基本は「触られていい物」しか置かない
ベビースペースを作るとき、必要な物は「いずれ触る」ことを想定して購入しました。お世話セットを入れるカゴもそのうちの1つで、ケガをしない柔らかい物を選びました。1歳のころには息子がおもちゃ入れとしても使っており、倒れ込んでも痛がることはなく、使い道もひとつではないので重宝しています。
また、赤ちゃんが成長したときに移動させなければならない物がないように、家全体で収納を見直して、必要な物以外は徹底してベビースペースに置かないことにしました。
子どもの行動にあわせて対策グッズを購入
第1子で成長の見通しが漠然としか立たなかったため、様子を見ながら必要な物を購入しました。つかまり立ちが始まってからは家具の角をガードし、戸棚を開け始めたら戸棚ガードを購入しました。
しかし、息子は慎重派でゆっくり動くため、あまり効果的な場面がない状況が続いています。幸いながら転んだときに頭をガードするクッションも活躍していないので、「子どもの様子を見たうえで事故やケガ対策に本当に必要なものを考えて購入する」ことが不要な出費を防ぐポイントだと思いました。
家具も赤ちゃんのおもちゃになる
息子は生後8カ月ごろ引き出しを開けるようになりました。戸棚や引き出しは開けられないようにしましたが、どうしても開けたそうだったのでひとつだけおもちゃ入れにしてみたところ、自分から物を出し入れして遊ぶようになりました。テレビ台の棚も空けてみると、こちらも本や物を出し入れして遊ぶようになりました。
家具を遊びの一部として使うことで、息子の動きのバリエーションが増え、開けたい欲求も満たせるので一石二鳥な発見でした。
赤ちゃんがストレスなく動ける環境は、ママにとっても心配の種が少なく安心して遊ばせてあげられます。そのためには、触られていい物しか置かないことが理想です。そして今後も、子どもの成長をよく観察しながら必要なグッズを購入していきたいと思います。
著者:歌 啓子
1歳男児の母、転勤族の妻。子育てはフランス流を実践、夫は息子の爪切り以外はすべてこなせる育メン。2018年9月より在宅勤務にて復職し、転居先の地で友達作りに勤しんでいる。