ミルクをはじめ、赤ちゃんが水分を摂取する際に必要となるのが「哺乳びん」です。
一口に哺乳びんと言っても、材質やサイズなどはさまざま。使用場面や赤ちゃんの成長によって、上手に使い分けをしていきましょう。
今回は、「ベビーカレンダーアワード2021」の上位にランクインした人気の哺乳びんをご紹介します。
哺乳びんの種類・選び方・哺乳びんを用意する時期なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。
失敗しない哺乳びんの選び方・注意点
まずは、哺乳びんの種類と選び方のポイントをご紹介します。
哺乳びんの種類
哺乳びんには、大きく分けて2つのタイプがあります。
- ガラス製
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ガラスでできた哺乳びんです。丈夫でミルクなどの汚れを落としやすいメリットがある反面、ガラス製なので割れてしまうリスクと持ち運ぶときに重いというデメリットがあります。
- プラスチック製
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プラスチックでできた哺乳瓶で、メーカーによって使われている素材が異なります。ガラス製と比べると軽くて割れにくいメリットがありますが、たんぱく質の汚れがつきやすく使っているうちに色がくすみやすいデメリットがあります。
どちらにもメリットとデメリットがありますので、使う状況や生活スタイルに合わせた使い分けもおすすめです。
飲む量に合わせたボトルサイズ
哺乳びんによってボトルサイズ(容量)が異なります。赤ちゃんが飲むミルクや母乳の量に合わせたボトルサイズを選ぶと、使いやすくなります。
赤ちゃんの様子を見ながら買い足し
ミルクや母乳を飲むための乳首は哺乳びんに合わせて作られており、メーカーによってデザインが異なります。
乳首の好みは赤ちゃんによって個人差があり、飲みにくい乳首だと「哺乳量が伸びない」「時間がかかる」「哺乳びん(乳首)拒否をして飲まない」といったことが起こる可能性も。
はじめて哺乳びんを使う時は一度にたくさん購入するのではなく、赤ちゃんの飲み具合など様子を見ながら買い足していくと良いでしょう。
【ガラス製・プラスチック製】哺乳びんおすすめ3選|ベビーカレンダーアワード上位ランキング商品はこちら
ここからは、ベビーカレンダーアワード上位にランクインしたおすすめの哺乳びんを3商品ご紹介していきます。
※ランキングおよび掲載している口コミは、2021年10月にベビーカレンダーが実施したアンケート結果を元にしています。
第1位|「ピジョン」母乳実感 哺乳びん
【ガラス製・プラスチック製】※画像はガラス製です
60年の研究に基づき、「自然に飲める」を追求して作られた哺乳びんです。
乳首は、赤ちゃんが生まれながらに持つ「飲むための口の動き」に合わせてデザイン。
完全ミルクの方はもちろん、乳頭混乱が起こりにくいため混合や母乳育児の方でも安心して使えます。
産院で使っていたのと同じものにしたのでよく飲んでくれました。ただ、産院ではガラス瓶だったのをプラスチックに変えたので、温度管理は難しかったです。でもプラスチックのため、持ち運びも割れることを気にせず持ち歩けました。
ビンタイプを使用しています。ピジョンのスリムタイプも使ってみたのですが、うちの子は勢いよく吸い付いてむせやすかったです。通常の乳首タイプはとても飲みやすそうで、あまりむせることもなくごくごく飲んでいます。
ガラス製の方がミルクを冷ましやすく重宝しました。初めに値段が安いところと軽さに惹かれてプラスチックばかり購入してしまいましたが、使ったのはガラス製のものでした。
退院後から混合だが、母乳もミルクも飲んでくれるので乳首が良かったのだと思う。たまに飲まないときもある。洗いやすく使いやすい。
