トイレ掃除でゾッとする事件が……
体験者:Bさん(31歳)
ある日のこと。夫が珍しく「トイレ掃除しといたよ〜」と満足げに出てきました。
いつもなら私が担当しているので、「ありがとう!」と声をかけようとした、その瞬間……夫が“完全に手ぶら”で出てきたことに気づいたんです。
嫌な予感がして思わず、「え、もしかして……掃除シート流したの?」と聞いてみると、夫は不思議そうな顔で、「うん?“流せる”って書いてあるんだから流すでしょ?」と、悪びれる様子もなく答えました。
でも我が家が使っているのは、「流せる」といっても状況によっては詰まりの原因になるタイプの“トイレ掃除シート”。
実際のところ、どうなのでしょうか??
“流せる”トイレ掃除シートでも、流しちゃダメ?TOTOの見解は……
たとえ“流せる”と書かれていたとしても、トイレ掃除シートをトイレに流してはいけないのでしょうか?
ライターの三木ちなさんが、株式会社TOTOの見解を紹介してくれました。
結論:流せるペーパー類も、流してはいけないです

お尻拭きやトイレ用の掃除シートには、“水で流せる”と記載のある商品もあります。使ったあとにそのまま流せる便利なアイテムですが、じつはトイレが詰まったり故障したりするおそれがあるんです。
トイレに流せるものは、基本的にトイレットペーパーだけ。トイレに流せる商品であっても、トイレットペーパー同様に水へ溶けなければ、使用するにはリスクがあります。
株式会社TOTOのホームページでも、Q&Aページで「トイレに流せるシート、流せるお尻拭きなどのシートは流してもよいですか?」の質問に対して、以下の回答をしています。
トイレットペーパー以外のものは流してはいけません。 トイレに流せる、とうたわれている紙でも、トイレットペーパーと同等の性能がない場合があり、故障の原因になることがあります。
また、一度に何枚も流すのも避けて……!流水中にうまくほぐれず詰まる可能性がありますので、水に溶けやすい商品であっても1枚ずつ流しましょう。
流せるといっても、どんどん流していいというわけではない!
流せるトイレ掃除シートは「“流せる”と書かれているから当たり前に流せるもの」と思ってしまいがちですが、実はそうではありませんでした。
今回紹介したエピソードのように、家族が知らずに流してしまうこともあるかもしれません。
状況によっては詰まりの原因になる恐れもあるので、ぜひ家族で共有しておきたいですね。
※一部AI生成画像を使用しています。
※本記事は、編集部メンバーや知人が体験した実話です。編集部がヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。