元店員さんによる、王将の人気メニュー再現レシピ!
それが、YouTubeチャンネル『けんまさきっちん』さんが紹介している餃子の王将を再現した「鶏のから揚げ(エンザーキー)」です。
けんまさきっちんさんは、餃子の王将で約10年働いていた元店員さんで、これまで何万食も作ってきたプロ中のプロ。
お店の味に近づけるため何度も研究と試作を重ねた結果、この限りなく本物に近い味にたどり着いた渾身のレシピなんです。
意外かもしれませんが、調味料に水を使うのが仕上がりを左右する大きなポイント。
さっそく挑戦していきましょう!
けんまさきっちんさん「鶏のから揚げ(エンザーキー)」のレシピ

材料(2人分)
・鶏むね肉…400g
・溶き卵…1個
・油(衣用)…大さじ1
・片栗粉…大さじ4ほど
・塩…小さじ1/2
・油(揚げ油)…たっぷり
【A】
・おろしにんにく(チューブ)…小さじ1
・おろし生姜(チューブ)…小さじ1/2
・ごま油…小さじ1
【B】
・甘口醤油…大さじ1
・オイスターソース…小さじ1/2
・鶏ガラの素…小さじ1/2
・おろしにんにく(チューブ)…大さじ1
・おろし生姜(チューブ)…小さじ1
・味の素…5振り
・酒…大さじ1
・水…60ml(大さじ4)くらい
油は今回サラダ油を使用しました。揉み込んで休ませる時間が1時間半以上あるので、時間に余裕を持って作ってくださいね。
作り方①鶏むね肉を切る

鶏むね肉はよく見ると繊維が入っています。その繊維に対して垂直に包丁を入れ、ひと口大(1〜1.5cm幅)に切りましょう。
繊維を断ち切ることで、やわらかくなりますよ。
作り方②香り付けをする

切った鶏むね肉をボウルに入れ、【A】の材料を加えてよく揉み込みます。この工程は香り付けです。
作り方③調味料を揉み込む

別の器で【B】の材料を合わせてタレを作り、鶏むね肉にかけます。

タレの水分が半分ほどになるまで、しっかり揉み込んでください。
動画内に回数の指定はありませんが、筆者は100回ほど揉み込んでみました!これでも十分おいしく仕上がったので、忙しい日はこのくらいでOKだと思います。
このひと手間で仕上がりのジューシーさがグッと変わります!
作り方④冷蔵庫で30分寝かせる

全体に味が行き渡ったらラップをし、冷蔵庫で30分寝かせます。
最初に鶏むね肉に直接ラップをし、さらにその上からにおいが漏れないようボウルにラップをしましょう。
余裕がある方は、半日程度寝かせるとさらに美味しく仕上がるのだそうです!
作り方⑤衣付けをする

寝かせ終わったら、溶き卵1個分と油大さじ1を加えて再度揉み込み、さらに片栗粉を大さじ4ほど入れて衣をまとわせます。
作り方⑥塩を加えて1時間寝かせる

衣がまとまったら、塩小さじ1/2を加えて軽く混ぜます。
再度ラップをして、冷蔵庫で1時間ほど寝かせましょう。寝かせることで衣がなじみ、きれいに揚がるんだそう。
作り方⑦油で2分半揚げる

寝かし終えたら揚げていきます。深めの鍋に油をたっぷり入れて180℃に熱し、2分半揚げましょう。
一度にたくさん入れると油の温度が下がり、ベチャッとなってしまうので、様子を見てください。
作り方⑧余熱で火を通す

いったん取り出し、1分半余熱で火を通します。
作り方⑨2度揚げをする

同じ温度で1分だけ2度揚げしましょう。
作り方⑩最後にもう一度余熱で火を通す

トレーに出し、1分半ほど余熱で仕上げて完成です。
【実食】しっとりやわらか!家庭でこの味が出せるなんて

しっかり揉み込んだからなのか、鶏むね肉とは思えないほどジューシーでしっとり。パサつきどこいった!?とツッコミたくなるほど、鶏むね肉の弱点がきれいに消えていました。
そして味も本格的。ただ濃いわけではなく、しょっぱさもなく、複雑で奥行きのあるお店の味がします。

口の中いっぱいに、にんにくや醤油の香ばしい風味が広がり、ごはんがどんどん進む!おかわり2杯は余裕です。
子どもたちも残さず完食してしまい、夜に帰ってくる夫の分を残しておくつもりが、気付けばお皿はすでに空っぽ。
その日は「特に何も作ってませんでしたけど?」という顔をしつつ、後日こっそりまた作りました(笑)。
動画で紹介されていた“王将らしさUP”のポイント
実は、YouTube動画内では「王将のから揚げといえばこれ!」と塩と山椒をフライパンで軽く炒めた“マジックパウダー” を紹介していました。
仕上げにこのパウダーをつけて食べると、より“王将感”がぐっと高まるとのこと。
レシピの概要欄には材料として記載がなかったため、今回は材料には含めていませんが、「本家の味に近づけたい!」という方は、ぜひこのマジックパウダーも試してみてください。
もう鶏むね肉のから揚げはこれ!

一度作れば「また食べたい!」とリクエストが飛んでくること間違いなしです。おうちで餃子の王将風の味を再現したい人は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
協力/「けんまさきっちん」さん