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看護師「寝ないで!!」出産直後、限界なのに寝かせてくれず⇒理由を知って血の気が引いた…そのワケは

妊娠中、おなかの赤ちゃんが逆子になってしまい、一生懸命に逆子体操をしていましたが、結局戻らず、帝王切開での出産が決まりました。手術日も決まり、里帰り出産だったため、手術の約3週間前の3連休に夫と一緒に実家へ帰省。夫は1泊して翌日帰る予定で、その夜は一緒に休んでいました。ところが夜中……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
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出産後に眠ろうとしたら「寝ないで!」そのワケは

突然ザーッという感覚とともに破水し、驚いて目を覚ましました。少し出た程度ではなく、明らかに大量に出たので、慌てて病院に連絡。両親と夫と一緒に病院へ向かい、そのまま朝には手術を行うことに。陣痛も始まってしまい、初めての出産に緊張と不安で一睡もできず朝を迎えました。

 

 

その日は祝日。個人病院でしたが、助産師さんや看護師さんたちが急きょ出勤してくださり、無事に帝王切開が行われました。赤ちゃんの産声を聞いた瞬間、安心してどっと眠気が押し寄せ……。しかし、看護師さんが「赤ちゃんの名前は決まったの?」「何にしたの?」などと話しかけてきて、半分眠りながら答えていると、「寝ないで!血圧が下がってるから!」と声をかけられ、びっくりして目が覚めました。そんなこととは知らず、本当に驚きました。

 

その後、無事に退院。あのとき、先生や看護師さんたちには本当に感謝しています。

 

◇ ◇ ◇

 

帝王切開中は、手術のための麻酔薬・鎮痛薬の影響、出血と輸液による体内の水分バランスの変化、大きくなった子宮が下大静脈を圧迫することによる仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群などが重なり、血圧が不安定になりやすい状態。血圧や心拍数を持続的にモニタリングし、呼びかけへの反応や顔色、冷や汗や気持ち悪さなどの症状の観察が重要です。

 

今回は危険なサインを見逃さないために「今は意識をはっきり保っていてほしい」という意図で「寝ないで」と声をかけられたと考えられます。びっくりしてしまいますが、ママを守るための声かけだったとわかると、安心できますよね。無事に退院されたとのことで、本当によかったです。
 

著者:山田まりな/40代 女性・主婦。2人兄弟を育てる母。愛犬のお散歩とドラマ鑑賞が毎日の楽しみ。

イラスト:さくら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

 

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