サブスクで届くおもちゃの多くは新品ではなく他の家庭で使われた中古品です。そのため、どうしても経年使用による小傷や色落ち、使用感（多少のスレなど）が見られる場合はあります。しかし、それらは通常の遊びで生じる見た目上の消耗に過ぎず、汚れや衛生面の問題とは切り離して考えるべきでしょう。清掃・消毒自体はどのサービスもきちんと実施しており、衛生的に問題のある状態で届くケースは極めてまれです。
では具体的に、主要なおもちゃサブスク各社がどのような洗浄方法や衛生対策を行っているのか、また利用者から衛生面についてどのような口コミが寄せられているのかをチェックしていきましょう。不安な点を一つ一つ解消して、安心しておもちゃのサブスクを利用できるよう情報を整理します！
「サブスクのおもちゃは汚い」はウソ！衛生管理は徹底されている
まず強調しておきたいのは、大手おもちゃサブスク各社は衛生管理を徹底しているということです。レンタル品とはいえ、小さな子どもが手にし口に入れる可能性があるものですから、各サービスとも消毒・清掃体制には最新の注意を払っています。
各社ともおもちゃの素材や種類に応じた最適な洗浄・消毒方法を採用しています。例えば消毒用アルコールや次亜塩素酸水（いわゆる次亜塩素酸系の除菌剤）を用いた拭き取り、高温のスチーム（スチームクリーナー）による殺菌、水洗いや中性洗剤での手洗い、さらには紫外線ライトによる汚れチェックなど、考えうる手段を駆使して清潔さを保っているのです。また、清掃後は一つ一つのおもちゃを個包装し、密封してから発送する会社がほとんどです。このため輸送中にホコリや汚れが付く心配もありません。
実際、保育士や医療従事者など衛生に厳しいプロも「おもちゃサブスクの衛生面は信頼できる」と太鼓判を押しています。特に木製のおもちゃなどは子どもが舐めたり噛んだりしがちですが、「届いた木のおもちゃにヨダレのシミや歯形がまったくなく驚いた」といった声もあるほどです。つまり適切に消毒・乾燥されていれば、前の利用者が舐めた痕跡すら残らないということですね。
ただ、「ちょっとこれは…」と感じるおもちゃが届いてしまった場合には、我慢せずすぐに運営に連絡しましょう。各社とも誠実に対応してくれます。また、大半のサービスでは通常の遊びで付くレベルの汚れや傷であれば弁償不要としており、「思いきり遊ばせてあげてください」というスタンスです。では、具体的に各サービスの衛生対策を見ていきます。
清潔かチェック！おもちゃのサブスクの洗浄方法と利用者の口コミ
ここからは、主要なおもちゃレンタルサービス各社の洗浄・消毒方法と、衛生面に関する利用者の口コミをサービスごとに紹介します。会社ごとにクリーニングのやり方に特徴がありますが、いずれも「汚いおもちゃを送らない」ための工夫を凝らしていることが分かります。実際に利用した方々の声も交えながら、衛生面への取り組みをチェックしてみましょう。
トイサブ
業界最大手のトイサブ！は、利用者数No.1ならではの豊富な経験を活かし、おもちゃの種類別に適切な消毒方法を採用しています。スタッフも元保育士・元介護職など衛生管理に慣れた人材が清掃を担当し、社内で衛生管理の専門研修を行うなど体制が整っています。食品衛生の基準であるHACCPに関する研修も導入し、おもちゃの衛生レベルが調理器具と同等になるよう努めています。
洗浄・消毒方法の例：
- プラスチック製おもちゃ – 電解水（強アルカリ性の水）で汚れを浮かせて除去し、消毒用アルコールや次亜塩素酸が主成分の除菌剤をクロスに含ませ拭き上げ。77～78度の高濃度アルコールを使用し、しっかり殺菌しています。
- 木製おもちゃ – 食品の除菌にも使われる安全性の高い次亜塩素酸水（商品名プロトクリン等）で丁寧に消毒。木の風合いや塗装を損なわない範囲で除菌します。
- 布製おもちゃ（ぬいぐるみ等） – ベビー用の無添加石鹸で手洗いし、十分に乾燥。水洗いが難しい構造のものはアルコール消毒シートで拭き取り清掃。また一部大型の布おもちゃは専門のクリーニング業者に委託して丸洗いしています。
こうした徹底ぶりで、サービス開始以来7年以上・延べ100万点以上のおもちゃを提供してきて衛生に起因する事故はゼロという実績を誇ります。ただ2023年7月に、一部ユーザーから「おもちゃの清掃不備」の指摘があり、トイサブ運営元の会社が公式に謝罪するとともに清掃体制の更なる強化策を発表する一幕がありました。この件は非常に稀なケースですが、逆に言えば問題が起きた際に迅速に情報開示し改善に努めている姿勢の表れとも言えます。
利用者の口コミ
- 「届いたおもちゃは全てきれいで衛生面は好印象でした。レンタルなので多少の色ハゲはあったものの、汚いと感じるものは一つもなし！ しっかり洗浄・消毒されているので安心して遊ばせられます。」
- 「木製の積み木や布のおもちゃなど、中古とは思えない清潔さでした。口に入れてしまう月齢でも安心です。実際、よだれべちょべちょ期の子に木のおもちゃが届きましたが、ヨダレ染みや噛み跡が全くなく驚きました。」
- 「ネット上では“壊れたおもちゃが届いた”という声もあり少し心配でしたが、我が家に届いたものは問題なし。万一壊れていた場合も交換対応してもらえると案内があったので、メンテナンス面のフォローもきちんとしている印象です。」
Cha Cha Cha（チャチャチャ）
初月1円キャンペーンなどで人気急上昇中のCha Cha Cha（チャチャチャ）も、衛生管理に力を入れています。おもちゃを一つ一つ個別のビニール袋に入れて密封した状態で発送するため、梱包がとても丁寧で清潔感があると評判です。公式サイトでは実際の清掃作業の様子を動画公開しており、利用者が安心できる工夫をしています。
洗浄・消毒方法の例：
- プラスチック製おもちゃ – 電解水や真水で丸洗いして汚れを落とした後、業務用の高温スチームを使っておもちゃ全体を熱処理消毒。その後さらにアルコール消毒液で拭き上げ、しっかり乾燥させます。
- 木製おもちゃ – 高温スチームで隅々まで殺菌・乾燥。さらに細かい部分は次亜塩素酸水を用いて拭き取り消毒しています。
- 布製おもちゃ – ベビー用の無香料せっけんで手洗い洗濯＆自然乾燥。ぬいぐるみ等もできる限り清潔にしています。
Cha Cha Chaではおもちゃの検品後に素材に合わせた清掃・消毒を必ず行い、清掃後は速やかに密封梱包することでホコリの付着も防いでいます。プラン更新時の定時交換は送料無料ですが、定時交換を待たずに一部のおもちゃだけを交換したい場合（サイクル交換）は、送料を自己負担することで対応可能です。「汚したり壊した場合も弁償不要」と明言されているので、思いきり遊ばせられる安心感もあります。
利用者の口コミ
- 「他社と比較しても梱包がとても丁寧でした。ひとつひとつのパーツまで小袋に分けられ密封されていて、開封時に清潔な印象を受けました。」
- 「衛生面が気になって細かくチェックしましたが、よーく見ても汚れなどありませんでした。多少“使用感”はあるものの、本当に綺麗なおもちゃばかりで安心しました。」
- 「おもちゃに少し汚れがあって気になったという口コミも見かけました。徹底清掃しているようですが、レンタル品なのでそういうことも稀にはあるかもしれません。ただ、私が利用した時には届いたおもちゃすべてピカピカで問題なかったです。」
サークルトイズ
サークルトイズは他社とは一線を画し、室内用の大型遊具（すべり台、ジャングルジム、ブランコ、トランポリン、電動乗用カー等）に特化したレンタルサービスです。大きなおもちゃが中心ですが、子どもが安心して遊べるよう安全面と衛生面のメンテナンスを入念に実施しています。
洗浄・消毒方法の例：
- 大型遊具全般 – 天然成分の洗浄液を使用し、スタッフが遊具の隅々までクリーニング。子どもが万一舐めてしまっても害がない植物由来成分の洗剤で洗っているため、安全性に配慮されています。
大振りなおもちゃはパーツのすき間などを子どもが噛んでしまう可能性もありますが、サークルトイズでは口に入っても安心な洗浄液を使っているとのことで安心です。また通常の使用で付いた多少の傷や汚れなら弁償不要としており、利用者に負担がかからない柔軟な対応も好評です。
利用者の口コミ
- 「大きなすべり台などを借りましたが、きちんと清掃・消毒されている印象でした。子どもが舐めても大丈夫な洗剤を使っていると公式で説明があり、安心して遊ばせられました。」
- 「レンタル品なので多少の使用感は覚悟していましたが、届いた遊具は目立つ汚れもなくきれいでした。大型遊具を自宅で洗浄するのは大変なので、しっかりクリーニングしてもらえて助かります。」
- 「うちは兄弟で遊具を思い切り使っていますが、ちょっとした傷では請求されないと聞いて安心しました。クリーニング済み&破損汚れにも寛容で、リピートしやすいサービスだと思います。」
おもちゃのサブスク
社名そのものズバリの「おもちゃのサブスク」は、2021年7月に開始した比較的新しいサービスです。他社と比べて独自のアプローチがあり、特に「口に入れても安全」な洗浄にこだわっているのが特徴です。さらに毎回中古の絵本を2冊プレゼントするユニークな特典もありますが、その絵本も含め衛生的に管理されています。
洗浄・消毒方法の例：
- プラスチック製おもちゃ – アルコール消毒シートと専用洗浄クロスを使い、汚れを拭き取りピカピカに磨き上げ。
- 木製おもちゃ – 香料なしで子どもが口に入れても安全な無香料石けんやアルコールで拭き掃除。木の質感を損なわないよう配慮。
- 布製おもちゃ – 無香料で口に入れても安心な石けんで優しく手洗いし、十分に乾燥させる。
特筆すべきは、こちらのサービスでは植物油由来成分の濃縮自然派洗剤を使っておもちゃを洗浄している点です。化学的な薬剤ではなくナチュラル志向の洗剤＋クロス磨きで清潔にしているため、「子どもが舐めても大丈夫」という安全性が魅力です。またおもちゃごとに最大レンタル回数（寿命）を設定しており、一定回数以上使われたものはレンタル品から除外しているとのこと。提供レベルに達しなくなったおもちゃは児童養護施設や障がい者施設、海外の日本人コミュニティなどに寄贈しており、品質維持と社会貢献を両立した運営方針です。
利用者の口コミ
- 「届くおもちゃはどれも赤ちゃんが舐めても安全な洗剤で洗われていると知り、神経質な私でも安心して利用できました。実際、ベタつきや嫌な匂いもなく清潔でした。」
- 「このサービスは中古の絵本をおまけで付けてくれるのですが、その絵本も汚れほぼ無しで綺麗なものばかりですし、個別にきれいに包装もされています。おもちゃだけでなく絵本まで清潔だと信頼できますね。」
- 「利用開始からしばらく経ちますが、おもちゃの質も清掃状態も良好です。古くなったおもちゃはきちんと入れ替えているようで、ボロボロの物が届いたことは一度もありません。」
And TOYBOX（アンドトイボックス）
And TOYBOX（アンドトイボックス）は衛生管理の徹底度が業界内でも特に高いことで知られています。注目すべきポイントは、グループ会社の調剤薬局が消毒・洗浄工程を監修していることです。医薬品の専門家が関与しているだけあって、感染症対策に即した専門性の高い除菌を行っており安心感があります。
洗浄・消毒方法の例：
- プラスチック・木製おもちゃ – アルコール系または次亜塩素酸系の除菌剤を素材ごとに使い分けて洗浄。ノロウイルスやインフルエンザウイルスにも効果がある薬剤を中心に、最適な方法で除菌しています。
- 布製おもちゃ – クリーニング専門業者に委託して洗浄・除菌・乾燥まで実施。プロの手でしっかり丸洗いし、清潔な状態にしています。
またAnd TOYBOXでは、作業場における衛生対策としてスタッフの手洗い・うがい、マスクと手袋の着用を徹底し、感染症が流行する時期にはスタッフの在宅勤務を増やすなど環境面にも配慮しています。社内でのダブルチェック体制も敷かれており、「掃除済み」とするだけでなく複数の目で清掃品質を確認してから発送しているため、品質のばらつきが少ないといいます。
利用者の口コミ
- 「薬剤師さんが除菌工程を監修していると聞いて衛生面の不安が一気に解消しました。届いたおもちゃももちろん清潔そのもので、どれも安心して使えています。」
- 「アルコールや次亜塩素酸で素材に合わせて消毒しているそうで、コロナ禍でも不安なく利用できました。布絵本が入っていたことがありますが、シミやホコリ一つなくフカフカでちょっと感動しました。」
- 「And TOYBOXは清掃後のチェックが丁寧という口コミを読みましたが、その通りですね。おもちゃの隙間に前の子のゴミが残っているなんてことも皆無で、とても気持ちよく利用できています。」
キッズ・ラボラトリー
キッズ・ラボラトリーも衛生管理に定評のあるサービスです。特に特徴的なのは、清掃後に紫外線ブラックライトを当てて人の目では見えない汚れをチェックしている点です。最後の仕上げにUVライトで確認することで、見落としが無いよう念には念を入れているとのことです。
洗浄・消毒方法の例：
- プラスチック製おもちゃ – 業務用の高温スチームで全体を高温クリーニングした後、十分に乾燥。仕上げに医療や介護現場でも使われる除菌水（プロトクリン・アクア等）を使って細部まで拭き上げ、ツヤが出るほど磨きます。
- 木製おもちゃ – プロトクリン・アクアなどの安全な除菌水で木目に沿って丁寧に拭き掃除。アルコールは使わず木の風合いを保ちつつ殺菌します。
- 布製おもちゃ – 界面活性剤や合成成分を含まない無添加の液体石けんでやさしく手洗い。赤ちゃんが舐めても大丈夫な成分の洗剤を使っています。
さらに最終工程として、人体や素材に無害な紫外線ライトをおもちゃに照射し、汚れ残りがないか確認しています。ここまで徹底してもらえれば、「本当にレンタル？新品じゃないの？」と思うほど清潔に保たれているといえます。万が一サービスに満足できない場合には30日間全額返金保証も付いているため、初めて利用する方も安心でしょう。
利用者の口コミ
- 「潔癖気味の私でも驚くほど、使用済みとは思えないきれいなおもちゃばかりでした。子どもが舐めても平気かな…と不安でしたが、届いた木のおもちゃもよく消毒されていてまったく問題ありませんでした。」
- 「細かいことでもLINEで相談すると丁寧に答えてくれて助かっています。清潔なおもちゃを届けてくれるしサポートも良いので、キッズラボラトリーを選んで良かったです。」
- 「おもちゃはもちろん付属の収納袋までちゃんと清潔でした。高温スチーム＆除菌水で洗って最後に紫外線チェックまでしているそうで、そこまでやるか！と感心しました。衛生面は満点です。」
すくスク
すくスクは比較的料金が安価で利用しやすいサブスクですが、衛生管理には抜かりがありません。日本インストラクター技術協会認定のクリーニングインストラクターや日本生活環境支援協会認定のハウスクリーニングアドバイザー資格を持つスタッフの指導のもと、消毒・手入れ・メンテナンスを行っているのが大きな特徴です。専門知識のあるスタッフが監修しているので安心感があります。
洗浄・消毒方法の例：
- おもちゃ全般 – 紫外線照射装置、高圧スチーム洗浄機器を駆使し、さらに次亜塩素酸水、アルカリ電解水など複数種類の洗浄液を組み合わせて徹底的に洗浄・除菌。おもちゃの材質や汚れ具合に応じてベストな方法でクリーニングします。
いわば、使える技術はすべて投入するといった勢いで清掃しているため、価格が安いからといって衛生面が劣ることは全くありません。専門家監修の洗浄プロセスということで、利用者からも「ちゃんと綺麗な状態で届くからコスパが良い」と好評です。
利用者の口コミ
- 「安いから衛生面が心配…と思っていましたが、杞憂でした。届いたおもちゃはどれもピカピカで消毒臭もなく清潔です。プロが監修したクリーニングとのことで納得のクオリティでした。」
- 「UVに高圧スチームにと、本当に徹底洗浄されているみたいですね。中古感は多少あるものの、汚れが残っていたことは一度もありません。むしろこの価格でここまでしてくれるのがありがたいです。」
- 「子どもの口に入りそうなおもちゃも事前に確認してくれているようで、安心して利用できています。安くても清掃はちゃんとしているので、衛生第一の我が家でも合格点でした。」
biblioteca（ビブリオテーカ）
最後に、biblioteca（ビブリオテーカ）という少し特殊なサービスにも触れておきます。こちらはモンテッソーリ教育用の教具専門のサブスクで、本格的な木製教具をレンタルできるのが特徴です。運営者はモンテッソーリ教育の有資格者でもあり、月齢ごとの発達に合わせた教具とオンライン講座を提供するなど独自色の強いサービスです。
衛生面については、他社とは少し異なり「消毒は行わず、使用による汚れを落とすのみ」というスタンスです。というのも、ビブリオテーカで扱うのはほとんどが木製の高価な教具であるため、アルコールや薬剤による消毒をしない代わりに手入れ（磨き・清掃）中心で対応しているとのことです。木のおもちゃは水やアルコールに弱く、下手に消毒すると劣化や変色の恐れがあります。そこで、汚れを丁寧に拭き取って清潔に保つ一方、強い薬品は使わない方針のようです。
このため、他社のような除菌剤の香りがしたり殺菌成分が残留する心配はありませんが、「消毒されていないのは不安」という方もいるかもしれません。ただ、モンテッソーリ教室などでも木製教具は基本的に拭き掃除で管理されており、それが一般的とも言えます。要は木のおもちゃ特有の管理方法を取っているということですね。
利用者の口コミ
- 「毎回届く教具は丁寧に手入れされていて清潔です。新品同様とはいきませんが、モンテッソーリ教室で見る教具と同じくらいきれいな状態でした。」
- 「アルコール消毒こそしていないそうですが、木製教具はその方が長持ちしますし安心しています。汚れはちゃんと落としてから届けてくれているので、嫌な汚れが残っていたことはありません。」
- 「ビブリオテーカは他より料金が高く入会金も必要なのでハードルは高いです。その分教具の品質管理はしっかりしていますが、もし紛失・破損すると高額な弁償になる場合もあるとのことで、取り扱いには他以上に気を遣っています。」
サブスクで汚いおもちゃが届いたときの対処法
届いたおもちゃに汚れや不備があったら、遠慮せずすぐに問い合わせるのが鉄則です。具体的には以下のような手順をおすすめします。
- 気になる汚れや状態を写真に残す。スマホ等で該当箇所を撮影しておきましょう。証拠があると問い合わせもスムーズです。
- サービス運営会社に連絡する。各社のお問い合わせフォームやメール、電話等で状況を伝えます。最近はLINEで受け付けているところもあります。
- 交換や返金などの対応を依頼する。基本的に明らかな衛生上の問題があれば、代わりのおもちゃと交換対応が取られるはずです。初月保証や返金制度がある会社なら返金をお願いすることもできます。
