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訪問介護バイト(ホームヘルパー)はどんな仕事?資格は必要?時給や訪問件数も解説

訪問介護のアルバイト・パートは、未経験からでも挑戦しやすく、主婦の方にも人気の仕事です。高齢者や障がいをお持ちの方の自宅を訪問し、生活のサポートや身体介護を行う「ホームヘルパー」として、介護業界の中でも重要な役割を担います。現在、介護求人サイトでも訪問介護員の募集が増えており、人手不足から未経験者歓迎の求人も多く見られます。

本記事では、訪問介護バイト(ホームヘルパー)の具体的な仕事内容、必要な資格、時給や一日の訪問件数、さらにメリット・デメリットについて詳しく解説します。日本は高齢化が進み、今後も訪問介護サービスの需要が高まっていく見込みです。そのため、経験を積めば長期的に活躍できる分野と言えるでしょう。

目次

訪問介護バイトはどんな仕事?

訪問介護バイトは、要介護者の自宅に訪問して生活を支援する介護の仕事です。施設勤務とは異なり、一対一で利用者と関わる点が特徴となります。まず、訪問介護バイトとは具体的にどのような仕事なのか、業務内容や働き方の特徴を見ていきましょう。

何をするの?訪問介護バイトの仕事内容

訪問介護バイトでは、利用者(高齢者や障がい者)の自宅を訪問し、日常生活を支援する仕事を行います。具体的には、食事・入浴・排泄などの介助を行う身体介護、掃除・洗濯・買い物代行などの生活援助が主な仕事内容です。一対一で利用者に向き合い、その方の体調や要望に合わせてサービスを提供します。例えば、朝食時に訪問して食事介助を行い、午後に再度訪問して掃除や買い物支援を行う、といったように利用者の生活リズムに沿ってサポートします。基本的な業務内容は正社員のホームヘルパーと同様ですが、正社員の場合は事務作業や連絡調整なども行うのに対し、パートの場合は訪問介護の現場業務が中心です。

いくら稼げる?訪問介護バイトの時給

訪問介護バイトの時給は地域や事業所にもよりますが、概ね時給1,200~1,600円程度が相場です。介護職の中では比較的高めの水準で、資格や経験がある場合や早朝・夜間の時間帯はさらに高時給になるケースもあります。また、土日祝や年末年始は時給が割増になる事業所も多いです。一方、正社員ホームヘルパーの月給は20万円台(時給換算で約1,300~1,500円)が多く、大きな差はありません。ただしパートは働く日数や時間を自分で調整できるため、働いた分だけ収入になる点が特徴です。例えば時給1,400円で週3日・1日4時間程度働いた場合、月収はおよそ6~7万円になります。フルタイム並みに週5日・1日8時間働けば月収20万円以上となり、正社員と同程度の収入を得ることも可能です。短時間勤務からしっかりシフトに入る働き方まで、自分の希望に合わせて収入の調整がしやすいでしょう。

訪問件数は?訪問介護バイトの一日の仕事件数

訪問介護で一日に訪問する件数は、勤務時間や利用者の状況によって異なります。常勤(正社員)のヘルパーの場合、平均して一日につき約5件前後の訪問を担当します。内訳は午前中に2件、午後に2~3件程度が一般的です。パートの場合は一日1~3件程度と、勤務時間に合わせて担当件数を調整できます。例えば午前だけ働く場合は1~2件、一日通して働ける場合は最大で5件前後対応することも可能です。1件あたりのサービス提供時間は30分~2時間程度が多く、平均すると約1時間前後です。移動時間も含めると、パートで無理なく働けるのは数件程度でしょう。

どこで働く?訪問介護バイトの勤務先

訪問介護バイトの主な勤務先は、訪問介護事業所(ホームヘルパーステーション)と呼ばれる事業者です。社会福祉法人や民間企業、NPO法人などが運営する事業所に登録し、そこから利用者宅への訪問サービスを提供することになります。基本的に直行直帰の働き方が多く、事業所に出勤せず自宅から直接訪問先に向かい、サービス終了後は自宅へ戻ります。訪問先は利用者のご自宅が中心ですが、場合によってはサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなど、居住型施設にお住まいの方の部屋を訪問することもあります。また、事業所にはサービス提供責任者と呼ばれる担当者が在籍しており、ヘルパーのシフト調整や業務のフォローを行っています。困ったときは事業所に連絡して相談できる体制のため、パートで一人勤務でも必要以上に不安を感じることはありません。自宅周辺の希望エリアで働ける求人も多く、自分の生活圏内で働ける点も魅力です。

訪問介護バイトをするのに資格は必要?

