幼稚園で娘が年長組さんから教えてもらって覚えたあやとり。めきめきと上達した娘は、あやとりを通して自信を持つようになりました。教わる側だった娘が教える側になり、「見本を見せるから見てて」と言うほどに成長したお話です。
あやとりにはまる娘
年中組になった娘は、年長組さんからあやとりを教えてもらいました。上達が早く、何種類ものあやとりや、2人あやとりの取り方のパターンを覚えるまでになりました。
新しいあやとりを覚えた娘が幼稚園から帰ってくると、「ママ、○○できる? 」と言い、知らないことを伝えると、得意げに「じゃあ見せるから、見ててね」と言って目の前で覚えたてのあやとりを披露してくれます。あやとりがうまくできると「ほら、できたでしょ」と得意満面。家族全員に同じようにあやとりを見せて回ります。
あやとりのお付き合いはちょっと大変
2人あやとりは一通り取り方を覚えると、上から取ったり違う方法を考え、取り方に名前を付けているようで、「○○で取って」と私に言ってきます。娘は自分たちでつけた呼び名で取り方を要求してくるのですが、私はよくわからないので娘に教えてもらっています。
2人あやとりを延々とすることが娘にとっては楽しいようで、ミスをするまで2人あやとりは終わりません。長い間お付き合いする大人のほうはなかなか大変。私や相手をする大人が疲れて断ると、娘はへそを曲げてしまいます。
あやとりを教えてあげる娘
そんな娘に最近変化が。それまでは自分が楽しむことが中心だったのですが「○○ちゃんにゴムの取り方を教えてあげたの」と、同じ年中さんの友達にあやとりを教えてあげた話をするようになりました。まだ4歳の娘ですが、他人に何かを教えることができるようになるまで成長したのかと、私自身うれしく感じました。
昨日も幼稚園へお迎えに行ったとき、お迎えの部屋からなかなか出てきません。気になって様子を見ると、お友達のあやとり練習を手伝ってあげているところでした。
ようやくあやとりを終えた娘が友達と一緒に部屋から出てきたのですが、友達がうれしそうに完成したあやとりを手にはめたまま靴を履き、車に乗って帰っていきました。教えてあげた娘も教わった友達も笑顔。何かのスキルを身につけ、それを伝えることができ、友だちとの新しいかかわり方も生まれ、娘の成長を感じたうれしい出来事でした。
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監修/助産師REIKO
著者:佐藤かな
自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。