今(1歳1ヶ月)でも愛用している。ガラスとプラスチック両方購入したが、早くミルクを冷やすのにガラス、持ち運びにプラスチックと、メリットがそれぞれあるので使い分けしやすい。哺乳びん自体は頑丈なので買い替えることなく使い続けている。
第2位|「ピジョン」スリムタイプ 哺乳びん
【ガラス製・プラスチック製】※画像はガラス製です
哺乳びんを持つ手にフィットしやすい、スリムタイプの哺乳びんです。
ニップル・フード(乳首)はホコリが付着しにくい設計で、静電気が起こりやすい時期の授乳時も衛生的で安心。
また、乳首には通気孔が空いているためミルクの流れがスムーズで、つぶれやへこみが起こりにくいのも特徴です。
息子と最も相性が良かったので容量違いで3本揃えました。乳首も飲み具合によって替えられ長く使えます。いたずらして、高いところから何度か落としても割れないくらい丈夫です。
スリムタイプの瓶・プラスチックの2本を使用しています。スリムタイプは持ちやすく、替え乳首の価額も高くなく、特にストレスなく使用できました。洗浄ブラシがやや入りにくいと感じたためスリムタイプ専用のブラシに切り替えました。
120mlの小さめサイズだが、今麦茶を与えている時に量を計るのに便利。小さく軽量なため哺乳瓶用のスポンジでも洗いやすく、煮沸消毒もやりやすい。
プラスチックと瓶のタイプを購入しました。ガラスは自宅で使い、プラスチックは外出時で使用しました。壊れにくく、もう何年も使用しています。
貰い物の哺乳瓶、持ち運び用にプラスチックタイプも購入するのも良いが、普段用はやはり瓶の方が安心して使用できて良かった。
第3位|「ピジョン」桶谷式直接授乳訓練用 母乳相談室
こちらがほかの哺乳びんと大きく違う点は、「母乳哺乳へ移行するトレーニング」のための哺乳びんという点です。
扁平乳首・カンボツ乳首や赤ちゃんが大きく口を開けられないときなど、直母にしたいけれどなかなか移行できないママにおすすめですよ。
娘は産後すぐに乳頭混乱になり母乳が吸えなくなった。本当に困って色々調べた時に桶谷式の哺乳瓶があることを知った。これは赤ちゃんが簡単にミルクが吸えないようになっている哺乳瓶で、これのおかげで娘も母乳が飲めるようになったのでありがたかった。
母乳相談室の乳首は、母乳を飲むときと同じように顎をしっかり使わないと飲みにくい作りになっているため、赤ちゃんの哺乳力を鍛えることができた。乳頭混乱を起こすこともなかったので良かった。
乳首を交換して兄弟3人使用した。ガラス製で清潔だし、持ち運びはしなかったので重さなども特に気にならない。洗いやすさがとても良かった。
小さい瓶で洗いやすく持ち運びも楽だった。瓶タイプなので、少し重さを感じた。
母乳を出来る限り与えたい為、乳頭混乱を防げる。これ以外は考えられないくらい、イチオシの商品である。
先輩ママの口コミあり!その他の人気商品5選
続いて、先輩ママに人気の哺乳瓶5商品を、口コミとともにご紹介します。
「チュチュ」スリムタイプ哺乳びん
【ガラス製・プラスチック製】※画像はプラスチック製です
赤ちゃんの月齢問わず乳首はワンサイズで、長く使える哺乳びんです。
赤ちゃんが乳首をくわえる力と吸う力で乳孔の大きさが変わる「スーパークロスカット」のため、ワンサイズでも安心。
ボトルはスリムタイプで、持ちやすいのも特徴です。
月齢毎に乳首の付け替えをしなくて済んだ。
小さめに生まれたためミルク併用が必須だったので、哺乳瓶には助けられました。使いやすさ、洗いやすさ、丈夫さは、どれも満点でした。
プラスチックを選んだのですが、それほど傷もつかず、洗ったり電子レンジでの消毒もしやすくて良かったです。
「コンビ」テテオ 授乳のお手本哺乳瓶
【ガラス製・プラスチック製】※画像はプラスチック製
赤ちゃんが飲むペースに合わせて、流量を4段階調整できる哺乳びんです。
口径が広く、赤ちゃんのお口が自然と大きく開けられるのが特徴。
自然にくわえやすいデザインで密着性も高いため、哺乳びんが苦手な赤ちゃんにもおすすめです。
