具合の悪い息子がけいれんし始めて……?
下半身をピーンとつっぱらせたけいれんで、白目をむいた状態。尋常ではない息子の様子に慌てて救急車を呼び、自宅から車で30分の総合病院に運び込まれました。救急車が来るまでけいれんの時間を計っていたところ、24分間続きました。
病院では血液検査をしたり、レントゲンを撮ったりしたのですが、発熱もけいれんも「原因不明」。解熱剤や抗けいれん剤の点滴を打ち、やっと症状がおさまりました。
そのまましばらく様子を見て再発しなかったので、夕方自宅に連れて帰りました。
病院に電話したところ、「体温が低いのはとにかく温めるしかない」と電話口で看護師さんに言われ、毛布でくるみ、さらにそのうえから電気毛布をくるんで、温め続けました。熱が上がってきたなと思って毛布から出すと、すぐにまた下がってしまうので、ずっと毛布にくるんでいました。
その後、病院に連れて行って診察を受けたり様子を見たり、6時間くらい病院にいました。息子は泣く元気もなく、ぐったりしたまま。体温が35.5度ほどに戻ってきたときに、やっと泣き始めました。泣いてくれることがこんなにホッとしたことは初めてです。家に帰って翌日36度を超えたころ、全身に発疹が出始めました。再度受診したところ、診断は「突発性発疹症」。発疹は1日半くらいでだんだん消えてきて、本人も元気を取り戻しました。
高熱が続いたときも心配でしたが、熱が34度台になったときは「このままだと死んでしまう」と、本当に怖かったのです。子どもが泣くのも聞いていてつらいのですが、「泣く元気もない」という状態がどれだけおそろしいか身をもって知った経験でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※生後3カ月未満で38度以上の発熱がある場合は、ほかの症状の有無に関係なく夜間・休日にかかわらず必ず受診してください。
※生後6カ月以上で発熱のみで活気があれば、様子を見て、自宅で安静にして過ごさせて外出は控えましょう。3日を経過しても熱が下がらない場合は無条件で受診してください。
※41度以上の高熱が出た場合は、無条件で早急に受診してください。
著者:銀鏡あゆみ/女性・ライター。2児の母。生まれ育った町で、自身の父母、祖母、夫、子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材や撮影、執筆をおこなうライター。
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています