<ニッチェ江上さん独占取材#2>コロナ禍の妊娠・出産で学んだことは、人に頼ることの大切さ

カテゴリー│特集  妊娠出産 
2021/04/10 19:25
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江上さん インタビュー2

 

江上敬子さんは、「ニッチェ」というコンビを結成しているお笑い芸人です。現在はバラエティー番組にレギュラー出演するほか、「ニッチェ江上敬子のダンナやせごはん~胃ぶくろをつかむ、嫁ラクレシピ!」「ニッチェ江上敬子ダンナやせごはん~かさ増し!レンチン!缶タン!編」など、料理本の出版もおこなっています。また、2015年9月には一般男性と結婚し、2020年9月5日に第一子を出産しました。

今回は「コロナ禍の妊娠・出産」を経験して1番つらかったことを始め、その中でも新しく発見したことや学んだことについて、お話を伺いました!

 

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感情の起伏が激しくなるのは、「ホルモン様」のせい!

ー妊娠前は特に情緒が不安定になると思います。特にコロナ禍だとなかなか普通の思考回路にはなれなかったのではないでしょうか?

 

江上さん:ビックリしました! 実は、自分は絶対に大丈夫だと思っていたんですよ。基本的に明るいですし、友達もいるから、メンタルでグラッとなることはないと思っていたんです。でも、妊娠中は自分ではない自分になってしまって……。ものすごくマイナス思考になったり、私は母親失格だと思ってしまったり……。今考えたら“なんでそんなことで!? ”と思うんですが、当時はくだらないことで情緒が不安定になり、よく泣いたりしていました。

 

ーそれはどのように乗り越えていましたか?

 

江上さん:とにかく「なんでそうなるのか」という原因を調べていましたね。原因が分かれば解決方法を導き出せるじゃないですか。知ることで安心するというか。なので、どうして妊娠中にメンタルが落ち込むのか、ということをとにかく調べました。また、ブログのコメントでも「私も同じように悩まされました」といった声をたくさんいただのもあり、結局「これはホルモンのせいだ」というゴールにたどり着いたんです。ただ、旦那に突っかかってしまったときも、素直に謝るのが嫌で「これはホルモンのせいだから、ごめんね! 」って言ったりしていましたね(笑)。

 

ー ホルモンのせいで、メンタルが揺れるのは女性特有かもしれないですね。

 

江上さん:そうなんですよ。産後に生理が来るようになると、またホルモン様が騒ぎ出してしまって大変なこともあるんです。でも、生理前のイライラもホルモン様が通り過ぎるまで待とう”と思えるようになったんです。それからはだいぶラクになりました。

 

簡単にできないけど、「人に頼ること」ってすごく大切

ーコロナ禍での妊娠、出産で不安になる人も多いと思うのですが、経験者である江上さんがアドバイスをするなら、どんなことをしたほうが良いと思いますか?

 

江上さん:もし不安なのであれば、コミュニティを最初に作っておくと、安心だと思います。私が1番大変だったのは、遠方に住んでいる両親が手伝いに来られないということ。病院から家に帰って来てから、経験者がいないまま旦那と2人での育児がスタートしたので、困ったときはインターネットで調べることが多かったんです。それでも限界があるときは、周りにいる先輩ママや友達と連絡を取って、どうしても手を貸してほしいというときに手伝いに来てもらったりして、なんとか乗り越えることができたんです。今思い返すとその人たちがいなければ、かなりしんどかったなって思います。

 

ーなかなか人に頼るって勇気がいりますよね。

 

江上さん:そうですね。最初は「こんなこと、頼んでいいのかな」と思うようなこともありました。だって、私が勝手に出産して、それは友達には関係のないことじゃないですか。でも、友達は「頼ってくれたことがうれしかった」と言ってくれたり、「自分の番になったらお願いするね」という言葉をかけてくれたので、すごく私も救われました。

 

ーただ甘えるというのではなく、「自分も何かあったら助けるからね」というのがポイントでしょうか。

 

江上さん:そうなんです。相手に甘えて当然というのでは決してなくて。「何かあったとき、今度は自分が手伝うけれども今は頼らせてほしい」という感じで、持ちつ持たれつな関係性が大切だなぁと思いました。

 

ーきっと、実生活でそれが難しくても、SNSだけでも心は救われますよね。

 

江上さん:本当にそう思います。私はブログを書いていたんですが、そのコメント欄にすごく救われたんです。「同じ時期に出産予定の妊婦です」とか、先輩ママが書き込んでくれると本当の友達のように感じることもあり、勇気づけられたりしましたね。

 

コロナ禍での出産は大変だったけど、大切なことに気付けた

ーこれまでお友達や先輩ママにかけてもらった言葉で、背中を押されたのはどんな言葉でしたか?

 

江上さん:これはよく言われている言葉なんですが、「“育児”は、育てるに児童の児と書くけど、“育自”、育てるに自分の自という意味もあるんだよ」というコメントを頂いたんです。それを見たときに、自分も育てなくちゃいけないんだなってハッとしたんです。私もまだ未熟ですし、子どもがいる生活にすぐに慣れるわけでもないし、すぐに親になれるワケでもないんですよね。そういうことを気付かせてくれた言葉で、胸に刻んでいます。

 

ーすごく素敵な言葉ですね。今回は初めての出産というところに、コロナ禍という状況が重なりましたが、振り返ってみるといかがでしたか?

 

江上さん:今回の妊娠・出産を経て、自分が大人になれたり、人の痛みに気付けるようになったりとか……。困っている人に対しても、今度は自分が手を差し伸べられるんじゃないだろうかとか、そういう風に考えることができるようになりました。また、“何かをしてもらいたい”という気持ちは特にないんですが、自分が何かを人に対してできる人間であれば、常に返ってくるんだなということを実感しましたね。

 

ー今回の妊娠・出産を通して、気付いたことや学んだことがあれば教えてください。

 

江上さん:コロナ禍の妊娠・出産ということで、妊娠中や出産後は友達にたくさん支えてもらったなと思っていて、すごく感謝しています。例えば、相談にのってくれたり、私の体を少しでも休ませるために、わざわざ家に遊びに来て息子の面倒を見てくれるなど、身の回りのことを本当にいろいろと手伝ってくれて。最初は人に頼るってどうなんだろうとか、そんなに簡単に甘えていいのかなとか不安だったのですが、自分が意識していなかっただけで、私は友達とそういう関係性を築けていたんだなぁ……ということに気付かされました。今度は私が同じようなことで困っている人に対して、手を差し伸べていきたいなと思っています。

 

 

「たくさんの人たちに支えられたおかげで、つらい時期を乗り越えることができた」と話していた江上さん。インタビュー中はことあるごとに、感謝の言葉を口にしていたのが印象的でした。さて、次回はつらい時期を乗り越え、変化していった夫婦の関係性についてお話を伺っています。不妊治療やコロナ禍の妊娠・出産など、つらいことも苦しいこともすべて共有してきた夫婦が、「育児」という次なるステップへと進んだとき、関係性がどのように変わっていったのでしょうか。最後のインタビューもぜひチェックしてみてくださいね!

 


PROFILE:江上敬子さん

島根県出身の1984年9月17日生まれ。マセキ芸能社に所属しており、女性お笑いコンビ「ニッチェ」ではボケを担当している。

著者

ライター 吉田可奈


エンタメ系のフリーライターとして活動しているシングルマザー。13歳、10歳の子どもを子育て中。発達障害・知的障害の子どもに関する著書を出版している。


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