親の顔色を伺うようになりました

親の顔色を伺うようになりました

現在3歳9カ月の子が2歳になる年に、夫が1年間単身赴任をしていました。その1年間はパパがいなくても寂しくないよう必死に育ててきたつもりでしたが、イライラして少しのことで怒鳴ったり、手を出すこともありました。パパの単身赴任が終わると、今度は家族ぐるみでの転勤となり、さらに下の子を妊娠しました。妊娠中の体と慣れない土地での生活のストレスが重なり、今までのようには抱っこもしてあげられず、喘息様気管支炎まで患うようになりました。今、ようやく病気も下の子(生後8カ月)の世話も落ち着いてきたのですが、気が付けば、上の子が私に怒られないように行動しているのがわかり、心配になっています。私が必要以上に怒ってきたためだと思いますが、いたずらをして私に見つかると、頭を手で覆う仕草をしたりします。なるべく怒らないよう、やさしい口調で話しているのですが、目をそらしたり手をモジモジさせたりすると、ついついカッとなり怒ってしまいます。夫には「親の顔色を伺いながら遊ぶなんて、相当怖がっているんだよ。単身赴任中の1年間に、どんな躾をしてきたの?」と言われてしまいました。子どもは2人ともかわいくて仕方ないのですが、怒り過ぎるのがどうしたら止まるのか、やさしいお母さんになれるだろうかと悩んでいます。

専門家の回答

上のお子さんが2歳ごろに、あなたひとりで子育てをしてきたのなら、とても大変だったでしょうね。この年齢は、人間としての基礎ができあがる時期だからです。この時期の子は、大人に言われたことをすぐにはやらず、自分の方法でやってみようとします。靴を履く、服を着る、ごはんを食べるなど、じょうずではないのにひとりでやりたがり、手伝うと怒って最初からやり直したりします。ところが夫婦で協力して育てると、嘘のように「自分で」と頑固に主張することが少なくなります。コミュニケーションが増えるため、大人の言っていることがよく理解でき、また理解してもらえるようになるからでしょう。こうした事情はあったにせよ、この時期に、お母さんが子どもの主張を力で抑えてしまったことも事実でしょう。上のお子さんに「自分らしさ」を出させてあげるためには、下のお子さんより優先して目をかけてあげることです。下のお子さんをパパに預け、お母さんと2人で遊んでみてください。その際には、お子さんの選んだ遊びにお母さんが付き合ってくださいね(お母さんが選んではいけません)。母子関係がギクシャクしたら、一緒に遊ぶのが一番です。遊びは、お互いの距離を縮めてくれます。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者植松 紀子(うえまつ のりこ)先生

平成4年から「こどもの城」小児保健部にて臨床心理士(常勤)として働き、平成19年に定年退職する。横浜市、藤沢市の各教育委員会のスーパーバイザー。日本学校メンタルヘルス学会評議員、田中教育研究所評議員。
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