こんにちは。離乳食インストラクターの中田 馨です。生後5〜6カ月を目安に開始する離乳食。今日は、離乳食を始める前にママが確認しておくことや用意しておきたいものをご紹介しますね。
離乳食開始の準備は整っている?
いくつか離乳食を開始する目安があるのでチェックしてみましょう。
生後5〜6カ月は過ぎている?
生後5〜6カ月を目安に、そろそろ離乳食開始です。赤ちゃんの発達を見ながら、開始しましょう。
離乳食に興味を持っている
大人が食べている様子をじっと見る、手を出す、よだれが出るなどの様子が赤ちゃんに見られたらそろそろ離乳食開始です。
赤ちゃんの体調がいい
生まれて初めて、赤ちゃんは母乳やミルク以外のものを食べます。下痢・嘔吐をしている、熱がある、機嫌が悪いなど、普段の様子と違うときはやめておきましょうね。赤ちゃんの体調がいいときに開始しましょう。
ママの心の準備はOK?
離乳食が始まると、赤ちゃんの離乳食作りは毎日続きます。ママが楽しい気持ちで「よし! 始めるぞ!」と思えることが大切ですね。
離乳食に使う調理器具を準備!
離乳食に使う調理器具
離乳食ならではの調理器具といえば、「裏ごし器」ではないでしょうか。そのほかは大人と一緒で、包丁、まな板、鍋、すり鉢、おろし金などを使います。調理器具は、大人以上に清潔にします。包丁とまな板など、赤ちゃん用に用意するとより安心です。「洗う」⇒「消毒する」⇒「乾燥させる」この3つが大切ですね。
代用できるものはある?
たとえば裏ごし器ですが、離乳食で使うのはたった2カ月ほどです。離乳食のあとのことを考えて、お菓子作りに使う裏ごし器を使うママもいますよ。
器、スプーンの選び方
器は底の深いものを選びましょう。ママも離乳食をすくいやすいですし、赤ちゃんがスプーンを使えるようになったときもすくいやすいです。平たいお皿は、手づかみ食べするものに使うといいですね。赤ちゃんが器を落とすこともありますので、器は割れにくいものだと安心です。
スプーンは、直接口に入るものですので、感触を嫌がる赤ちゃんもいます。ベビー用品売り場にはいろいろなスプーンがあって悩んでしまいますよね。いちばん最初は口当たりのいい軟らかい素材がいいですね。
私の娘が1歳ごろの話。小さいガラスの器に入れた離乳食がおいしくて、なくなったら怒って、器を投げたことがあります。器はもちろん割れました。いろいろな食器で離乳食を食べることも、もちろん食事の楽しみです。割れる器を使う場合は、赤ちゃんが割らないように気をつけてあげましょうね。
たくさんポイントを書きましたが、大切なのはママが楽しむこと。初めての離乳食、楽しく始めてくださいね!
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。