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【2019冬】ボーナス出る人必見!家計のプラスになる貯金以外の使い道

ファイナンシャルプランナーの大野先生が、2019年冬のボーナスの貯金以外の使い道についてお話ししています。プレミアム付商品券や積立など今後に役立つものの購入費用に充てること、ローンの返却などを教えてくれました!

この記事の監修者
監修者プロファイル

ファイナンシャルプランナー大野高志

1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計 代表取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
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ボーナスのイメージ

 

あと1カ月ほどで、会社や公官庁、医療機関・教育機関などで勤務している方の多くに、ボーナスが支給される時期となりました。ボーナスの使い道は貯金する方も少なくないと思いますが、より有効な使い道がある場合もあります。

 

使い道の決まっていない人や預貯金以外の方法で家計にプラスにしたいと思う人へ向けて、使い方を3つお伝えしたいと思います。

 

プレミアム付商品券や積立など今後に役立つものの購入費用に

毎月の家計では出しにくい積立や得する物へのまとまった費用の支出に活用するのも有効な使い道です。今年は、2017(平成28)年4月2日から2019(令和元)年9月30日の間に生まれた子がいる世帯には、お住まいの自治体からプレミアム付商品券の購入引換券が届いていると思います。

 

1冊5千円分の商品券を4千円で、最大5冊まで購入できます。割引率が20%と消費増税分の2%より大きくなっていますので、購入をされていない方は、ボーナスが支給されてからでも購入することを検討してみましょう。なお、使用期限が2020年2月末または3月末に設定強いている自治体がほとんどですので、使用期限には注意をして購入・使用をしてください。プレミアム付商品券の詳細や注意点は、下記のリンクを確認ください。

 

また、大きな買い物をする際は、クレジットカードや電子マネー等を利用するとキャッシュレスポイント還元の対象となる店舗もありますので、お買いもの前に予め確認すると良いでしょう。使い道の決まっていない方は、積立をはじめることも検討してみましょう。預貯金以外の積立の主なものとしては、旅行代理店や百貨店の積み立て、ネット銀行等での外貨預金、ネット証券やカード会社等で購入できる投資信託や貴金属積立などがあります。理解の難しいものや自分で手続きできないものは避けるようにしましょう。
 

また、一時的な支出にはなりますが、将来節約できる可能性があるものとして、消費電力を抑えた家電(エアコンや冷蔵庫、LED等の照明器具)、スマホ端末代金や違約金等は発生しますが将来の通信費を下げられる格安スマホ(MVNO)、返礼品が期待できるふるさと納税などの将来のプラスになる使い方も合わせて考えてみると良いでしょう。

 

借りているお金は返済しましょう

毎年お伝えしている内容ですが、住宅ローンや自動車ローン、クレジットやキャッシング等の借りているお金がある場合は貯金より返済を優先させると良いでしょう。返済期日がしばらく先のものであれば繰り上げ返済も検討しましょう。繰り上げ返済をすると、将来払う必要がある利息を削減することができます。


一例として、5年前に2000万円・35年間・固定金利1.29%(フラット35・2014年12月の最低金利)の住宅ローンを借りた人がボーナスで15万円を繰り上げ返済すると、将来払わないといけない利息を約6.2万円削減することができます。2019年12月現在の普通預金金利(0.001%)に15万円を預けて6.2万円の利息を得ようとすると約4万年掛かることから比べると効果の大きさが分かると思います。
 

なお、住宅ローンだけでなく、自動車ローン、クレジット、キャッシング、奨学金などの利息の掛かるものであれば、借入金利の高いものを優先させると支払削減の効果が大きくなりますが、繰り上げ返済がそもそもできない契約もあるので、返済前に繰り上げ返済できるかの確認をしましょう。
 

また、それ以外の注意点としては、①手数料が掛かるかどうか、②繰り上げ返済をした後に別の借入をしないで済むかどうか、を確認するようにしましょう。手数料が高い場合や繰り上げ返済をした後で別の借入をする場合は利息を減らす効果が薄れてしまいます。
家計のバランスと照らし合わせて、貯金をするより借入を返済した方が将来プラスになるようでしたら、選択肢の一つとして考えてみてください。

 

月払いのものを年払いにしましょう

毎月支払うものを半年分や1年分まとめて払うことによって割引を受けられるものがありますが、これをボーナスで支払うと家計のプラスになります。
 

例えば、NHK受信料は地上契約(BSなし)の場合、月払(口座振替・クレジット)は1,260円(年間15,120円)ですが、年払(口座振替・クレジット)は13,990円と1,130円・7.61%安くなります。地上・BS契約も割引率は同様です。
 

また、自営業者等が加入している国民年金の保険料は、令和元年度で現金・毎月払は16,410円(年間196,920円)に対し、1年前納は193,420円と3,500円・1.8%安くなります。納付書は4月に発送されますので、それまで忘れないようにしましょう。また、2年前納や口座振替にすると割引率が上がりますので、希望の際は年金事務所まで問い合わせをしてください。
 

その他、ご家庭で加入されている生命保険(死亡保険・学資保険・医療保険等)や損害保険(火災保険・自動車保険等)も保険商品や保険会社によって異なりますが、半年払いや1年払いをすることによって月払より0.5%~5%程度安くなることがあります。変更できる時期は、契約加入月または更新月となりますので、詳細は保険会社等の担当者に確認しましょう。Amazonプライム会費も月額500円(年6000円)も年会費4,900円にすると1,100円(18.3%)の割引となります。身の回りに年払いと月払いの差額があるものは、ボーナスを機に無理のない範囲で年払いができないか検討すると良いでしょう。
 

いずれにしても、このボーナスで半年払いや1年払いにしてしまえば、次回の支払いは半年後または1年後なので毎月支払う分を貯めておくことで、次回の支払いに回せますのでこの割引が継続できます。そのためにボーナスの使い道を低金利の預貯金に振り分けるより家計にプラスになるでしょう。


 

上記の3つの内容のすべてが皆さんにとって活用できるものではないかもしれませんが、ひとつでもできること、できそうなものがありましたら、検討・実行をされて家計のプラスにしていただければと思います。
 

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