記事サムネイル画像

<ニッチェ江上さん独占取材#3>コロナ禍の出産を乗り越え、変化していった夫婦の関係性

去年の9月に待望の第一子を出産した江上敬子さんに、インタビュー取材させていただきました! 一昨日から3日間連続で配信をおこなっています。最終日となる本日は、「妊娠・出産を経て変化した夫婦の関係性」についていろいろとお話を伺いました!

ニッチェ江上さん インタビュー3

 

江上敬子さんは、「ニッチェ」というコンビを結成しているお笑い芸人です。現在はバラエティー番組にレギュラー出演するほか、「ニッチェ江上敬子のダンナやせごはん~胃ぶくろをつかむ、嫁ラクレシピ!」「ニッチェ江上敬子ダンナやせごはん~かさ増し!レンチン!缶タン!編」など、料理本の出版もおこなっています。また、2015年9月には一般男性と結婚し、2020年9月5日に第一子を出産しました。

今回はコロナ禍の妊娠・出産についてや、出産を乗り越えて変化していった夫婦の関係性について、いろいろとお話を伺ってみました!

 

立ち会い出産を考えていたものの、コロナ禍で断念… 

ママと赤ちゃん

画像出典:江上敬子さんのオフィシャルブログより

 

ー昨年9月にお子さんを出産されましたが、コロナ禍での妊娠・出産は不安でいっぱいだったのではないでしょうか?

 

江上さん:そうですね。最初に想像していた出産とはかけ離れたものでした。本当は立ち会い出産も考えていましたし、出産してすぐに私の両親に抱っこしてもらおうと思っていたんです。でも、コロナ禍ということもあり、立ち会い出産はできませんでした。また、妊娠中の健診も1人で行かなくてはならなかったので、赤ちゃんの心音も旦那に聴いてもらうことができず、本当に1人で頑張らなくてはいけないという寂しさもあったんです。でも、まわりの妊婦さんもみんながそうだと思って、なんとか乗り切りました。

 

ーいろいろとバースプランを考えていたのですね。

 

江上さん:はい。とはいえ、ふわっとですけどね。何よりも、これから2人で育児をしていくにあたって、嫁がどれくらい苦しんで出産をするのかを絶対に旦那に見せなくちゃいけないって思っていたんですよ(笑)。

 

ー女性は命がけで出産をおこなうので、ちゃんと最後まで見守って欲しいですよね。

 

江上さん:私の中では、立ち会い出産は外せないなと思っていたので残念でしたね。でも、私が出産した病院は、終始テレビ電話をしながら出産ができたので、そこは親切だなと思いました。結局、帝王切開になってしまったので、途中で切ってしまったんですけど。

 

ー出産したときのパパの反応はいかがでしたか?

 

江上さん:実は、陣痛がきたときはいつもより大げさに苦しんだんですよ。この痛みを伝えなくちゃいけないと言う使命感があって(笑)。それを見た旦那は、あたふたしはじめて「俺はどうすることもできない」「頑張れ!」と焦っていました(笑)。でも、ちゃんと寄り添ってくれたのがわかって、うれしくなりましたね。結局、子どもがまったく降りてこなくて、最終的に帝王切開になったので、あまり臨場感は伝えることができなかったんですが、産後、15分だけ赤ちゃんと旦那の面会が許されたんです。そのときの旦那の手が、緊張でめちゃくちゃ震えていたのですが、それを見た瞬間、“これはこれから一緒に育児をしていくんだから、しっかりさせなくちゃいけない”と思いまして。私が退院するときに旦那が迎えに来てくれたんですけど、そのときにはすでにおむつ替えとミルクをあげるのを実践してもらっていました。

 

子どもに触れるうちに着実に芽生えていったわが子への愛情

ママパパと赤ちゃん

画像出典:江上敬子さんのオフィシャルブログより

 

ー「一緒に育児をする」ということを、第一に優先していたのでしょうか?

 

江上さん:はい。女性はおなかの中に子どもが10カ月間もいるので、自然と母親になれると思うのですが、男性はやっぱりピンと来ない人が多いみたいで。なので、ちゃんと子どもに触れさせることで、「一緒に育てていく」という想いを強く芽生えさせなくちゃいけないのではないかと思いました。

 

ー 実際にその効果はありましたか?

 

江上さん:すごくありました。最初からミルクもおむつ替えもやってもらっていくうちに、父性というか母性が芽生えてきたようで(笑)。結果的に旦那のほうが神経質になってしまったくらいで……(笑)。今では「息子のためにはこうしたほうが良いんじゃない?」と言ってくれるようになりました。

 

ー出産を経験して、どんなことを想いましたか?

 

江上さん:出産って、やはり命懸けの行為だと感じました。産後は母体がすぐに回復するわけではないので、旦那の協力が大切になります。やっぱり育児は2人でやっていくものなんだなぁと改めて思いました。ありがたいことに、うちの旦那は育児に精を出してくれたので本当に助かりましたね。

 

育児が始まると夫婦の関係が「戦友」へと変化

ー子どもが生まれてから、パパはどのように変化しましたか?

 

江上さん:子ども第一になりました。それに、もともとは家事をそんなにやらない人だったんですが、進んで家事をやってくるようになったんです。子どもが生まれると、家事がどうしても増えるんですよ。でも、ちゃんとしたルーティーンができたので、以前よりも家事に対するストレスが減った気がします。

 

ー「ちゃんとしたルーティーン」とは、具体的にどのようなものですか?

 

江上さん:例えば、子どもをお風呂に入れる係と、子どもを受け取ってお肌のケアをして、寝かしつける係を交互に担当しているんです。お風呂に入れていない係は、洗濯担当として子どもの服を子ども用洗剤で洗って干し、大人用を乾燥機にかけて寝るというサイクルを作ったんです。それからはすごくラクになりましたね。そうして1日1日育児をしていくうちに、旦那は戦友のようになっていきました。

 

ー大きな変化があったんですね。江上さんにはどんな変化がありましたか?

 

江上さん:旦那に対して、まったく謝ることができなかった私が、すぐに謝れるようになりました! 以前は喧嘩をしたら絶対折れなかったんですが(笑)、今は子どもが優先だからこそ、意地の張り合いがなくなり、いい関係になった気がします。これから先が長いので、このまま戦友として仲良くしていきたいと思っています。

 

 

コロナ禍だからこそ、より不安な気持ちになったり、思い描いていた出産ができないなど、いろいろと大変な部分があったと思いますが、夫婦2人で手を取り合って協力しながら育児をおこなっているというお話を聞いて、とても素敵だなぁと思いました。一つひとつの質問に対しても、真摯に向き合って話してくれた江上さん。これからもパパと二人三脚でかわいい息子さんの育児を頑張ってくださいね!

 


PROFILE:江上敬子さん

島根県出身の1984年9月17日生まれ。マセキ芸能社に所属しており、女性お笑いコンビ「ニッチェ」ではボケを担当している。

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • 通報
      江上さんの子育てされてる姿が素敵です
    • 通報
      江上さんの髪が爆発しすぎててインパクトがすごくて 本文が頭に入ってこない!笑

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライター吉田可奈

    エンタメ系のフリーライターとして活動しているシングルマザー。13歳、10歳の子どもを子育て中。発達障害・知的障害の子どもに関する著書を出版している。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    特集の新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む