妹を叩いたり落ち着かない行動が目立ちます
2歳2カ月の息子、生後3カ月の娘の年子の兄妹を育てています。息子は、妹が生まれてから毎日叩いたり、引っ張ったりして、いまだに落ち着きません。ただし妹はかわいいようで、よく気にして頭をなでたり、ガラガラを見せてあげたりするのですが、最後にオマケのように叩きます。妹に対するやきもちだと思い、息子にはできるだけスキンシップをとり、妹のお世話をするときには息子にも「~するね!」と声をかけています。上の子に隠れて下の子の世話をしないほうがいいと聞いたので息子の前でしているのですが、息子に気をつかって疲れてしまいます。1日に何回も妹に手を出すので、息子が妹のところに行くときには必ずついて行きます。止めるのが間に合わなくて手を出したときには、最初はやさしく、考えながら注意をしているのですが、最後にはおしりを叩いてしまうこともあります。2世帯住宅で下に義父母が住んでおり、下の子の面倒を見てくれるので、お風呂や買い物など、息子と2人の時間もとれます。それでも息子の態度は落ち着かず、おもちゃや自分の手をなめたり、人の耳を触ったりする行動も見られ、目に余ります。妹を叩く行動や落ち着かない行動は、年齢とともに少しずつ減っていくでしょうか? 息子と私の関係に問題があるのでしょうか?
まず娘さんは、息子さんが触れられない安全な場所(ベビーベッドなど)で寝かせてあげましょう。息子さんがベッドに這い上がって手を出そうとするなら、そのときには強く制止してください。やろうしたら、そのたびに制止することです。「妹にお母さんを取られた」という意識が強く出ているため、つい手を出してしまうのでしょう。妹を叩く行動や落ち着かない行動は、年齢とともに少しずつ減っていきます。妹さんが1歳を過ぎるころには、息子さんは幼稚園に通い始めますよね。幼稚園に入ると外の世界との関わりが増えるため、安心してお母さんから離れて過ごし、妹へのこだわりも薄れてくるはずです。この自然な母子分離が、精神発達につながるのです。妹が生まれてから、精いっぱい頑張っている息子さんに注目し、たくさん遊んであげてください。エネルギーが余っているので、体を使った遊びを思い切りやるといいですよ。そのうちに、気持ちも落ち着いてくると思います。妹は往々にして要領がいいので、そのうちにお兄ちゃんに立ち向かっていくでしょう。いずれはお兄ちゃんのほうが負けてしまうかもしれませんね。