豆をのどに詰まらせる事故に要注意!
地域にもよりますが、節分の豆まきには「節分豆」として売られている大豆を使うのが一般的です。この節分豆を部屋や玄関などにまくわけですが、乳幼児がいる家庭では注意しなければいけないことがあります。それは、豆をのどに詰まらせる事故です。
乳幼児に硬い豆やナッツ類等を食べさせるのは実はとても危険で、消費者庁が「5歳以下の子どもには食べさせないで」と注意を呼びかけるほど。窒息の危険性があるのはもちろんのこと、豆やピーナッツなどの小さな破片が気道に入ってしまうと、気管支炎や肺炎などを起こすケースもあります。いずれも最悪の場合は死に至ることも。
節分といえば年の数だけ豆を食べるのがしきたりですが、5歳以下の小さな子どもに食べさせるのはNGです。さらに、部屋にまいた豆を赤ちゃんが拾って飲み込んでしまわないように、赤ちゃんがいる部屋では豆を投げない、落ちた豆はしっかりと後片づけをするなど、豆の扱いには注意しましょう。
※2018年に消費者庁が公表した資料において、「豆やナッツ類は、3歳頃までは食べさせないようにしましょう!」と注意喚起されていましたが、2021年に公表された資料では「硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないで」と年齢を引き上げて注意喚起されています。
参考:消費者庁「食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!―気管支炎や肺炎を起こすおそれも、硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないで―」
赤ちゃんがいる家庭では「豆まき」をどうやって楽しむ?
では、赤ちゃんのいる家庭ではどうやって豆まきを楽しんでいるのでしょうか? 先輩ママたちに聞いてみました。
「小分けにした節分豆を袋ごと投げました。もちろん投げたあとはすぐに回収。お掃除もラクでよかったです」
「赤ちゃんにも節分の雰囲気を体験させてあげたかったので、豆の代わりに『たまごボーロ』を投げました。鬼の格好をしたパパを見て大泣きしてしまったので、投げるどころじゃありませんでしたが(笑)」
「私の育ったところでは、真っ暗な部屋でお菓子をまいて、それを子どもたちが拾う風習があるので、子どもが小さいうちは、わが家でもお菓子をまいていました。子どもたちも『普通の節分より楽しい』と喜んでいました」
子どもが小さいうちは豆まきを控えて、代わりにお菓子を使ったという声が多かったです。普通の豆まきは6歳を過ぎてからでも遅くないので、小さいうちは子どもの安全を第一に考えてあげたいですね。家族みんなで節分を楽しめますように!