!先輩ママが実践した解消法3つ

ベッドを汚したのは悪露ではなく尿!赤面!産後の尿漏れ事情と対策

後陣痛に耐えられなかったら子宮収縮剤は飲まなくていい?

 

 

◆関連動画 出産ドキュメンタリー(通常分娩)

 

 

 

◆出産の影響に関するQ&A

 

 

◆産後の体調の体験談

 私は痛みに鈍いのか、陣痛がギリギリにくるタイプのようで、自然分娩で2人産んでますがどちらも5時間・4時間と安産でした。

口のなかがとても苦くて味覚障害な悪阻が最初から産むまであって辛かったです。22週入ってすぐに、重症の子宮けいかん無力症で切迫早産で緊急入院になって、手術して子宮をくくって、ずぅっと24時間点滴で、寝たきり生活になりました。最初、3週間ぐらいお風呂もシャワーも入れないし、ご飯も寝たままたべないといけないし、逆流性食堂炎の私は胃も痛いし、逆流して吐いてばかりで辛かったです。出産の時は、くくっていた子宮を抜糸して、子宮口5~6cm開いているのに陣痛がこなくて心配しましたが結局、陣痛来たかなって思って時間をはかったら、すぐに1分置きで、分娩台に乗ってからは2時間以内にうまれました。

 でも、ここからが生き地獄でした。産み落とす少し前から頭痛がしてきて、産んだ直後から激痛でもがき苦しんで、はじめての赤ちゃんもだっこ出来ず、目も開けられないのでみることもできず、頭痛はひどくなるばかりで、薬はまったく利かないし、気分悪くて吐きまくって次の日の夕方まで苦しみました。頭痛は少し痛みが和らいだ感じで、そろそろ治ると思っていたら、また夜中に急に激痛になって、のたうち回りました。

 結局、退院まで頭痛が和らいだと思ったら、急に激痛になったりをくりかえしました。もう、何回吐いたかわかないぐらいきつかったです。退院を1日のばして、CTやMRIをとってもらったりしましたが原因はわからないまま退院しました。ずぅっと頭痛で、赤ちゃんの鳴き声が頭に響いて辛かったです。 退院、1週間後には、また激痛で救急車で運ばれました。

 しばらく病院でくるしんで、何とか少し落ち着いて帰ろうと、会計していたら今度は、大出血で血の海状態になりました。らんまくがひっかかっていたみたいでした。この苦しい頭痛は、あちこち病院行った結果、偏頭痛じゃないかといわれました。合う薬もみつかり、産後2カ月すぎにやっと、頭痛のない日を迎える事ができました。

 ほんとに、辛かったです。出産の痛みなんて比べ物にならないぐらいの頭痛でした。出産って命懸けって思い知らされました。

すみちゃん さん

 不妊治療をして43歳で出産しました。妊娠初期から出産するまで、ずっと色々と具合が悪く毎日点滴、体重8kg減、つわりがましになると、次は目の眩しくて外に出られずサングラス生活で、テレビもれられずラジオの毎日、この体調の悪さは出産までの我慢だ!と言い聞かせて生活してきました。 35週でお腹が急に痛くなって、全く痛くて歩けなくなり車椅子生活に。眠るのに横になるのに3分程かかり痛く、寝返りも声を張り上げ、いてて、いててと騒ぎながら、涙を流しながら。起きるのがまた一苦労、丸椅子に体重をのせて、半泣きでなんとか立ち上がる感じでした。

 最終的に36週1日に帝王切開をしました。無事出産できたのですが、次はまた違う苦しみが始まりました。母乳を出し始めた10日後頃から、一気に色々おかしくなり始めました。まず、節々が痛くなってきて、風邪かな?と思いましたが違いました。耳がおかしくなりました、周囲の色々な小さい音が、全部不快に聞こえてきて、子どもの鳴き声もうるさくてうるさくて、発狂しそうなぐらいで一緒にいられませんでした。耳を右に向けると、自分自身の脈の音がドン、ドン、と聞こえてきたり、冷蔵庫や周囲、近所のモーター音も全部聞こえてきて不快で不快でしょうがありませんでした。妊娠中期から目がとても眩しかったのですが、それも更に悪化をして、出産したら治るどころではなく、全身の他の機能がもおかしくなってしまいました。全身の色々な箇所が痛いし、全てが眩しく、子育ては一切できず自分が生き延びるということだけで、もう一杯一杯になってしまいました。睡眠薬を飲んでも中々眠れませんでした。2週間程は実家にいましたが、子どもの鳴き声や、実家での色々な生活音等苦しくて、家に帰ることにしました。

 次は分かってくれる病院を探すのが大変でした。電車は眩しくて乗れませんでしたので、行くのが大変でした。どこに行っても、なかなか分かってくれるドクターとも会えず、いつこの具合の悪さは終わるのだろうと毎日が勝負している精神ギリギリな日々でした。何だかわからないんですが、焦燥感も凄くて起きている時間が苦しかったです。食欲もなく、うつ病かなとも思いましたが、うつ病とは違うようでした。幻聴等は全くなかったですね。色々なストレスでイライラ焦りも凄かったです。とにかく身体が全部悪いと言ったらいいのでしょうか、先はどうなっていくのだろうと、治る時がくるのか不安でした。

 結局、7箇所ぐらい病院に行き、精神科も行ってみました。軽い睡眠薬や安定剤、漢方薬、あと一番話しが合ったのは更年期外来の先生でした。今も毎月ホルモン補充をして、それはかなり即効、効きました。今、体調は少し良くなったり、悪くなったり、の連続で、一年目の夏はアイスノンを胸にあてないと苦しくてしょうがありませんでしたが、今年の夏はアイスノンをしなくても夏を過ごせました。

 ずっと食事のデリバリーに頼っていたのですが、今年になり自分で少しづつ作れる時も増えてきました。耳もまだおかしくなりますが、やっと軽い日が増えました!更年期の先生いわく、検査の結果としては、まだ更年期の数値ではないそうです。食欲も最近やっと普通な日が増えてきています。子どもの面倒も、結局出産して一年半ほどですが、親に育ててもらう事になってしまいました。家が近いので毎日会いに行き、たいした世話はできませんでしたが、母と一緒に育てました。今後は徐々に日にちを決めて、私が引き取り育てるようになればいいなと思っている所です。 こんなタイプもあるんだと、びっくりしました。お産は、怖いものだと感じました。ホルモンと自律神経は繋がっているらしく、その辺りが私の場合とてもバランスがおかしくなり、自律神経がめちゃくちゃになり、目(閃光)、耳、焦燥感、睡眠、食欲不信、身体の痛さ、など色々おかしくなったと思われます。これからもう少し良くなったら、出産前のような普通の元気な体調になりたいので、ホルモンバランス、自律神経も良くなりそうな腹式呼吸のできそうなものを始めたいと思います。

 今回、高齢出産だからこうなったのかどうかはわかりませんが、できれば早めに産んどいたほうが良かったのかなぁと、考えさせられたりします。難しいものですね。今まで色々な怪我や病気もしてきてかなり辛いものもありましたが、今回ばかりは、本当に生きるか死ぬかといっていいような日々で、ほとほと疲れました。これから子育てを頑張らないとですが、私なりにできる範囲で気楽にやっていこうと思ってます。

紅緒 さん

 四人目妊娠中です。一人目は五月生まれ、若かったせいもあり、そして赤ちゃんがビックリするくらい良く寝てくれたのでホントに体調が良かったです。二人目は六月生まれ、周りに頼って産後三週間大事にしていました。おっぱいは大変でしたが、体調良好。三人目は二月生まれ。ホントに雪の多い寒い冬でした。シャワー浴はキツかったです。産後一年間、身体が冷えていた気がしました。産後すぐに二人目の子の卒園、入学があって色々動いたのでめまいがしました。

 産後はやはり三週間、しっかりと身体を休めた方がいいです。動けてしまうので、動いてしまいますが。四人目は夏に出産予定です。出来るだけ無理して動かないように、ゆっくり身体を休ませたいです。これからの家族の為、元気なお母さんでいるために産後は休ませてもらいます。

あけちママ さん

 1人目の出産のときは、産後の体調もそれほど悪くなかったのですが、2人目出産後は、まず後陣痛がひどく、しばらくは歩くのもやっとでした。年齢を重ねたこともあるんだとは思いますが、1人目出産後に比べて、2人目の時は回復も時間がかかったように思います。また、ベイビーのお世話だけでよかった1人目出産時比べて、上の子の面倒も見ないといけないという点も大きかったと思います。

あっちママ さん

 

その他の産後の体調の体験談

 

◆助産師に相談しよう!(無料)

ベビーカレンダーでは助産師に相談ができます。知りたいことは助産師に質問してみましょう。会員登録は不要です。

2017/08/02


この記事にいいね!しよう

いいね!
8

現在ログインしていません。

はじめての方へ

赤ちゃんの笑顔でいっぱいの毎日を。『ベビーカレンダー』は、赤ちゃんが毎日を笑顔で過ごせるような情報をお届けする、妊娠・出産・育児の情報サイトです。日めくりカレンダーを毎日めくるように、『ベビーカレンダー』を、ぜひ毎日ご活用ください。

ベビーカレンダー監修者はこちら

  • 天神先生
  • 三石先生
  • 池谷先生
  • 小枝先生
  • 松井先生
  • 太田先生

あなたも質問してみませんか?

ご投稿いただいた質問に、頼れる専門家が回答いたします。気になる悩みや疑問をお寄せください。