アメリカ流の寝かし付け方法でいいの?
現在、アメリカに住んでいます。もうすぐ2歳になる息子は、生後8カ月から自分の部屋でベビーベッドで寝かせていますが、寝付くまではベッドの側にいてあげるほうがいいのでしょうか? 寝る前には絵本を読んだりしてしばらく一緒にいるのですが、そのまま「おやすみ」とベッドに入れて部屋を出ようとすると、「ママ、ママ」と呼びます。しかし、心を鬼にして部屋を出ています。こちらの育児書では「泣かせておけ」と書かれているものが多いのですが、寝付くまで側にいてあげたほうがいいのか、ある程度までで切り上げて自分で寝付くように仕向けたほうがいいのか迷っています。「ママー」と泣いても、たいてい5分もすれば寝てしまうのですが……。
米国には添い寝の習慣がないので、たいていの育児書には「泣かせておけ」と書かれていると思います。生後8カ月から今の方法を続けているのでしたら、お子さんは寂しくてもあきらめているのでしょうね。しかし近年、米国の小児科医であるシアーズ博士が日本流の子育てを推奨し、乳幼児には添い寝が大事だと伝えています。情緒(感情)の豊かな発達は、乳幼児期に親に充分に保護され、安心感を持てたかどうかによって決まるからです。そのため、シアーズ博士は添い寝をはじめとしたスキンシップの重要さを指摘しています。キスも親子のよいスキンシップ方法であり、欧米の親子はたくさんキスをしていますね。でも添い寝には、もっと全身で感じられるような安心感があります。添い寝も、小学生近くになると子どもから嫌がるようになります。現在の方法で心配があるようでしたら、「眠るまでママが一緒にいたほうがいいの?」「おやすみのキスをしたら、ひとりでいるほうがいい?」と、お子さんに聞いてみてください。お子さんが理解できなくても、ぜひわかるように聞いてみてくださいね。