出産後に眠ろうとしたら「寝ないで!」そのワケは
突然ザーッという感覚とともに破水し、驚いて目を覚ましました。少し出た程度ではなく、明らかに大量に出たので、慌てて病院に連絡。両親と夫と一緒に病院へ向かい、そのまま朝には手術を行うことに。陣痛も始まってしまい、初めての出産に緊張と不安で一睡もできず朝を迎えました。
その日は祝日。個人病院でしたが、助産師さんや看護師さんたちが急きょ出勤してくださり、無事に帝王切開が行われました。赤ちゃんの産声を聞いた瞬間、安心してどっと眠気が押し寄せ……。しかし、看護師さんが「赤ちゃんの名前は決まったの?」「何にしたの?」などと話しかけてきて、半分眠りながら答えていると、「寝ないで!血圧が下がってるから!」と声をかけられ、びっくりして目が覚めました。そんなこととは知らず、本当に驚きました。
その後、無事に退院。あのとき、先生や看護師さんたちには本当に感謝しています。
◇ ◇ ◇
帝王切開中は、手術のための麻酔薬・鎮痛薬の影響、出血と輸液による体内の水分バランスの変化、大きくなった子宮が下大静脈を圧迫することによる仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群などが重なり、血圧が不安定になりやすい状態。血圧や心拍数を持続的にモニタリングし、呼びかけへの反応や顔色、冷や汗や気持ち悪さなどの症状の観察が重要です。
今回は危険なサインを見逃さないために「今は意識をはっきり保っていてほしい」という意図で「寝ないで」と声をかけられたと考えられます。びっくりしてしまいますが、ママを守るための声かけだったとわかると、安心できますよね。無事に退院されたとのことで、本当によかったです。
著者:山田まりな/40代 女性・主婦。2人兄弟を育てる母。愛犬のお散歩とドラマ鑑賞が毎日の楽しみ。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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