弟を叩くのは寂しさからなのでしょうか?

弟を叩くのは寂しさからなのでしょうか?

3歳3ヶ月の長男について相談します。
昨年3月に生まれた弟の出産前に実家に帰り、2階で寝てばかりいました。長男は2階に上がって来られなかったので、2ヶ月ほどは全然相手にしてあげられませんでした。産後も、1日中授乳とお世話で2階にいたので、また1ヶ月ほど長男の相手をしてあげられませんでした。そして自宅に戻ってからも、弟の授乳と世話、抱っこばかりの生活が続いています。
すると、長男は出産後から爪を噛むようになり、弟がおもちゃを触りに来ると叩いたりするようにもなりました。弟をいじめるのでつい怒鳴ってしまいますが、これではいけないと思い、優しく諭してみたり、黙って弟を別の部屋に行かせたりといろいろ試しました。しかし、どれもうまくいかず、弟への暴力はひどくなるばかりです。
また、以前は怒鳴ることなどなかったのですが、私が産後から寝不足のためにイライラしてしまい、長男が怖がるほど怒鳴り、叩くようになりました。すると、ギャーギャーヒステリックに泣くようになりました。
長男が弟を押し倒したりするのは、どのような気持ちからなのでしょうか? 単に物を取られることが嫌なのでしょうか? また、この場合はどのように注意するべきなのでしょうか? この子の心を安定させてあげるのは、もう手遅れなのでしょうか? 優しい気持ちで子どもに接してあげたいです。長男が弟と仲良くし、自分自身の心を満たせるように、母親としてどんな対応をしてあげたらいいのでしょうか?

専門家の回答

実家に帰られた期間だけでなく自宅に戻ってからも、お兄ちゃんはお母さんを弟に取られてしまったようで、寂しく不安だったのでしょう。爪かみや弟を叩くなどの行動は、心が満たされていないときに起こります。
さらに、幼稚園生活が始まると規律正しい毎日になり、慣れない集団生活に疲れて帰ってきます。一方、弟は1歳になって歩き始め、自己主張も強くなりますし、要領よくお兄ちゃんの物を取ったりし、一方的に負けないようになっていきます。そんななか、お兄ちゃんの気持ちはますます不安定になりやすくなるでしょう。
そこで、お兄ちゃんには「残さずご飯を食べられた」「1人でトイレに行けた」というように、当たり前のことがしっかりできたときに、「1人でやれたのね。お母さんうれしい」と言ってあげてください。このように、自分でしっかりやっているときに、「ありがとう」「うれしい」「お母さんは助かる」などの言葉をたくさんかけてあげると、子どもは勇気を持って自分の人生を生きていけるようになります。ただし、弟を叩くなど、いけないことは「いけない」「ダメ」と短い言葉で禁止し、注意してください。
2人の男の子を育てるお母さんは、心身ともに強くならなければなりません。男の子はエネルギーが強いので、一緒に走ったり跳んだり、ボールを蹴ったりして、いつも動き回らなければならないでしょう。いつでも優しく、物分かりのよいお母さんではいられないのがつらいところですね。しかし、幼児期は子どもの心の基礎を築く大切な時期でもありますので、しっかり2人のお子さんの気持ちを受け止めてください。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者

監修者植松 紀子(うえまつ のりこ)先生

平成4年から「こどもの城」小児保健部にて臨床心理士(常勤)として働き、平成19年に定年退職する。横浜市、藤沢市の各教育委員会のスーパーバイザー。日本学校メンタルヘルス学会評議員、田中教育研究所評議員。
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