誤解の原因は子どもの「お風呂嫌い」
息子は3歳くらいまでお風呂が嫌いでした。特にシャンプーは大嫌いで、シャンプーハットを被っていても顔が濡れるのが怖かったのか、毎回かなり盛大に大泣きをしていました。
引っ越したばかりで、ご近所さんとはあいさつする程度の間柄でしたが、顔を合わせたときには「いつも子どもが騒がしくてすみません」と声をかけていました。このときの言葉の足りなさが、児童虐待疑惑を生んだ原因だったのではないかと思います。
突然の児童相談所からの訪問にビックリ仰天!
不思議なもので、お風呂は嫌いでもプールは大好き。庭で息子をビニールプールに入れて遊ばせていたときのことです。「こんにちは」と庭先から声をかけられました。あいさつを返しながら見てみると、そこにはにこやかな笑顔を浮かべた中年の男女の姿が……。
「県の福祉事務所から来ました」、「福祉事務所……ですか?」男性の言葉に首をかしげていると、男性は衝撃のひと言を発しました。「はい。児童相談所です」と。
無用の誤解を避けるためにできること
児童相談所の方の説明では、「近所に毎日子どもが泣き叫んでいる家がある」と、いわゆる「虐待の通報」があって訪問されたのだとか。そのときの児童相談所の方がチェックされていたのは「子どもの体にケガやアザがないか」でした。
息子のお風呂嫌いのことを説明し、相談所の方が息子自身とも話をした結果、誤解だとわかっていただけて、ホッとひと安心。こういう誤解による通報もけっこうあるとのお話でした。
誤解が解けて安堵する一方で、ご近所の方に息子が毎日泣く原因を具体的に話しておけば無用な誤解は生まれなかったと、自分の言葉の足りなさを反省するばかりです。
著者:恋瀬たまこ/女性・主婦。1男2女の母。商業簿記、珠算、アマチュア無線技士の資格を持つ。自身の経験をもとに妊娠や出産、子育てに関する記事を執筆中。
イラスト:(c)chicchimama
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
逆に保険福祉の方も訪問されているのを知って安心しました。
赤ちゃんや小さい子供が大泣きする事は普通の事なのですが、このご時世どうしても虐待は切り離せない問題ですからね。