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「太らないのはオーガニックのおかげよ」徹底した食生活のママ友が入院し主治医が告げた不調の正体

40歳目前になり、ママ友同士の会話も健康や若さを保ちたいという話題が増え、「体に良いこと」を意識する日々。そんな中、誰よりも健康にこだわりを持っていたママ友が、思いがけず入院しました。食べ物に気を配り、サプリメントも欠かさなかった徹底ぶりだったのに、理由を聞いてびっくり。不調の原因は、まさかの「体に良いはず」の習慣だったのです……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師沢岻美奈子先生
沢岻美奈子 女性医療クリニック院長

医療法人社団 沢岻美奈子女性医療クリニック理事長。産婦人科医。 2013年神戸で婦人科クリニックを開業。女性検診や、更年期を中心としたヘルスケア領域が専門。心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代の女性を統合医療による全人的なサポートをおこなっている。
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揚げ物・小麦は口にせず…健康に気を配るママ友

これは、私が30代後半に差し掛かったころの出来事です。40歳が近づくにつれ「健康」や「老い」という言葉が、急に現実味を帯びてきて、ママ友との会話も、気付けば体調不良や更年期の話題が中心。私自身も、若いころのように「ひと晩寝ればすっきり回復」というわけにはいかなくなっていました。食事量は変わらないのに体重は落ちにくく、鏡の前でふと立ち止まることが増えたのもこのころです。

 

ママ友の中でも、ひときわ健康意識の高い存在だったのがAさんでした。「体は食べたものでできている」が口癖で、日ごろから揚げ物はほとんど口にせず、白砂糖や小麦も避ける生活。サプリメントや発酵食品にも詳しく、会話の話題はいつも最新の健康法やアンチエイジングについてでした。

 

話を聞いていて、正直「そこまでしなくても……」と思うこともありましたが、年齢を重ねるにつれ、その徹底ぶりが少しうらやましくも感じるようになっていました。

 

不足分はサプリで補充…すっきり細身体型を維持

Aさんは子どもの食事をすべて手作りし、食材はオーガニックが中心。調味料も自然由来のものを選び、外食はほとんどしないそうです。Aさん自身も食事管理を欠かさず、栄養バランスを意識した生活を続けています。実際、Aさんも子どもも細身で、肌もきれい。その姿を見ていると、「やはり食生活は体に現れるのかもしれないな」と思わずにいられませんでした。

 

Aさんは、会うたびに「太りにくいのは、オーガニックを選んでいるからよ」「不足しがちな栄養は、きちんと選んだサプリメントで補っているの」と、こだわりを熱弁。その話を聞くたびに、なるほどと思わされる一方で、どこか圧倒される自分もいました。

 

実際、Aさんは、とても出産を経験しているとは思えないほどすっきりとした体型。40代以降の健康や美容を考え始めていた私にとって、Aさんの暮らしぶりは、いつの間にか「こんなふうに年齢を重ねられたら」という理想像の一つになっていたのです。

 

 

健康意識の思わぬ顛末…本人はショック隠せず

ところがある日、Aさんが入院したと知り驚きました。ママ友たちの話では、病気ではなく、健康のために毎日摂取していたサプリメントの過剰摂取が原因だそうです。めまいや頭痛が続き、病院を受診したところ、すぐに入院が必要だと判断されたといいます。揚げ物を避けるあまり、結果的にバランスの取れた食事ができていなかったことも、原因の一つでした。

 

体を気づかって続けてきた習慣が、結果的に体へ負担をかけてしまっていたことに、Aさん自身も大きなショックを受けていました。「年齢を重ねると、心や体の小さな変化に敏感になってしまうのよね。体に良いとか、若さを保つとか、健康のためとか言われると、つい惹かれてしまって」と、病床のAさんは力なく苦笑。

 

そして、良かれと思って続けていても、知らないうちに「やりすぎ」になってしまう怖さも実感した、としみじみ話していました。

 

その後、Aさんは治療を終えて退院し、元気を取り戻しました。今ではやりすぎないことを意識し、以前ほどこだわり過ぎず、体がラクに感じられる生活を選んでいるそうです。

 

まとめ

健康や美容のために努力すること自体は、決して悪いことではありません。しかし、Aさんのように「体に良い」という言葉を信じすぎて過剰になると、思わぬリスクを招く場合もあります。

 

今回の出来事から、健康には「頑張りすぎないこと」も大切なのだと気付かされました。これからは、年齢とともに変わる体の声に耳を傾けながら、自分に合ったケアを選んでいくことが大切だと思っています。

 

【沢岻先生からのアドバイス】

「体に良いもの=たくさんとるほど健康になる」という考えは禁物です。サプリメントはあくまで食事の補助。過剰摂取は、かえって体の精密なバランスを崩す原因になります。

 

蓄積リスクのある栄養素に注意

ビタミンA・D・E・K(脂溶性)や、鉄・亜鉛などのミネラルは、体内に蓄積されやすい性質があります。とりすぎると、頭痛、吐き気、さらには肝機能障害などの「過剰症」を引き起こすリスクがあります。

 

「排除しすぎ」の弊害

特定の食品(油や小麦など)を極端に避けると、必要な栄養まで不足しがちです。その穴をサプリだけで埋めようとすると、摂取経路が偏り、内臓への負担が集中してしまいます。

 

サプリを常用する際は、パッケージの「耐容上限量」を必ず確認しましょう。「頑張りすぎない、偏りすぎない」ことが、40代からの健やかさを守る基本です。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)

著者:高田はなえ/30代女性。2歳年上の夫と2022年生まれの男の子と3人暮らし。専業主婦だったが、中古で一戸建てを購入したためパート勤務を始めた。出産後から気になりだした体の老化を防ぎたいと日々試行錯誤中。

イラスト:さくら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)

 

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