保育士だったのに娘の行動にイライラしてしまいます

保育士だったのに娘の行動にイライラしてしまいます

3歳9ヶ月の娘と、1歳3ヶ月の息子がいます。娘に毎日イライラし、怒ってばかりいます。憎たらしくて、手が出ることもたびたびです。虐待してしまわないかと、ときどき心配になるほどです。原因は、娘の言っていることと行動が正反対なことです。
たとえば、朝食のときに自分から「幼稚園に行く」と言っているのに、なかなか食事が進みません。送迎バスに間に合わせるために、時計を前に置いて「この針がここに来るまでに食べないと、幼稚園に行けないよ」と言っても、ボーッとしたり口が止まってしまったりします。ギリギリになってやっとエンジンがかかるので、毎日泣きながらバス停まで走っています。
食事を少なめにし、出発時間より1時間半も前に起こしているのに、毎朝ギリギリになってしまいます。でも、たとえ2時間前に起こしたとしても同じような気がします。夕食は、30分で食べ終わる日もあれば、2時間かかってしまう日もあります。幼稚園では食べ終わるのが遅い方ですが、ちゃんと食べているようです。
それだけでなく、弟に陰湿な意地悪をすることもあります。弟の世話をしてくれたり、一緒に遊んでくれたりすることもあるのですが、急に態度が豹変するのです。また、私や夫が娘の思っていることと違うことをしたり言ったりすると、すぐに甲高い声で怒ったりもします。
実は、私は娘を出産する前までは、保育士をしていました。子どもが好きで保育士になったため、周りからは「きっといいお母さんになるね」と言われ、私も「自分の子が生まれたら、かわいくて仕方ないだろうな」と思っていました。
それなのに、本当にダメなお母さんだと思い、情けなくて寝る前によく泣いたりしています。頭では、接し方や声のかけ方のポイントを理解しているのに、イライラに勝てず、わざと反対のことを言ったりしてしまいます。
やんちゃな息子に手がかかるため、娘はジェラシーを感じているのだろうと、毎日抱きしめたり、スキンシップをするようにしているのですが、それでは足りないのでしょうか? 異常にイライラするのは、生理周期とも関係しているのでしょうか? もっと心に余裕が持てればと思ってしまいます。

専門家の回答

まず、保育士の仕事をされていたとしても、残念ながらその専門知識は、自分の子育てにはあまり役に立たないと思います。私自身、自分の子育てには、心理の専門知識を念頭に置かないように注意しました。「専門職」としてではなく「母親」として子どもを育てているため、同じ育児でもまったく別物だからです。ですから「保育士だったのに」という思いで、自分を責めないでくださいね。
1歳3ヶ月の息子さんが歩き始めたり物を投げたり、行動が活発になっているため、お母さんは目が外せなくなっていると思います。そのため最近、幼稚園から帰ってきたお嬢さんとゆっくり相手ができなくなっているのではないでしょうか?
とくに、朝の食事に時間がかかっているようですが、夕食は割とすんなり食べ終わる日もあるようですね。食事に手がかかるのは、「私も弟のように、お母さんに食事のお手伝いをしてもらいたい」と思っているからかもしれません。こんな場合、1人で食べられたとき、その行動に注目して「こんなに元気モリモリ、1人で食べてくれるなんて、お母さんはうれしい!」と、「できていること」に声を掛けてみてください。娘さんは、普段「できないこと」だけに注目されて叱られるので、心の中で「私は叱られることでしか注目してもらえない」と思っているのかもしれません。
今は、お母さんが息子さんの方に気を配らなければならないですし、娘さんもまだ年少なので、気持ちが不安定な時期です。でも、年中になると自我がよりしっかりし、幼稚園生活にも自信を持ってくるので、だいぶまとまってくると思います。
また、たまには息子さんを夫に預け、娘さんを抱きしめたり、一緒に遊んであげたり、買い物に行くなど、2人だけの時間を作ってみてください。すると、娘さんは「やっぱりお母さんは私が大好きなんだ」と自覚し、気持ちが落ち着いてくると思いますよ。
また、月経の1週間ほど前にイライラが頻発するようなら、「月経前症候群」の可能性もあるかもしれません。気分がかなり優れないなら、婦人科で相談されてもいいでしょう。軽い場合は、「月経前は無理をしない」と意識するだけでも、だいぶ気持ちのコントロールはできると思います。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者

監修者植松 紀子(うえまつ のりこ)先生

平成4年から「こどもの城」小児保健部にて臨床心理士(常勤)として働き、平成19年に定年退職する。横浜市、藤沢市の各教育委員会のスーパーバイザー。日本学校メンタルヘルス学会評議員、田中教育研究所評議員。
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