ガラスでできているので、傷つくことがなくそこから雑菌が繁殖したりしない点が安心できた。
複数メーカーの瓶をローテしていて、私はこれが一番使いやすかった。
飲み口がしっかりしていて安定感がある。
「チュチュベビー」広口タイプ 哺乳びん
【ガラス製・プラスチック製】※画像はガラス製です
新生児から卒入までワンサイズで使える乳首を採用した、サイズアップ不要の哺乳びんです。
ママのおっぱいの形を手本に作られた乳首は広口で先端がフラットで、つぶれにくく飲みやすいのが特徴。
赤ちゃんの吸う力に応じてミルクの流量が変わるスーパークロスカットを採用しているため、万が一哺乳びんが倒れても中身がこぼれず安心です。
日本製なので安心。
乳首の種類が月齢に左右されないのがいい。
乳首を月齢によって変えなくていいのは楽だった。
「ドクターベッタ」ブレインシリーズ
【ガラス製・プラスチック製】※画像はガラス製です
理想的な授乳姿勢を実現するために研究・考案された、日本製の哺乳びんです。
ほかの哺乳びんとの大きな違いは、その形。湾曲のあるスリム型は、手にフィットしやすく持ちやすいのが特徴。
頭を寝かせずママのおっぱいを飲む姿勢で飲めるので、「耳に流れ込む」「誤嚥」「空気を飲む」といったトラブルが起こりにくく安心です。
見た目が可愛く、疲れて塞ぎがちな自分の気持ちを上げることもできた。他の哺乳瓶に比べて、空気を飲む量が少ないように感じた。
デザインがよかった。
帝王切開で小さい子だったためか最初もう一つ買っていた哺乳瓶が使えず、ドクターベッタの哺乳瓶なら飲み始めて買っていてよかったと思った。
「ヌーク」プレミアムチョイスほ乳びん
【ガラス製・プラスチック製】※画像はガラス製です
おっぱいと同じ口の形と運動で飲める哺乳びんです。
母乳とミルクの混合や完全母乳の赤ちゃんでも乳頭混乱が起こりにくいため、哺乳瓶拒否にお悩みの方にもおすすめです。
よく飲んでくれるので咥えやすいのかなと思った。
母の時代から使っているヌークは、使い勝手も飲ませやすさも間違いないです!
蝶々のデザインが可愛くてお気に入りだった。色も落ち着いたカラーでおしゃれ。安くはない。ガラス製だったので重みもあった。
哺乳びんはいつ用意する?
哺乳びんはミルクを飲むときはもちろん、搾乳した母乳を与えるときやお薬を飲む必要があるときなど、使用頻度が高いアイテムです。
そのため、母乳育児・混合を含むミルク育児問わず、出産前から用意しておきたいアイテムでもあります。
とはいえ、哺乳瓶はメーカーによってさまざまなデザイン・サイズ・乳首のタイプがあり、赤ちゃんに合うか否かは実際に使ってみないと分かりません。
出産前の準備では、とりあえず新生児期から使いやすい120~160mlの小さいサイズの哺乳びんを1~2本準備しておくと良いでしょう。
また、事前に哺乳びんの種類やタイプを把握しておき、出産後の入院中に赤ちゃんに合った哺乳びんのサイズやタイプなどを助産師に相談。退院に合わせてネット購入するのもおすすめですよ。
哺乳びんはいつまで使う?
哺乳びんの使用時期について明確な基準はありませんが、一般的に卒乳を目途に哺乳びんも卒業と考えて良いでしょう。
卒乳の目安は、「1日3回の離乳食をしっかりと食べられている」こと。個人差はあるものの、おおむね1歳6ヶ月が目安になります。
また、哺乳びん以外の方法で水分が取れることは絶対条件です。哺乳びん以外の方法で水分が取れるようになるまで、哺乳びんを使って水分を与えてくださいね。
まとめ
哺乳びんは大きく「ガラス製」と「プラスチック製」の2タイプに分かれます。どちらにもメリット・デメリットがありますので、それぞれの特徴を考慮しつつ生活スタイルに合ったタイプを使いましょう。
また、同じメーカーでもボトルサイズが異なるタイプを複数取り扱っていますので、赤ちゃんの月齢や哺乳量に合わせて最適なタイプを選んでくださいね。