赤ちゃんの哺乳瓶を衛生的に保つための、哺乳瓶消毒器と消毒剤。哺乳瓶を使う低月齢の赤ちゃんがいるご家庭なら、お持ちの方も多いアイテムでしょう。
今回は、電子レンジ消毒に対応した哺乳瓶消毒器と、浸け置き消毒に対応した哺乳瓶消毒剤のおすすめ商品をご紹介します。
選び方のポイントや哺乳瓶を消毒する必要性、いつまで消毒すれば良いかといった点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
失敗しない哺乳瓶消毒器・消毒剤の選び方・注意点
まずは、哺乳瓶を消毒する3つの方法と哺乳瓶消毒器の選び方について、ご紹介します。
哺乳瓶の消毒方法
哺乳瓶を消毒する方法は、大きく分けて以下の3通りです。
消毒の種類 | 具体的な方法 |
---|---|
煮沸消毒 | 鍋にお湯を沸かして、哺乳瓶一式を煮沸して消毒する方法 |
浸け置き消毒 | 薬液を作りその中に哺乳瓶一式を浸けることで消毒する方法 |
電子レンジ消毒 | 専用ケースに哺乳瓶一式を入れて、電子レンジにかけて消毒する方法 |
煮沸消毒は昔から行われている消毒方法で、大きな鍋にお湯を沸かして煮沸するのであまりコストはかからないものの、煮沸中は火を使っているためその場を離れにくいというデメリットもあります。
浸け置き消毒は、薬剤の中に哺乳瓶を浸けるだけの便利な方法です。また、電子レンジ消毒も短時間で消毒できて便利です。
使いやすい方法で選ぶ
哺乳瓶を消毒する3つの方法にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、いずれの方法も消毒や除菌の効果は大きく変わらないので、自身の好みや扱いやすい方法を選びましょう。
哺乳瓶を消毒する頻度や使用する本数に合わせて選ぶのもおすすめです。
授乳スタイルで選ぶ
授乳スタイルによって、おすすめの消毒方法は異なります。
例えば、母乳とミルクの混合や完全ミルクを採用しているなど、哺乳瓶の出番が多い方は手軽な浸け置き消毒や電子レンジ消毒が便利です。
逆に、基本的に完母でたまに哺乳瓶を使う程度であれば、多少手間がかかっても低コストで行える煮沸消毒が向いているかもしれません。
哺乳瓶消毒器おすすめ2選|ベビーカレンダーアワード上位ランキング商品はこちら
ここからは、ベビーカレンダーアワードで上位にランクインした哺乳瓶消毒器を、2商品ご紹介していきます。
※ランキングおよび掲載している口コミは、2021年10月にベビーカレンダーが実施したアンケート結果を元にしています。
第1位|「コンビ」電子レンジ除菌&保管ケース 除菌じょ~ずα
電子レンジで5分加熱するだけで哺乳瓶を消毒できる、電子レンジタイプの哺乳瓶消毒器です。
本体の色は「カスタード」と「バニラ」の2色から選べ、消毒後はそのまま保管ケースとしても使用できます。
水と電子レンジだけで除菌ができるので、すごく楽なのが1番です。価格も薬剤タイプより遥かに経済的で、そのまま持ち運びも可能、1度除菌すれば24時間OKという点も面倒くさがりな自分からすると楽でありがたいです。
色もシンプルで、レンジで除菌ができるのが良かった。瓶を3つ入れて乳首部分も入れられるし、大きさもちょうど良かったです。
新生児の頃は3時間に1度の授乳で大変だったので、手軽に除菌できてとても助かりました。電子レンジ加熱は相当熱くなるのでそこだけ注意でした。
夫も進んで使用出来る使い易さ。値段も長期使用を考えるとお手頃。早い。今後のおもちゃの使用を考えると、大きめのサイズのものは入らないのでそこがデメリット。
第1位|「ピジョン」 電子レンジスチーム&薬液消毒ケース
同率1位に輝いたこちらは、電子レンジ消毒・消毒薬液消毒の2通りの消毒方法に対応した哺乳瓶消毒器です。
電子レンジ消毒は、5分加熱するだけと簡単。
容量が大きめなので、哺乳瓶だけでなくマグやおしゃぶりなどの消毒にも使えます。
哺乳瓶、消毒器、薬剤、ブラシなどがセットになっているものを買ったので、他に買い足す必要もなく大きさなどもぴったりで便利だった。
薬液消毒もレンジでの消毒もできるので、1人目で乳頭保護器を使っていた時は常に薬液消毒、2人目でおしゃぶりや外出時に使った哺乳瓶をたまに消毒する時はレンジでと、その時その時に合った使い方ができて良かった。
電子レンジと液体殺菌の両方で使えるのが選んだ理由です。また、価格もそれほど高くなかったので。デザインにはこだわりはなかったので機能性と価格で選びました。
レンジですぐ除菌できるので、持っている哺乳瓶の数が少なくても回せたので助かった。卒乳してからも食器のつけおき除菌に使っている。
【電子レンジタイプ】哺乳瓶消毒器おすすめ3選
続いて、先輩ママに人気の哺乳瓶消毒器を口コミとともにご紹介します。
まずは、電子レンジで消毒できるタイプの3商品からです。
「西松屋」スマートエンジェル 哺乳瓶レンジ消毒器
電子レンジで3分加熱するだけで消毒できる、電子レンジ使用タイプの哺乳瓶消毒器です。
1度に2本分の哺乳瓶と付属品を消毒できるため、外出先から帰宅した後の哺乳瓶消毒にも便利。
哺乳瓶を使わなくなったら、電子レンジ蒸し器として調理器具にも使えます。
低価格で使いやすく、ストレスなく除菌できた。哺乳瓶消毒以外にも、蒸し料理などにも使用できることも魅力だった。
急ぎで使いたい時も、5分程度で加熱が冷めて使えるので良い。
普通に洗いやすく、サイズもちょうどいい。持ち運びには適さない。
「レック」Dream Collection 電子レンジ用 ほ乳びん 消毒器
コンパクト設計で保管時も場所を取らない、電子レンジ消毒に対応した哺乳瓶消毒器です。
ほとんどの家庭用電子レンジで使用可能で、加熱時間は3分。
授乳期終了後は、料理やジャム瓶の消毒ができる電子レンジ蒸し器としても使えます。
複数の哺乳瓶を一気に消毒できるのがよかったです。レンジ消毒なので時間もかからず手軽なのが利点です。
哺乳瓶だけでなく、搾乳器も使ったため、レンジと薬液とどちらも使えて便利だった。
普通に洗い割とコンパクトで使用も簡単だったが、フタを開ける時に蒸気に気をつけないと熱い時がある。
「レック」3WAY 哺乳びん 消毒ケース
電子レンジ消毒と浸け置き消毒、どちらにも使える哺乳瓶消毒器です。
ケース内にバスケットが入っており、消毒後はそのままバスケットを取り出すだけでしっかり乾燥できるため、使いやすく衛生的。
哺乳瓶の保管ケースとしても使えます。
消毒後、カゴのまま乾かしておけるので楽でした。
【浸け置きタイプ】哺乳瓶消毒剤おすすめ4選
続いて、浸け置きタイプの哺乳瓶消毒剤のおすすめ商品を、4種類ご紹介します。
「ジェクス」チュチュベビー つけるだけ タブレット
タブレットタイプの哺乳瓶消毒剤です。
タブレット1錠に対して水2リットルの割合で溶かした溶液に、洗浄済みの哺乳瓶一式を1時間以上浸ければ、消毒が完了です。
同シリーズの液体タイプと液体濃縮タイプも販売されています。
リーズナブルでただつけるだけというシンプルなのがよかった。 夜泣きがひどく夜間授乳もしょっちゅうで頭がぼーっとしててもシンプルなやり方なので助かりました。
最初はレンジで加熱するタイプを使用していたのですが、毎回チンするのが手間でつけおきに変えました。 我が家はビン2本ほど入るスリムタイプの容器にしていますが、問題なく使えています。 容器から取り出して洗ったりせずにすぐ使えるのがいいです。
たくさん入っていて安い。使う頻度も高くありがたかった。
「ピジョン」哺乳びん除菌料
1日1回溶液を作れば24時間使用できる、液体タイプの哺乳瓶消毒剤です。
使う直前まで浸けておけるため、衛生的な保管が可能。
すすぎも不要なので、低月齢の頻回授乳期でも使いやすく便利です。
哺乳瓶をつけおきした後の乾燥させずにそのままミルク作りができて、使い方が簡易でした。
1時間つけておくだけで簡単に除菌できるので便利です。哺乳瓶以外にも使用できるのでコスパが良いと思います。
液体で使いやすかった。
「ピジョン」ミルクポンS
1回1包使い切りタイプの哺乳瓶消毒剤です。
顆粒タイプで水に溶けやすく、1包で2~4リットルの溶剤を作れます。
商品は60包入りの他に20包入りもあるので、初めて使われる方はお試しとして少量タイプから始めてみるのもおすすめです。
漬けるだけで便利で、確実に除菌出来るのが良い点だと思います。
溶かしやすく、個包装になってたので使いやすかった。
24時間交換不要で使えるのでとても便利だった。洗っていれておくだけなので、考えなくても除菌ができるのがよい。
「ミルトン」Milton CP
水2リットルに対してタブレット1錠を溶かした液に、1時間以上浸けるだけで消毒が完了します。消毒後は、水ですすがずそのまま使用可能です。
哺乳瓶6本分がゆったりと入る別売りのミルトン専用容器を使うと、メモリがついているため計量せずに溶液が作れて便利です。
ミルトンはよく聞くので安心かなと思いました。錠剤タイプは価格が高めですが使いやすかったです。
大きめの容器を使っていたので 哺乳瓶やおもちゃなど入れられて助かった。
良い点は、錠剤タイプなので使いやすかった。悪い点は、容器を持っていかないといけないため大変。
哺乳瓶を消毒する必要性とは?
生まれたばかりの赤ちゃんにはママからもらった免疫がありますが、その免疫力も徐々に減少します。
さらに、赤ちゃんの体の機能は未熟なため、少しのウイルスや雑菌に感染しても重篤な症状を引き起こす可能性があります。
赤ちゃんが直接口にする哺乳瓶はウイルスや雑菌の感染源になりやすいため、しっかりと洗浄した後に消毒する必要があるのです。
哺乳瓶はいつまで消毒する?
赤ちゃんの発達速度や状況によって多少異なるものの、目安として新生児から生後6カ月頃まででOKです。
赤ちゃんが離乳食を食べ始めたり、自らさまざまなものを口に入れるようになると、哺乳瓶だけを消毒してもあまり意味がなくなってしまうため、この時期を目安にすると良いでしょう。
もちろん、生後6カ月を過ぎても気になるようなら消毒を続けてかまいません。赤ちゃんの様子を見ながら決めると良いでしょう。
まとめ
哺乳瓶の消毒方法は、「煮沸」「電子レンジ」「浸け置き」の3種類。
それぞれにメリット・デメリットはありますが、哺乳瓶の消毒は基本的に毎日のことですので、続けやすい方法を選んでください。