え!? おめでとうじゃなくて……?
なんと、義母から「出生前診断は受けたの?」との返答が! おめでとうと言ってもらえると思っていた私は、とてもショックでした。
出生前診断については、妊娠初期のころに夫と相談して受けないことに決めていたので、義母にはそのことを伝えましたが、翌日から毎日、義父母から夫に出生前診断を受けるようにと連絡がありました。しまいには、実母にまで……! もうノイローゼになるかと思いました。
不安だった結果が出るまでの1週間
仕方なく、クアトロ検査(妊婦さんから採血した血液中の成分を測定して、赤ちゃんがダウン症候群、18トリソミー、開放性神経管奇形である確率を算出するスクリーニング検査)を受けることにしました。
しかし、私がお産する病院ではクアトロ検査の取り扱いがなく、むしろ「なんで受けるの?」と聞かれ、助産師さんと話していたら涙が止まらなくなり、泣いてしまいました。
それでも、義母からの連絡は続き、出生前診断ができる病院を探しました。当時は仕事もしていた中、出生前診断が受けられる週数は決まっていて、予約も必要であるため、本当にスケジュールがタイトでした。
クアトロ検査の結果が出るまでの約1週間、不安で不安で仕方なかったです。しかも、血液検査、超音波検査合わせて8万円もの費用がかかりましたが、義両親からの援助はなく……。受診のとき、夫がわざわざ休みをとって病院に付き添ってくれたことだけが救いでした。
孫フィーバーに急変!
診断結果が安心できるものだったので、ホッとして義母へ連絡したところ、手のひらを返したように孫フィーバーに急変しました。
超音波の画像をみて、「どっちに似てるかなー。名前決めていい?」と……。また、私は里帰りはせずに、実母に1カ月通ってもらいお世話をお願いすることになっていたのですが、週1で義母もお世話したいと言い出し、産後くらいゆっくりさせてほしかった私は困惑しました。
今では、義母との距離もようやくわかるようになってきました。そして、夫に義母との架け橋になってもらうことが、重要だと改めて実感しました。
※出生前診断によってすべての先天異常がわかるわけではありません。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:小池佳子/30代女性・会社員。32歳で結婚。33歳初産。バリバリの営業職。夫は年下の草食系男子。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています