泣きやまないのは泣き癖がついたせいですか?
2歳の息子は、意思がうまく伝わらなかったり思い通りにならないことがあると、かんしゃくを起こして壁などに頭をぶつけて泣きます。叱ると余計に泣いてしまい、なかなか泣き止まなくなるので、相手にしないでただ見守っています。ところが、同居している義母に「泣きやませる努力を怠ってきたから、今になって泣き癖がついたんだ」と言われてしまいました。私としては、今までどおりに泣きたいだけ泣かせ、気持ちが落ち着いたときに言い聞かせる、という対応をしたいのですが、それでは意味がないのでしょうか?
2歳ごろは強く自己主張をする時期なので、うまくいかなかったり、気に入らなかったりすると、激しい怒り(かんしゃく)を起こすことがあります。とはいえ、壁や床に頭をぶつけてまで怒りを表現する子は多くはありません。そうする前に何らかの解決の手立てがあり、多くは泣くだけで不満がおさまるからです。たしかに、気のすむまで泣かせておくことも怒りの解決方法の1つです。とはいえ、怒りが強くなる前に子どもの訴えを早く理解して対処したり、外遊びに誘って気分を転換させることも大切です。お姑さんと同居なので、思い通りにあなたの子育てができないこともあるでしょう。でも泣かせるだけではなく、ぜひいろいろな方法を試してみてくださいね。また、泣き止んでから言って聞かせるのは、2歳代では無理です。この年齢では、時間が経過してしまうと何がいけなかったのかを理解できないからです。特に、命にかかわることや人に迷惑がかかることは、その場で「ダメ!」と短い言葉で制してしっかり注意し、行動を止めてください。そうすることで、やっていいこととそうでないことがはっきり認識できるようになるでしょう。