妊娠超初期はどのような症状があらわれる?過ごし方や特徴、気を付けることとは?

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妊娠超初期イメージ

 

妊娠0~3週の、実際にはまだ妊娠が成立していない、あるいは成立して間もない時期を「妊娠超初期」と呼ぶことがあります。

今回は、妊娠超初期の胎児の状態や、ママの体調の変化などをご説明します。

 

 

妊娠超初期とは

妊娠超初期とはどんな時期?

妊娠4週~15週(妊娠2カ月~4カ月)を「妊娠初期」と呼びますが、この前の時期にあたる妊娠0週~3週(妊娠1カ月)を「妊娠超初期」と呼ぶことがあります。具体的には、最終月経の初日から、着床前~直後の時期です。妊娠が成立する(着床する)前の時期も含むことがポイントです。

 

妊娠超初期の変化

妊娠超初期に起こる週数ごとの変化は次の通りです。


・妊娠0~1週(妊娠0~13日)‥‥最終月経~排卵が起こる時期
最終月経開始日を0週0日として数え始めます。一般的には、最後の月経開始から2週間程度で排卵が起きます。


・妊娠2週(妊娠14~20日)‥‥排卵~着床する前まで時期
排卵が起き、卵管膨大部で精子と卵子が受精します。受精卵は分裂を繰り返しながら卵管を移動し、子宮の中へ到達します。ここまでに約6日かかります。


・妊娠3週(妊娠21~27日)…着床の開始~着床が完了する時期
受精卵が子宮内に達すると、胚と子宮内膜から分泌される酵素によって胚を覆っている帯状の組織が剥がれます。そして、子宮内膜に接着し、内側に侵入します。胚が子宮内膜の内側に完全に埋まった状態になると、着床完了(妊娠成立)です。

 

 

超初期はまだ赤ちゃんが見えない!?

妊娠超初期は、「初期」という言葉が含まれるものの、実際には妊娠が成立していない時期~着床するかしないかの時期です。着床が完了しても、その直後は赤ちゃんの存在を超音波検査で確認することはできません。赤ちゃんを包む「胎嚢(たいのう)」という袋が確認できるのは、早くとも妊娠4週以降だといわれています。「胎芽(たいが)」と呼ばれる赤ちゃんの姿が確認できるのは、さらに後の、妊娠6週以降です。

 

妊娠判定もまだできない

妊娠検査薬が陽性を示す時期は、早くて妊娠4週以降、一般的には月経予定日の1週間後にあたる妊娠5週以降に検査します。つまり、妊娠超初期の時点では、妊娠の判定をすることはできません。
 

 

 

妊娠超初期の症状と外見の変化

妊娠超初期に、ママの身体にはどのような変化が現れるのでしょうか。症状には個人差があり、妊娠超初期症状が気づかない起こらない人もいます。

 

そもそも超初期症状はあるの?

妊娠が成立すると、ホルモンバランスの変化など、さまざまな要因で、つわりなどの初期症状が現れるといわれています。妊娠が成立するのは妊娠3週の終わりごろ。つまり、目立った体調の変化が起こるのは妊娠4週以降だとされています。しかし、中には妊娠3週の時点で何らかの兆候を感じ、妊娠を予想したママもいるようです。

 

妊娠超初期症状の例

妊娠超初期症状の一例として、次のような症状が挙げられます


<ママの体調の変化>
・身体が熱っぽい、だるい
・普段より眠気が強い
・トイレが近くなる、便秘
・下腹部の痛み、張り


<ママの外見の変化>
・下腹部が張る
・胸が張る
・着床出血

 

上記の事柄は、あくまで一個人的な感覚に基づいた症状の例です。着床直前、ママの胎内では子宮内膜が厚くなり、着床が起こりやすい環境づくりが成されています。女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの作用しあうことで、着床が促され、着床後は妊娠を維持することができるといわれています。一説によると、このようなホルモン変化が妊娠超初期症状の要因と考えられていますが、医学的にははっきりと解明されていないものもあります。
 

 

 

妊娠超初期の注意点

妊娠超初期は重要な時期です。この時期の懸念事項と注意点を知っておきましょう。

 

妊娠継続ができないケースもある

子宮内膜に着床が起こった時点で妊娠が成立しています。しかし、妊娠が継続していくかどうかは、この時点では分かりません。残念ながら妊娠超初期~初期段階で妊娠が中断してしまうケースもあります。


●化学流産
妊娠5週以前に、何らかの原因で妊娠が中断してしまうことを「化学流産」といいます。化学流産は、超音波検査で胎嚢の存在を確認する以前に発生します。痛みなどの自覚症状も乏しく、気づかずに次の月経を迎えるケースが多いといわれますが、妊娠検査薬は陽性を示すため、フライングで妊娠検査薬を使用することで科学的流産に気づく人が多いといわれています。


●子宮外妊娠(異所性妊娠)
通常の妊娠では、受精卵が「子宮体部内膜」に着床します。子宮外妊娠(異所性妊娠)は、子宮体部内膜以外の場所に着床が起こるケースを指し、卵管、腹膜、卵巣、頸管の4箇所に分類されます。子宮外妊娠の場合、妊娠6週ごろに激しい下腹部の痛みや出血などの症状が現れるといわれています。化学流産と同様に、妊娠検査薬は陽性を示すものの、超音波検査では子宮内にあるはずの胎嚢が確認できません。場合によっては薬物治療や手術で胎嚢を除去する方法がとられます。

 

妊娠超初期に気を付けること

妊娠超初期は次の点に注意しましょう


・妊娠検査薬の使用時期はくれぐれも注意!
近年では妊娠検査薬の感度が上がってきており、ネットなどでは信ぴょう性は不明であるものの「超初期段階で既に微弱な陽性反応が出た!」という声もあります。しかし、この段階で確定診断はできないことを心に留めておきましょう。


・無理をせず、身体を大切に
妊娠超初期の段階では、食べ物や運動の制限などは必要なく、普段どおり行動してよいといわれています。とはいえ、妊娠の可能性があるときは無理をしないことが大切です。お酒はほどほどに、危険な行動は避けるなど、行動に注意しましょう。

 

 

 

まとめ

妊娠超初期は妊娠が成立する、大切な時期です。特に妊娠を望む女性の場合、些細な体調の変化に敏感になってしまうかもしれません。しかし、妊娠の判定ができるのはまだ先。妊娠超初期はあまり思い詰め過ぎず、リラックスした生活を心がけましょう。

 

参考:
・メディックメディア:病気が見える vol.10産科,第3版
・病気を知ろう:産科の病気,日本産婦人科学会


 

 

 

監修者

看護師 しらいし ゆみか

フリーライター


2008年より看護師として総合病院勤務。診療科としては主に小児科、整形外科、泌尿器科を経験。その後、派遣でクリニックや健診、ツアーナース、保健室業務、保育園、看護学校臨時教員などさまざまな働き方をし、現在はフリーランス看護師として働きながら医療系ライターとしても活動中。


2019/09/11


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