「ちょっと汚れていた」程度ならともかく、衛生面で不安を感じるレベルなら遠慮なく連絡してOKです。適切な対応（交換・クリーニングやフォロー）をしてもらえますので、決して無理にそのまま使い続けないようにしましょう。万一連絡が遅れると保証期間を過ぎてしまうこともあるため、気付いたら早めの行動が肝心です。
子供がサブスクのおもちゃを汚したときの対処法
サブスクで借りたおもちゃをお子さんが汚してしまった場合の対処についても確認しておきましょう。以下、素材別のお手入れ方法から返却時の注意点、さらに困ったときの相談先まで詳しく解説します。
日常的なおもちゃのお手入れ方法
レンタル中のおもちゃも、手元にある間はできるだけ清潔に保ってあげたいものです。子供が口に入れたり触ったりする物ですから、汚れに気付いたらその都度簡単にお手入れしてあげると安心です。素材別に、家庭でできるお手入れ方法のポイントをまとめます。
- プラスチック製のおもちゃ：丈夫な素材なので比較的手入れしやすいです。アルコール不使用の除菌シート（ベビー用おしりふきやおもちゃ用クリーナーなど）で拭くのが手軽で効果的です。ベタつく汚れがある場合は、薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、その後水拭きして洗剤を落としてください。ただし直接スプレーするのはNG。電子部品があるおもちゃは故障の原因になるので、固く絞った布で表面を拭く程度にとどめます。拭いた後は風通しの良い日陰で完全に乾燥させましょう。
- 木製のおもちゃ：木は水に弱いため丸洗いや浸け置き厳禁です。汚れが付いたら水で湿らせ固く絞った布で優しく拭き取ります。強いアルコールや塩素系漂白剤は変色や塗装剥がれを起こすことがあるので避けましょう。どうしても除菌したい場合は、食品用アルコールスプレーを布に吹き付けて拭く程度にします。拭き終わったらすぐに乾いた布で水分を拭き取り、直射日光の当たらない風通しの良い場所でしっかり乾燥させます。水分が残るとカビの原因になるので要注意です。
- 布製のおもちゃ（ぬいぐるみ等）：洗えるものは手洗いがおすすめです。ぬるま湯にベビー用の中性洗剤（液体石けん）を溶かし、押し洗いします。汚れがひどい部分は軽く揉み洗いし、洗剤が残らないよう何度かすすぎましょう。柔軟剤を入れたすすぎ水にしばらく浸け込むとふんわり仕上がります。水気をタオルで挟んで吸い取ったら、洗濯ネットに入れて数十秒だけ脱水（長時間は生地を痛めます）し、形を整えて日陰で干します。時間がない時は洗濯機のドライコースでも洗えますが、その際も必ずネット使用＆短時間脱水に留めてください。乾燥機は避け、自然乾燥で完全に乾かします。
- 電子機器の入ったおもちゃ：音の出る絵本や電子玩具は水洗い厳禁です。基本は固く絞った布で拭くだけにしましょう。汚れが酷い時は綿棒などに少量のアルコールを含ませて細かい部分を拭く方法もありますが、自己判断でのクリーニングは故障リスクもあるため無理は禁物です。
日常のお手入れは以上のように「水分は最小限」「洗剤は低刺激なもの」「乾燥をしっかり」がポイントです。特に木製品は水気厳禁、布製品は乾かし切ることを意識してください。軽い汚れなら上記のような方法で十分落とせますし、常に清潔にしておくことでお子さんも気持ちよく遊べます。
返却時はどの程度きれいにすべき？
基本的に大手サブスク会社は「返却時のクリーニングはこちらで行うので、軽い拭き取り程度でOK」というスタンスです。つまり、利用者が完璧に消毒する必要はありません。
とはいえ最低限のマナーとして、以下の点に気を付けておくと親切です。
- 目立つ汚れは拭き取っておく：食べ物のこぼし跡、泥汚れ、ベタつきなどは軽く拭いて落としておきましょう。返却時にそのままだと、運搬中に汚れが固着したり他のものを汚す可能性があります。