結論から言うと、訪問介護のバイトであっても基本的には資格が必要です。ただし、無資格でも応募できる求人や、資格がなくても介護に関われる仕事もあります。以下で詳しく見ていきましょう。

訪問介護はバイトでも資格が必要

訪問介護の仕事には利用者の身体に直接触れる介護が含まれるため、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)以上の資格が基本的に求められます。これは介護保険制度上、たとえパート・バイトの立場でも、訪問介護員としてサービスを提供するために介護の基礎知識や技術が必要だと定められているからです。資格を持っていることで、利用者の状態に応じた適切なケアを提供でき、事業所や利用者からの信頼にもつながります。

資格なしでも応募できる事業所もある

しかし中には、無資格OK(入社後に資格取得条件)とする訪問介護事業所も存在します。人材不足を背景に、資格がない未経験者でも採用し、働きながら資格取得を支援する会社も増えてきました。こうした事業所では、採用後に介護職員初任者研修などの講座を受講し、一定期間内に資格を取得することが求められます。もちろん資格を取得するまでは一人で利用者宅を任されることはなく、先輩ヘルパーに同行して補助業務を行い、段階的に実務経験を積む流れです。資格取得までの間は掃除や調理などの生活援助のみに限定し、身体介護は担当しないといった運用をしている事業所もあります。資格講座の受講費用を会社が負担してくれる場合もあり、働きながら無理なくスキルアップできる環境を整えています。

介護施設なら資格なしでも介護に関わる仕事ができる

訪問介護の現場では資格がほぼ必須ですが、資格を持っていなくても介護業界で働きたい場合、資格なしOKの介護バイトとして施設での介護スタッフという選択肢があります。特別養護老人ホームや有料老人ホーム、デイサービスセンターなどの施設スタッフであれば、無資格・未経験から始められる求人も多いです。こうした施設では、先輩職員の指示のもと、掃除やリネン交換、食事の配膳補助、利用者の見守りといった比較的簡単な業務からスタートできます。施設で現場経験を積みながら資格取得を目指すことで、ゆくゆくは訪問介護の仕事にステップアップする道も開けるでしょう。また、施設介護の経験は訪問介護でも生かせるため、無資格から段階を踏んでスキルを身につけたい方には有効なルートと言えます。

訪問介護バイトのメリットやデメリット

訪問介護バイトには、働き方の自由度が高い反面、体力面の負担など注意すべき点もあります。ここでは、主なメリットとデメリットを確認しましょう。

訪問介護バイトのメリット

訪問介護のパートならではのメリットには、次のようなものがあります。

  • 柔軟な働き方ができる: 働く日数や時間帯、訪問件数を自分の都合に合わせて調整しやすく、家庭と両立しやすい仕事です。子育て中の主婦や、他の仕事と掛け持ちしたい方にも向いています。例えば午前中だけ訪問介護の仕事を入れて午後は自由に過ごす、別のパートと組み合わせて収入を補う、といった働き方も可能です。
  • 時給が比較的高め: 施設介護のパートと比べて、訪問介護は時給水準が高めです。短時間勤務でも一定の収入を得やすく、頑張り次第で効率良く稼ぐことが可能です。
  • 利用者に感謝されやりがいを感じやすい: 一対一で利用者と関わるため、「あなたが来てくれて助かる」と直接感謝の言葉をもらえる機会が多く、大きなやりがいに繋がります。利用者の役に立てている実感を得られるでしょう。
  • 求人ニーズが高く就業しやすい: 介護人材不足の背景もあり、訪問介護員の求人は各地で多く見られます。資格さえ取得しておけば未経験でも歓迎される職場が多く、比較的仕事に就きやすい点もメリットです。
  • 人間関係のストレスが少ない: ほぼ単独での業務が中心のため、職場内の人間関係に煩わされにくいです。上司や同僚に気を遣う場面が少なく、自分のペースで仕事に集中できます。
  • 介護スキルが身につく: 現場で多様な利用者のケアに携わる中で、介護の専門的なスキルや知識が着実に身につきます。経験を積むことで仕事に自信がつき、さらなる資格取得やキャリアアップにも役立てることができます。

訪問介護バイトのデメリット

一方で、訪問介護バイトには以下のようなデメリットや大変な点もあります。

  • 資格取得が必要: 前述の通り、仕事を始める前に介護にまつわる資格を取る必要があります。資格講座の受講には時間と費用がかかるため、事前準備のハードルと感じる人もいるでしょう。
  • 身体的・精神的負担が大きい: 利用者の体を支える入浴介助のような肉体労働が伴い、体力が求められます。認知症の方の対応など精神的なストレスを感じる場面もあり、介護ならではの大変さがあります。
  • 移動や時間管理が必要: 利用者宅への移動は基本的に自転車や徒歩、公共交通機関を使い自力で行う必要があります。移動時間は給与に含まれない場合も多く、天候に左右される負担もあるでしょう。また、訪問時間が利用者によって異なるため、スケジュール管理が重要です。
  • 基本的に一人で対応する: 訪問先では基本的に自分一人で利用者対応を行います。困ったときにすぐ同僚に相談できない孤独感や、責任の重さを感じることもあるでしょう。緊急時には自分で判断して対応しなければならない場面もあります。
  • 収入が不安定な場合も: パート勤務の場合、シフトや利用者数に応じて収入が変動します。利用者の都合で訪問キャンセルが出ることもあり、月によっては思ったほど稼げないケースもあり得ます。
  • 利用者やご家族との相性の問題: 一対一の関係だからこそ、利用者やそのご家族との相性が合わない場合にストレスを感じることがあります。担当の交代が難しいケースでは、我慢を強いられる状況になる可能性もゼロではありませんか。

以上のようなメリット・デメリットを踏まえると、訪問介護バイトは自分で時間を管理しながら人の役に立ちたい方に向いている一方で、体力に不安がある方や一人での作業に抵抗がある方には負担が大きい仕事だと考えられます。自分の適性や状況を考慮して、判断すると良いでしょう。

訪問介護バイトをするのに必要な資格の種類

最後に、訪問介護バイトに関連する主な介護資格とその概要を紹介します。取得難易度やできる仕事の幅が異なるので、キャリアプランに合わせて検討してみましょう。

生活援助従事者研修

2018年に新設された比較的新しい研修で、掃除・調理などの生活援助業務に特化した内容です。研修時間は約50~60時間程度と短く、費用も2~3万円と取得しやすいのが特徴です(自治体によっては無料で受講可能な場合もあります)。修了すると、訪問介護員として生活援助のサービス提供が認められます。なお、この研修を修了してから初任者研修を受講すると、一部カリキュラムが免除される制度もあります。ただし、身体介護(食事介助や入浴介助など)は行えないため、生活援助のみで働きたい方向けの資格です。

介護職員初任者研修

訪問介護を含む介護業界で働くうえで、最も基本的な資格です。130時間(約1~4カ月)のカリキュラムを受講し、修了試験に合格すると取得できます。費用相場は5~10万円ほどですが、自治体の補助制度を利用できる場合もあるので確認してみると良いでしょう。カリキュラムでは、講義と実技演習を通じて介護の基礎を幅広く学びます。この資格を取得すれば、訪問介護員(ホームヘルパー)として身体介護を含む基本的な介護業務に従事できるため、未経験から介護の仕事を始める登竜門と言えます。

介護福祉士実務者研修

初任者研修の次のステップにあたる上位資格研修です。無資格から受講する場合は450時間(有資格者は一部免除あり)の研修が必要で、費用は10万円以上かかります。介護職員としてさらに専門的な知識・技術を学ぶことができ、例えば喀痰吸引のような医療的ケアに関する基礎的な技術も習得できます。また、この実務者研修を修了すると国家試験である介護福祉士の受験資格を得られるため、介護福祉士を目指す人にとって必須の研修です。研修期間はおよそ半年程度(週末中心の通学など受講スタイルによって変動)で、仕事と両立しながら取得している人も多いです。

介護福祉士

介護分野で唯一の国家資格であり、プロの介護福祉士として認定される資格です。取得するためには、介護福祉士実務者研修の修了および3年以上の実務経験などを経て国家試験に合格する必要があります。介護福祉士資格を持つと給与面で優遇されるほか、サービス提供責任者やリーダー職に就く道も開かれます。訪問介護バイトとして働く上で必須なわけではありませんが、将来的に介護のキャリアを積みたい方は目指して損はないでしょう。

訪問介護バイトは資格取得のハードルこそありますが、その分やりがいや成長を実感しやすい仕事です。未経験からでも着実にステップアップできますので、介護の仕事に興味がある方はぜひ挑戦してみてください。なお、求人情報を探す際は資格要件や勤務条件をよく確認し、自分に合った職場を選ぶことも大切です。










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