- 付着したゴミを除去：おもちゃの隙間に入り込んだ砂やホコリ、ペットの毛などがあれば、ブラシや布で払い落としておきます。特にペットの毛は放置すると他の家庭でアレルゲンになることもあるので、可能な範囲で取り除いてください。
- シールや落書きは残さない：お子さんがおもちゃにシールを貼ったり、うっかりクレヨンで落書きしてしまった場合は、わかる範囲で剥がしたり拭いたりしておきます。シール跡のベタつきはアルコールを含ませた布で拭くと落ちやすいです。
つまり、「借りたときと同じ状態に軽く戻す」イメージです。ただし繰り返しになりますが、無理に完璧にしようとしなくて大丈夫です。例えば木製おもちゃを素人判断で漂白したり、電子玩具を水洗いしたりすると破損の原因になります。それよりは「ある程度綺麗にしたらあとはプロに任せる」でOKです。実際、トイサブなどのFAQでも「簡単に拭き取る程度で返却して構いません」と案内されています。
また、おもちゃと一緒に説明書やプランシート（使用上の注意）が同封されていた場合、そこに清掃方法の指示が書かれていることもあります。「水遊び不可」とか「この部分は外して洗わないで」等の注意があれば遵守しましょう。誤った清掃でおもちゃを壊すと弁償になりかねませんので、指示がある場合は必ずそれに従ってください。
不安ならサブスクに問い合わせよう
不安やトラブルが起きた場合は、自己判断せず早めにサブスク会社に相談するのがおすすめです。各社ともユーザーからの問い合わせには丁寧に対応してくれますし、どうすればいいか指示をもらえます。
特に破損や紛失が発生したときは、黙って返却せず必ず申告しましょう。多くのサービスでは通常の使用による破損・汚損やパーツ紛失は原則弁償不要としています。例えばCha Cha Chaやトイサブでは、「子どもが夢中で遊んで壊してしまった場合でも料金はかかりません」と明言されています。ただし禁止事項として以下のようなケースは弁償対象になることもあります。
- 水濡れNGのおもちゃを水に浸して故障させた場合（例：電池式玩具をお風呂で使って壊した）
- タバコの煙やペットによる汚損（強い臭いが付いた、噛み跡で破損した 等）
- クレヨン・ペンでの落書きやシール貼付による汚損（落としきれない汚れが残った場合）
- 誤った方法での清掃・修理（接着剤で貼り付けて破損、濃い薬剤で色落ちさせた 等）
- おもちゃ本体の紛失（一部サービスでは主要パーツ紛失も該当）
上記のような通常範囲を逸脱した扱いで生じた破損汚れは、「特別清掃・メンテナンス費」や実費弁償が請求される場合があります。例えばトイサブでは禁止行為に該当すると一律500円の特別メンテ費用負担となりますし、他社でもおもちゃ本体丸ごと紛失時はメーカー定価相当額の弁償、といった規定があります。
万一自分で落とせない汚れが付いてしまったら、そのままにせず写真を撮って問い合わせれば指示をもらえますし、多くの場合「そのまま返送いただいて大丈夫です」と言ってもらえるでしょう。
大切なのはトラブルや疑問があれば早めに正直に伝えることです。自己流でなんとかしようとして悪化させる方がリスクです。サブスク会社側は「とことん遊んでほしい」「気軽に相談してほしい」と考えていますから、困ったことは素直に頼ってしまいましょう。そうすれば、弁償になるかも…とビクビクしながら過ごすこともなく、親子で思いきりレンタルおもちゃを楽しめますよ。
以上、おもちゃサブスクの衛生面についてまとめました。結論として、おもちゃのサブスクは汚くありません！ 各社ともプロ意識をもってクリーニングしており、届くおもちゃは清潔そのものです。不安な点があれば事前に公式サイトの衛生管理情報を確認したり、問い合わせで質問するのも良いでしょう。衛生面が理由で利用を迷っていた方も、ぜひ安心しておもちゃのサブスクを試してみてくださいね。子どもたちにとって楽しく、親にとっても清潔で安心なおもちゃレンタル生活を応援します！
